小説
浪人若さま 新見左近 決定版
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甲府藩主の徳川綱豊は次期将軍の座をめぐる争いに巻き込まれるのを嫌い、病と称して藩邸に籠もる体を装いながら、谷中のぼろ屋敷で一人暮らし。浪人新見左近を名乗り、将軍家に伝わる秘剣、葵一刀流で悪を成敗しつつ、自由を謳歌するこの男の前途には、激動の運命が待ち構えていた――。剣戟、恋、人情、そして勧善懲悪。時代小説のど真ん中を行く、最強の傑作王道シリーズ、決定版として、双葉文庫から堂々刊行スタート!
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片腕の剣客に襲われた際に受けた矢の毒により、藩邸で養生することになった左近。いっぽう、中屋の百合から京行きを迫られているお琴は、己のもとを訪れぬ左近の真意を測りかねていた。そんな中、尾張藩の附家老が何者かに暗殺され、幕府内にさらなる緊張が走る。天下を揺るがしかねぬ不穏な騒動を前に、左近とお琴、愛し合う二人の運命は──!? 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ第一部、堂々の最終巻!
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左近の想い人であるお琴に、思わぬ話が持ち上がった。三島屋を切り回す商いの腕を見込んだ小間物問屋中屋の女将の百合から、新たに出す京の出店を手伝ってくれと持ちかけられたのだ。即座に断ったお琴だが、百合は左近の正体を突き止め、お琴の幸せを願うならば京に行かせるべきだと左近に迫る。動揺し、思い悩む左近だが、己自身にも、最大の危機が訪れる──。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第十三弾!
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大工の権八と同じ普請場で働く浪人、坂手文左衛門。仕事も真面目に取り組み、権八たち本職の大工とも気さくに付き合う好人物だ。美しい妻の静も献身的に夫を支え、同じ長屋に暮らす連中からも慕われているこの坂手夫婦が、思わぬ奇禍に見舞われる。前向きに明るく生きる夫婦が背負う、悲しい過去の因縁を知った左近は、二人を守るべく立ち上がる──! 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第十二弾!
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嫡子徳松亡きあと、未だ世継ぎに恵まれぬ将軍綱吉は、母桂昌院の助言に従い新たな法を発布。〝生類憐みの令〟として知られる殺生を禁ずるこの法により、市中は大きな混乱をきたす。民の暮らしを案じる左近は法の廃止を求めるが綱吉は聞き入れず、巷では綱豊を新たな将軍に望む声が高まってくる。そんな中、久々に市中にくだった左近は、何者かに命を狙われ──。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第十一弾!
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貞享元年八月、世を震撼させる事件が起きた。江戸城本丸御殿で、大老堀田正俊が、若年寄の稲葉石見守に斬り殺されたのだ。前代未聞の凶事に幕閣内に不穏な空気が漂う中、稲葉の後釜となる若年寄の座をめぐる争いが起こり、有力な候補の一人だった旗本の本間大和守が暗殺される。幕府が揺れる状況を憂えた左近は、本間暗殺の黒幕を突き止めるべく動くのだが──。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第十弾!
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将軍家御用達の店ばかりを狙う盗賊が現れた。襲われた店は一家皆殺しのうえ、最後に火をつけるという非道ぶりだ。捕り物に現れた盗賊改方の猛者たちをも一蹴する手練揃いの賊の一味は、どうやら将軍綱吉に強い恨みを抱いているらしい。一向に捕まらぬ凶悪な賊の存在に、市中の民の不安と不満が高まる中、江都に平穏を取り戻すべく、左近が凶賊退治に乗り出す──。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第九弾!
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剣術指南役に就けなかったことを恨みに思い、自らが仕える藩の大名行列を襲って、藩主はじめ多数の藩士を斬り殺した人斬り太夫こと赤崎満。風真流の奥義、風の太刀を会得し、追捕に来た御先手組をも圧倒する残忍な凄腕だ。その赤崎を討ち果たすことを固く誓う、丹波哲次郎なる元藩士と知り合った左近は、哲次郎の本懐を遂げさせるべく、力を貸すことになり――。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第八弾!
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大工の権八が普請場で知り合った浪人、浅島善五。気さくで優しい好人物なのだが、同じ長屋に住まう浪人、宇木康孝とは犬猿の仲で、何かと揉めては果たし合いを約しながらも、一向に実現されぬままだという。だが、ついに宇木から本気で果たし合いを挑まれた浅島は、左近の剣の腕を見込み、手ほどきを乞うてくる。意地を張り合う二人の浪人の、対決の結末は──!? 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第七弾!
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綱吉が将軍に就任したことで、甲府藩主としての務めを果たしながらも、気ままな日々を送っている左近に、綱吉の影武者として日光社参におもむくようにとの命がくだった。その裏には、綱吉暗殺のくわだてがあり、己自身に疑いの目が向けられていると知った左近は、綱吉の命を狙う曲者を炙り出し、自身への疑いを晴らすべく、決死の道中にのぞむことになる――。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第六弾!
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将軍綱吉との狩りの場で刺客に襲われ、傷を負ってしまった左近。幸い傷も癒え、久々に三島屋での楽しいひと時を過ごした左近のもとへ、国許の甲府の村の領民から、代官の非道を訴える書状が届く。苛政に苦しむ民を案じた左近は、養父で家老の新見正信と、甲州忍者を束ねる吉田小五郎、そして親友の剣豪である岩城泰徳を従え、密かにお国入りを果たすのだが――。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第五弾!
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左近暗殺の黒幕は酒井雅楽頭だった――! 爺と呼んで信頼していた大老のまさかの裏切りに衝撃を受けた左近のもとに、さらなる悲報が届く。将軍家綱が病に倒れ、帰らぬ人となってしまったのだ。結局五代将軍の座には左近の叔父である綱吉が就き、世継ぎ争いはひとまずの決着を見せたのだが、綱吉に大老を罷免されることとなった酒井が、不穏な動きを見せはじめ――。葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第四弾!
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襲われているところを助けた若侍は、とある小藩の姫様だった――。藩主である兄を亡き者にせんとする江戸家老のくわだてを阻止するべく、江戸の中屋敷を密かに抜け出し、国許の兄のもとへ向かうという姫の事情を聞いた左近は、危険が潜む道中の警固を買って出る。小藩の浮沈をかけた、決死の旅の結末は――!? 左近の命を狙う恐るべき敵が、ついに姿を現す!! 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第三弾!
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