未踏の蒼穹
ジェイムズ・P・ホーガン(著)
,内田昌之(訳)
/創元SF文庫
作品情報
金星文明は、かつて栄華を誇りながら絶滅した文明が存在する惑星、地球(テラ)の大規模な探査計画を進めていた。テラ人の文明は宇宙空間に進出するほどの科学的発展を遂げながら、なぜ滅んだのか。金星とテラの生命の類似点と相違点はなぜ生まれたのか。そして、月(ルナ)のファーサイドで見つかった謎の巨大施設と、そこに遺されていたテラ人が持つはずのない科学技術の痕跡は、何を意味するのか……探査隊の一員としてテラに派遣されたカイアル・リーンは、テラ文明が遺した数々の謎に挑む。巨匠が円熟期に放ったもうひとつの『星を継ぐもの』ついに邦訳!/解説=大野万紀
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商品情報
- シリーズ
- 未踏の蒼穹
- 著者
- ジェイムズ・P・ホーガン, 内田昌之
- 出版社
- 東京創元社
- 掲載誌・レーベル
- 創元SF文庫
- 書籍発売日
- 2022.01.07
- Reader Store発売日
- 2022.01.08
- ファイルサイズ
- 1.7MB
- ページ数
- 440ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (14件のレビュー)
-
アイディアは良いが、ストーリーがダメ。
表紙の裏に「金星文明は、かつて栄華を誇りながら絶滅した文明が存在する惑星、地球の探査計画に取り組んでいた。テラ文明はなぜ滅んだのか?月の遺跡で発見された、テ…ラ人が持っていたはずのない超技術の痕跡は、何を示唆しているのか?科学探査隊の一員カイアル・リーンは、テラ文明が遺した数々の謎に挑む──。ハードSFの巨星が放つ、もうひとつの『星を継ぐもの』ついに邦訳!」とある。
「星を継ぐもの」と比べると、読んでいるときの、ワクワク感がないのだ。金星人の正体についても、予想がついてしまう。
ホーガンの作品は、初期の方が面白いと思う。もう「面白い」と言える作品は、翻訳され尽くしたのだろう。彼も晩年には、疑似科学や歴史修正主義に傾倒したようだし。本作でも、それが鼻につく。自分には合わない。続きを読む投稿日:2022.10.18
このレビューはネタバレを含みます
「星を継ぐもの」シリーズに見えて、そうでもなかった。
レビューの続きを読む
あのシリーズの遥か未来の話、と考えても完全に間違っているということはないかもしれないが、まあ、異星人の影も出てこなかったのでさすがに別の世界線と…いうことだな。
ということで、星を継ぐものシリーズだと思ってたし、紹介文でも「もう一つの星を継ぐもの」って言ってるのでそれを期待して読み始めたので結構肩透かしだった。まあ、もちろんそんな自分が悪いのだが。
今作では地球人は既に滅んでいて、なぜかほぼ同じ見た目の人間が金星で文明を発達させており、近年地球に調査しにきたというところ。
となると、どうせ地球人がギリギリで金星に移住したんだろうと思うが、それは金星人も考えたこと。とはいえ、地球が滅んだ時期と、金星人が生まれた時期に大きな差があるというパラドックスがある、というのが本作の大きな謎の一つ。
そういった謎が散りばめられ、徐々に解明していくのが面白くはあるのだが、それがだいぶ分かりにくい。
というのも…
- 金星人が調査して判断してきた地球人の文化が微妙に間違っていたり合ってたりする
- その地球の歴史もSFが入っているので現実とはちょっと違う
- 金星人の文化がまずわからない
- そもそも自分が地球の正しい歴史や文化もよくわかっていない
という4コンボのおかげで話がかなり理解しにくい。難しい。
金星人が見た目は人類と同じで、精神構造だけが異なるというのが物事を更にややこしくしている。
金星人はガニメアンに近い性格で、争いはあんまりなさそう。人は他の人たちのために働く、力を合わせるのが当たり前という考え。指導者は民衆のために働くのであって、私利私欲なんてそもそも選択肢にも上がらないと。
ただ、それでは発展が見込めない、もっと競争していかねばという「進歩派」が徐々に増えてきている。
そんな進歩派の悪役が一人いるのだが、そいつもあくまでも金星人にしては悪者なので、邪魔者を消すということは完全に追い詰められてから突発的に行う、くらいでせいぜい嫌がらせが関の山。そいつが警察に捕まるときも、何かあったら呼び出すので大丈夫でしょう、解放!となり、全体的に優しさに満ち溢れている。
ホーガンさんは現人類に絶望していたのだろうか。星を継ぐもののガニメアンも優しかったし、今作の金星人も戦争も暴力も縁がない。どの本を読んでも人が死なない優しい世界。
金星人も、はるか昔に絶滅した地球人と自分達の見た目がすごく似てるのはなぜかわかっていないようだが、これって普通に地球人が宇宙船で逃げてコールドスリープして金星に辿り着いたという話では…?
というのは最初から怪しんでいたけど、ちょっとだけ違った。ほぼ全滅しかけた頃に一旦コロニーに退避していて、長い間そこで過ごしていてようやく地球に戻ってきたが、結局ウイルスにやられて退散した先が金星だったということだった模様。
星を継ぐものシリーズだと言われなければ普通に楽しめたかもしれないなぁ。勿体無い読み方をしてしまった。続きを読む投稿日:2024.04.10
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