大下流国家~「オワコン日本」の現在地~
三浦展(著)
/光文社新書
作品情報
人口、GDP、賃金、論文数、ジェンダー平等、メディア・・・・・・あらゆる指標で停滞・衰退を隠せない日本。世界での大きなプレゼンスがもはや過去のものになりつつある今、「普通の人々」は何を求めて毎日を暮らしているのか? 最新の調査で判明したのは、ささやかな幸福への願望と社会に対する不満の減少、無関心だった。長期にわたった安倍政権に対する評価からも見えてくる「日本の現在地」を徹底分析。
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商品情報
- シリーズ
- 大下流国家~「オワコン日本」の現在地~
- 著者
- 三浦展
- 出版社
- 光文社
- 掲載誌・レーベル
- 光文社新書
- 書籍発売日
- 2021.10.30
- Reader Store発売日
- 2021.10.19
- ファイルサイズ
- 29.8MB
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この作品のレビュー
平均 4.0 (3件のレビュー)
-
日本の繁栄は終わった。そう感じる一方で、収入が減っても自分は中流だと思い込む人々が増えている。この国はどこまで堕ちていくのか?最新データをもとに日本の今を分析する書籍。
2020年11月に行った調査…によると、「日本の繁栄はいつまで続くか」との質問に対し、「すでに繁栄の時代は終わっている」という回答が62%に上った。近年、経済大国だった日本は下流化し、「大下流国家」になろうとしているのである。
日本の繁栄が終わったという悲観の主因は、人口の減少である。また、学術論文数や子どもの学力といった様々な社会指標においても、日本は世界の中で地位を下げている。
日本の消費市場では、二極化が進んでいる。例えば自動車市場では、販売台数トップは軽自動車やコンパクトカーが占めるが、他方で2000万円以上の高級外車の売上が増えている。
下流社会化・格差社会化が進行する一方で、人々の意識は下流化していない。むしろ自分は上流だと感じる人が増えており、特に若い世代でその傾向が強い。これは、SNSのような各種の新技術を使いこなすなど、若い世代が時代をリードしている感覚を持てることが一因かもしれない。
年収別の階層意識の推移を見ると、多数派である年収400万円台の男性で「中の下」が減り、「上」が増えている。年収400万円は中流らしさのほぼ最低条件のラインであり、このような変化は、中流の内実がデフレ化したことを示している。
日本人の生活満足度の推移を見ると、20代男性が不満を抱く割合はほぼ一貫して減少傾向にある。その理由は次の通り。
①日常生活では不満がない
②不満を持つこと自体がかっこ悪いと思われるようになった
③不満を言ってもどうせ変わらないという諦め続きを読む投稿日:2023.05.06
もう日本は下流国家に成り下がっているの
では?という疑問に対する検証本です。
ただ単に各地の事象を例に挙げて「こんな
状況だよ。終わっているよ、ニッポン」と
いう自虐的な内容ではありません。
多く…のアンケートに基づいた「国民の意見」
を反映させているのです。つまり限りなく
客観でなく事実に近い内容なのです。
その原因は、この本で政治の貧困であると
説いています。
さらにあと書きで触れている部分が印象的
です。それは以下の内容です。
この本の調査には200万円程費用が発生し
ている。しかし企業や研究者の参加のおか
げで、著者による持ち出しは45万ほどであ
った。つまりその程度の負担でこれだけの
調査が出来るのに、なぜマスメディアはそ
れをしないのか。
政治報道といえば内閣支持率のような簡単
な調査と、無意味な記者会見ばかりでは、
国民の関心に応えられないだろう。
政治の貧困は報道機関の貧困によってもた
らされているのである。
「オワコン」と言わせないためには、我々
の関心度合いも重要であることを知らされ
る一冊です。続きを読む投稿日:2022.07.19
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