児童書
小学館の図鑑NEOの科学絵本
シリーズ内の平均評価:
(30)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。お母さんと子どもの愛情あふれるやりとり。南太平洋のトンガ王国には、たくさんのザトウクジラが、出産や子育てのためにやってきます。産まれた赤ちゃんは、お母さんといっしょに、南極の冷たい海へ向けて旅に出ます。そのきびしい旅にたえられるように、たくさんおっぱいをのんで、大きく成長しなければいけません。子育てをしているあいだ、お母さんは何も食べないといわれています。ある日・・・
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【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
世界中で愛される、美しい観賞魚を育む人々。
泳ぐ芸術とも呼ばれる錦鯉。
江戸時代に新潟県中越地方の山間の集落で誕生しました。
自動車がなく、道路も整備されていない時代には、集落が雪におおわれると、ふもとに下りるのも、ままなりませんでした。
そのため、夏に鯉を田んぼに放して育て、冬の間は家の台所につながる池に入れておき、食べていました。
その中から、ごくまれに色の変わった鯉が生まれたようです。
そうした鯉は食べずに大切に飼い、そこからまた、色あざやかな鯉が生まれてきました。
やがて、それは「錦鯉」と呼ばれるようになりました。
現在では海外でも人気が高まり、40以上の国々に輸出されています。それらの国の愛好家には、日本語のまま「Nishiki Goi」と呼ばれ、愛されています。
錦鯉を育み、そして、これまでに誰も見たことがない錦鯉創りに取り組む養鯉場に密着した写真絵本です。
【写真と文】松沢陽士(まつざわようじ)
1969年千葉県生まれ。東海大学海洋学部水産学科卒。
1997年より写真家として活動を開始。日本の淡水魚、海水魚、水の生物を幅広く撮影。
水中写真をはじめ、図鑑には欠かせない標本写真も手がける。
(底本 2023年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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長い長い水中生活から、大空へ初フライト!
日本最大のトンボ、オニヤンマ。
眼は宝石のエメラルドのように美しくかがやき、力強く空を飛びます。
オニヤンマが見られるのは、緑が濃い森林と澄んだ小川がある環境。
そんな自然が残された人里があれば出会えるトンボです。
オスは元気なうちは常にほかのオスと戦い、メスを探して交尾に挑みます。
メスは何度も交尾と産卵を繰り返し、多くのオスたちの子孫を数千個の卵に託すのです。
産み落とされた卵から誕生した小さな幼虫は、様々な小さな生物を食べて成長していきます。
そして、幼虫自身もほかの生物に食べられてしまいます。
過酷な生存競争の中で生き残ったわずかな幼虫は、長い水中生活を経て成虫へと変身します。
いよいよ初フライトの瞬間です!!
卵から成虫まで、オニヤンマのくらしをとらえた写真絵本です。
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。
1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。
その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在、同園に勤務している。
昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、昆虫写真家としても活躍している。
(底本 2023年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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希少なカヤネズミの貴重な暮らしぶりに密着。
日本一小さなネズミ、カヤネズミ。体長はわずか6センチ、体重約7グラム。大人の親指ほどの大きさで、かつては草原で多数見られましたが、最近ではすみかの減少とともに希少動物となりました。そのカヤネズミに密着約5年。今では写真に収めるのも大変というこの動物の、生態を見事に切り取りました。こんなにもたくさんの自然の姿は、おそらく本邦初。カヤネズミの、子育て、巣づくり、食事の姿をぜひお楽しみください。
(底本 2022年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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素晴らしき日本の自然「里山」のシンボル。
自然が豊かな、里山の雑木林でしか出会えない、大きくて美しいチョウがいます。
その大きさと輝くような紺色の美しさは、見た人の心に強く焼きつきます。
オオムラサキは、日本の国蝶にも指定され、雑木林を代表するチョウですが、美しい成虫たちの命は一瞬の夏ともに尽きてしまいます。
けれども、次の世代の幼虫たちは、ゆっくりと育っているのです。
しかし、そんな幼虫たちに、天敵が容赦なく襲いかかり、多くの幼虫が命を落としてしまいます。
木々が幼虫を育て、それを食べて天敵も生きる。
それが、自然のありのままの姿です。
豊かな自然があれば、オオムラサキは食べ尽くされることはありません。
オオムラサキの一生を通して、素晴らしき日本の自然「里山」を考える写真絵本です。
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。
1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。
その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在、同園に勤務している。
昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、昆虫写真家としても活躍している。
(底本 2022年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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卵を守り、幼虫のために食べ物を運びます。
九州と沖縄の里山に生えるボロボロノキ。
細い枝が折れやすいことから、この名前がつきました。
このボロボロノキの近くでは、まっ赤なカメムシの集団が見つかります。
このベニツチカメムシには、不思議な習性があります。
卵を産んだおかあさんは、お腹に卵をかかえて、大事に守ります。
そして、卵から幼虫が生まれる直前、クリームのような液体を卵にかけます。
この液体には、おかあさんの腸内の共生細菌が入っていて、生まれた幼虫たちが食べる最初の食べ物になります。
幼虫たちが生まれると、おかあさんは、巣から外に出て、ボロボロノキの実をさがし歩きます。
実の重さは、おかあさんの体重の1.5倍もありますが、いっしょうけんめい、幼虫たちが待つ巣に持ち帰ります。
幼虫たちが育つためには、この実の汁が欠かせません。
しかも、実の汁を消化するためには、おかあさんからもらった共生細菌も必要なのです。
幼虫たちが、自分の力だけで食べ物を見つけるようになると、やがて、おかあさんは・・・・・・。
人々の暮らしのすぐそばで、毎年、くり返される、ベニツチカメムシの細やかな子育てとボロボロノキの四季のうつろいを描く写真絵本です。
(底本 2021年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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日本の海にいる、不思議で美味しい生き物。
日本の海に、とっても不思議なイカがいるって知っていますか?
富山湾ではホタルイカが名物、ホタルイカ漁がさかんに行われています。
漁船が網をしかけた場所に到着すると、漁師さんが網を引き上げ始めます。
船の明かりを消してもらうと・・・・・・
網の中が、青い小さな光でいっぱいです!
ホタルイカは、ふだんは水深200メートルをこえる深海でくらしています。
それが、富山湾では毎年3~5月の夜になると、メスが産卵のために海面近くにやってくるのです。
ホタルイカには、もうひとつの不思議があります。
それは、産卵を終えたホタルイカが、深い海にもどれずに、海岸に大量に打ち上げられてしまうのです。
この現象は「ホタルイカの身投げ」とよばれています。
そのようすは、まるで青い光の波がおしよせてくるようです。
産卵におとずれるホタルイカは数百万匹。
それぞれがたくさんの卵を生みます。
おとなになれるのは、その中のわずかですが、次の世代はしっかり残されていて、また翌年の春にもどってくるのです。
街のすぐ近くの海で、毎年くり返される、ホタルイカの不思議な現象を通じて、人と生き物の関わりを考える写真絵本です。
(底本 2021年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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ニホンリスの自然のすがたが満載!
長野県八ヶ岳山麓のクルミの森にすむニホンリスを、何年も密着して撮影した、写真科学絵本です。食事、巣づくり、子育てなど、なかなか見られない自然な暮らしぶりを、たっぷりとお伝えします。四季の移り変わりで変化するクルミの森や、そこで暮らすニホンリスの美しい写真を、やさしい文章で、存分に紹介。長い月日をかけたからこそ撮影出来た、貴重な自然の姿が収められています。
(底本 2018年6月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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ねえ、あそぼうよ! イルカと人のふれあい。
大西洋バハマ国には、海底があさくて白いすなの美しい海が広がっています。
この海でくらす、タイセイヨウマダライルカたちは、ずっと昔からとても人なつっこくて、人となかよく遊ぶことで有名でした。
そのため、毎年夏になると、イルカを愛する人たちが、世界中から集まってきます。
いつのころからか、この海は「ドルフィン・サイト」とよばれるようになりました。
そんなイルカと人との交流が、20年以上もつづいていたある年のこと。
イルカたちがすがたを消してしまったのです・・・・・・。
長年にわたり撮影された、イルカと人とのふれあいから、自然と動物、そして人間との関わりを考える写真絵本です。
【写真と文】越智隆治(おちたかじ)
産経新聞写真報道局に在籍。東京写真記者協会賞、新聞協会賞などを受賞。1998年にフリーとして独立。海洋ほ乳類や大型魚類の撮影を中心に、世界中の海をフィールドにして活動を行っている。
●スキューバダイビングと海の総合サイト ocean+α
●イルカやクジラと泳ごう INTO THE BLUE
(底本 2016年4月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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一生懸命、子育てをする沖縄県の県鳥。
ある日、予想もしないことが起こりました。
いつもよりも早く、沖縄に台風がやってきたのです。
森の木々は、ふきあれる風に大きくゆさぶられています。
あの巣あながほられたかれ木は、台風の強風にたえられず、地面にたおれてしまいました・・・・・・
ノグチゲラは、沖縄島にのみ生息する日本固有種のキツツキで、沖縄県の県鳥、国の特別天然記念物にも指定されています。
絶滅危惧種でもあり、その姿を見ることはなかなかできません。
環境省の調査に携わる作者は、ある年、巣をほった木が倒れてしまった親子に出会いました。
巣の木が倒れたことで、ひなは天敵に襲われやすくなってしまったのです。
それでも、ひなを一生懸命に育てるつがい・・・・・・。
厳しい自然の中で生きる貴重な鳥を見守る写真絵本です。
写真と文●渡久地豊(とぐちゆたか)
1962年沖縄県名護市(旧、羽地村)生まれ。
1999年からスタートした環境省ノグチゲラ保護増殖事業の標識個体追跡調査に携わる。環境省ノグチゲラ保護増殖事業ワーキンググループ委員、国指定屋我地鳥獣保護区管理員、希少野生動植物種保存推進員などを務める。
地元地域での鳥の観察会なども行っている。
(底本 2015年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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つがいのきずなは、一生続きます。
春が近づいたある日、2羽のタンチョウが、鳴き合いながら飛びはねたりしています。
まるで、ダンスをおどっているようです。
これは、つがいどうしが愛情をたしかめ合っているのです。
初めて出会ったオスとメスの場合は、けっこんのぎしきです。
つがいのきずなは、どちらかが死ぬまで一生続きます・・・・・・。
ツルの中で最も美しいといわれ、長寿や吉兆のシンボルとして、古くから日本人に親しまれてきたタンチョウ。
しかし、一度は絶滅の瀬戸際にあり、20数羽しか生息していなかったといわれています。
その後、人々の思いやりによる人工給餌などで、冬の厳しい自然を生きのびてきました。
雪原で優美に舞う姿は、現在も見ることができます。
それは、未来に残したい日本の風景のひとつです。
タンチョウのきずなを、長年にわたり撮影した写真絵本です。
写真と文●久保敬親(くぼけいしん)
1947年新潟県生まれ。北海道中標津町在住。自然写真家。
美しい日本の自然と、そこに生きる野生動物に魅了され、一貫して日本の野生動物の撮影をライフワークとしている。
『鳥Birds』『野生Animals』など、多くの写真集を発表している。
(底本 2015年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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プランクトンの、おちゃめな顔が大集合!
思わずふき出す、プランクトンの面白い顔。エビのなかまやカニのなかま、イカ・タコの赤ちゃん、ゴカイのなかま、池にすむミジンコや、その他有象無象の小さな生き物たち・・・そんな生き物を顕微鏡でのぞいてみると、そこには、想像を絶するようなさまざまな「顔」・「顔」・「顔」が。ほほみかける顔、にらみつける顔、面白い顔、怖い顔・・・成長するに従って、どんどん眼がたれてくる顔なども。色々な顔のプランクトンを顕微鏡写真で大紹介!
(底本 2015年2月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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ヤンバルクイナにとって子育ては命がけです。
沖縄島北部にやんばるとよばれる森があります。
1981年に新種として発見されたヤンバルクイナは、世界中でこの森にしかすんでいません。
しかし、森の開発が進んで、ヤンバルクイナのすむ場所が少なくなり、その数は減ってしまっています。
また、とてもおくびょうな鳥なので、人間の前には、なかなか出てきません。
絶滅の危機に直面している、飛べない鳥。
10年かけて撮影された貴重な写真で、ヤンバルクイナの姿や生態、子育てのようすを紹介する写真絵本です。
【写真と文】江口欣照(えぐちよしてる)
1962年東京都生まれ。自然写真家。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。写真製版会社に勤務後、フリーの写真家として独立。野鳥や動物をメインに撮影し、教材、広告、書籍などに発表している。約10年間にわたって、やんばるの森に通い、ヤンバルクイナの撮影を行う。
(底本 2014年3月発行作品)
※この作品はカラー版です。 -
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