ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち
高橋真樹(著)
/ボイジャー
作品情報
子どもたちの視点から伝える、パレスチナ問題の新しい入門書!
何世代にもわたり、故郷に帰れないパレスチナ難民。700キロにも及ぶ巨大な壁に囲まれ、軍隊に脅されて暮らす子どもたち・・・・・・。パレスチナの子どもをめぐる状況は、日増しに悪化している。そんな中、新たに誕生した米国のトランプ政権は中東をさらに混迷させるのか? 占領とは何か? エルサレム問題とは? パレスチナで誕生した新しい非暴力ムーブメントとは? 中東はもちろん、世界情勢を知るための必読書。
【目次】
はじめに——パレスチナ問題から世界が見える
1章 壁と入植地に囲まれたぼくの村
2章 「占領」とは何か?
3章 パレスチナ問題の歴史をたどる
4章 難民キャンプの子どもたち
5章 インティファーダ——ぼくは石を投げた
6章 ガザ——空爆は突然やってくる
7章 イスラエル市民はなぜ攻撃を支持するのか?
8章 非暴力で闘うパレスチナの若者たち
9章 米国、国際社会、そして日本は何をしているのか?
10章 わたしたちにできること
あとがき——それでもパレスチナ問題が遠いあなたへ
パレスチナ問題関連年表
パレスチナ問題を知るための本&映画のリスト
コラム
①ユダヤ人とは誰か?
②なぜ「ホロコースト犠牲者の国」が、パレスチナ人を迫害するのか?
③分断されるパレスチナ人
④エルサレムは誰のもの?
【著者】
高橋真樹
ノンフィクションライター。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞、放送大学非常勤講師として「パレスチナ難民問題」の授業を担当。世界70ヶ国以上をめぐりながら、持続可能な社会を目指して、取材、執筆活動を行う。パレスチナには、本書で紹介したNGOなどを通じて難民支援活動にも携わってきた。 著書にイスラエルとパレスチナの若者たちの出会いを描いた『イスラエル・パレスチナ平和への架け橋』(高文研)をはじめ、『そこが知りたい電力自由化—自然エネルギーを選べるの?』(大月書店)ほか多数。
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商品情報
- 著者
- 高橋真樹
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- ボイジャー
- 書籍発売日
- 2017.04.20
- Reader Store発売日
- 2020.12.18
- ファイルサイズ
- 23MB
- ページ数
- 200ページ
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この作品のレビュー
平均 4.3 (24件のレビュー)
-
イスラエルの建国や中東戦争に関する本は,30年以上も前にまとめて読んだ事があって,その辺りの事情は分かっているつもりだったが,最近のパレスチナをめぐる情勢は,なかなか捉えきれずにいた。
本書の内容…は,実際にパレスチナに入り,子どもたちにいろいろと聞き取りをする中で得た情報と最新の社会情勢を折込ながら,今,現在の生の声を教えてくれるので,大変,説得力がある。
イスラエルがユダヤ人国家である,という見方も,ある一面ではそう見えるかも知れないが,決して一枚岩ではないこと。またホロコーストを経験したハズのユダヤ人が,それとよく似たことをパレスチナ人に対してやっていることについても,それこそ「イスラエル=迫害されたユダヤ人」という図式でははかれない証拠であることを教えてくれる。
とてもコンパクトで,読みやすく,現代のパレスチナ問題を考える上で,とても参考になると思う。そして,やっぱり,わたしたちは,行動することが必要だ。
筆者は,「あとがき」で次のように述べる。
「パレスチナ問題は遠いか?」という問いへの答えは、ここにあります。パレスチナ
問題に無関心でいられる人は、実は沖縄の問題にも、原発事故後の福島で起きている問題にも、あるいは自分の町で起きている問題にも、自分自身が直接巻き込まれるまでは他人事であり、無関心になれるのではないかということです。イスラエル市民の多くが、すぐ近くで起きているはずの人権侵害に気づかないのも同じことです。彼らの多くは本気でイスラエル社会に差別などないと信じ込んでいます。
知らないことは罪ではありませんが、知ろうとしないことや、見て見ぬふりをすることには問題がある。ぼくはラミの言葉を聞いてから、自戒を込めてそう考えるようになりました。(本書p.192~193)続きを読む投稿日:2021.08.17
・圧倒的な自分の無知を突き付けられた。イスラエルとパレスチナのことを、何となく分かった気になってたけど、全然、判ってなかった。
・現在(と言っても、この本が出たのは2017年だけど)の状況、そこに至る…歴史ご分かりやすく解説されていた。
・特にパレスチナ自治区に暮らす人々の現状を読むと、日本のニュースで報道されてる内容とギャップを感じる部分も多かった。読んで良かった。続きを読む投稿日:2024.03.30
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