無駄だらけの社会保障
日本経済新聞社(編)
/日経プレミアシリーズ
作品情報
「特養、実は首都圏だけで6000人分余っている」「医療の進歩で2割以上も余る過剰ベッド」「あふれる飲み残し薬」「根拠の薄いがん検診を9割の自治体が実施」「不適切に使われる国や自治体の補助金」・・・・・・。現役世代を苦しめる、社会保険料や税金の負担増。しかしその一方で、医療や介護の現場をふりかえれば、そこには馬鹿にできない大きなムダが生じているのも見逃せない事実である。 本書は、日経記者が調査データを元に、制度疲労を起こす社会保障のひずみを浮き彫りにし、問題点を分析する。
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商品情報
- シリーズ
- 無駄だらけの社会保障
- 著者
- 日本経済新聞社
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日経プレミアシリーズ
- 書籍発売日
- 2020.05.12
- Reader Store発売日
- 2020.05.12
- ファイルサイズ
- 8.4MB
- ページ数
- 232ページ
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この作品のレビュー
平均 3.2 (5件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
目次をざっと見たら
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1 そのクスリ本当に必要ですか
2 つくられる入院患者
3 見えぬ地域医療の未来像
4 終の棲家。どこへ
5 クライシスを避けるには
と 並んでいたので 読んでみました。
本を読むと
市販薬をすすめると 病院に来る人が減ってしまうので
病院経営が大変になるので 処方薬をすすめているそうです。
市販薬を多くの人が 購入することで
医療保険や税金のお金を使わないで済むのに・・・・
ジェネリック医薬品は 種類が多すぎて 医師が把握しきれていないので
すすめないこともあるようです。
頂いた薬を飲み切らず残らせてしまうのがかなりの量で
その金額だけでもかなりらしい。
処方する医師と 薬局との連携などが必要だけど
なかなかうまくいかない。
長期の薬を渡す場合 6か月とかまとめるのではなく
3か月分とかにして その後は飲み残しとかもあるので
減らして処方することができるようになれば 飲み残しのロス金額も減るのに。
日本の入院日数は他の最短の入院させる国と比べて3倍も長いものがあるそうだ。
空きベッドがあると 病院経営に響くので
常に ベッドに人がいて欲しい。
だから 薬を飲んでいるだけの 入院患者もいる。
公立の病院は赤字になっても あまり危機感を感じないらしく
税金で補填されたりするので 無駄を省く努力が少ないそうだ。
サービス付き高齢者ホームは 安い価格の部屋とかでも
介護度の高い人が住んでくれれば そちらで元が取れるから
寝たきりとかの人が優先的に入れたりするそうだ。
病院をネットでつないでどこでもだれでも 気楽に受診できるようにすれば
患者は楽だけど
電子カルテにして 色々な人が読めてしまうのが 困るそうで
なかなか すすまないそうだ。
コロナで通院する人が減ってしまった病院などは
今とても大変だと言われています。
でも、ここは こういう機会だから
見直しをしても良いのではと思いました。
勿論患者である 私たちも 全額じゃないからと 安易に病院に行ったりとかしないで
お金の出どころを考えて 行動すべきかと思いました。
保険料はらっているんだけど ムダに使わないという
選択もありかと思いました。投稿日:2021.12.31
利用者側の思考や病院や介護施設の経営問題、地方格差に関わる行政側の思惑のせめぎあいの中で
コロナという契機を経て一概にコストカットを是とすべきか、コストカット以前に緊急時の対応がどうであったかの最新の…知見にも触れたい。続きを読む投稿日:2021.10.25
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