フェイクニュース時代を生き抜く データ・リテラシー
マーティン・ファクラー(著)
/光文社新書
作品情報
SNSで誰もが発信し、本物そっくりのディープフェイクや扇動が溢れ、人々が情報のタコツボに陥っている今、真実を見極める力と、「政府の番犬」「ファクトチェッカー」「ゲートキーパー」を担うジャーナリストが不可欠だ。NYタイムズ元東京支局長が、スマホの無料アプリや左右両方の意見を読む方法など誰もが今すぐできる情報収集を手ほどき。また、経営危機からV字回復を遂げた同社にメディア再興のヒントを探る。
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この作品のレビュー
平均 3.3 (9件のレビュー)
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デマ、フェイクがどのような弊害や悪影響を及ぼすのか述べた本。
本書では特にジャーナリズムの観点から、フェイクを斬っている。筆者はアメリカ人であることから、外国からみた日本メディアの視点が新鮮で興味深…かった。
SNS上でフェイクを見抜くポイントとしては、①匿名かどうか②論点をすりかえ、人格攻撃や侮辱を含んだ内容になっているか③不自然なアカウントかが大きな判断材料となりえそう。続きを読む投稿日:2020.04.29
「データ・リテラシー」に興味があって本書を読んでみた。
「データ」というから、割と統計的なデータとか、情報学的なものかと思っていたら、むしろジャーナリズムのお話だったという印象。
とはいえ、「NYタ…イムズ」と「NYポスト」の区別も知らなかった自分には、アメリカの状況を知る機会となった。
NYタイムズが例になっていたが、新聞社のウェブメディア化が死活問題であるようだ。
日本では対応ができているメディアが少ないという指摘にもびっくりした。
デジタル版は各社出ているからだ。
著者によれば、日本では日経を除いて、スマホに最適化されていない、ということのようだ。
操作性などがどう違うのか、体験してみたいと思った。
さて、本書では、日本のマスメディア(新聞)の取材方法への批判も多い。
独立した取材を行わず、政府の公式発表に依存するスタイル(アクセス・ジャーナリズムというそうだ)は、本書以前にもどこかで読んだ気がする。
それに加え、無記名の社説にも批判的だった。
ニュース部門とオピニオン部門は組織としても、意見も乖離しているのに、社説が会社の「公式見解」とみなされてしまい、時に現場の記者の取材を妨害してしまうことが理由かと読めるのだが…
私個人としては、少し別の観点で、社説は生き延びられないのかな、と思うこともある。
私自身は社説はだいたいのニュースのおさらいをするのに便利だと思っていたが、若い人たちは、社説の権威性が嫌いらしい。
一方的な決めつけで、透明でなければいけない報道なのに「偏向している」と感じるようだ。
今後、どうなるのかねえ、と思うこのごろだ。
さて、本書でいう「データ・リテラシー」を高めるには、やはり複数のメディアでニュースを読むことが有効であるようだ。
これは、池上彰さんの本でもよく述べられていること。
が、残念ながら、ジャーナリストではない私たちに、なかなかそこまでの時間と労力が割けないのも事実。
ネットメディアの使い方として、プラットフォームを経由せず、ニュースサイトで直接読むことが推奨されていた。
最近アメリカで存在感が増している独立系ネットメディア「アクシオス」もかなり推されていた。
これは短くニュースをまとめていること、編集者のキュレーションが入る特色があるという。
キュレーションをしてくれる…というのは、以前の紙メディアのいいところであったわけで、ネットメディアもやがてそういうものになっていくのだろうか。続きを読む投稿日:2022.12.11
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