書評の仕事
印南敦史(著)
/ワニブックス【PLUS】新書
作品情報
年間500冊。書評を出すたび売上ランキング急上昇↑超人気の書評家が、「日常」「お金」「売れる本」「本の選び方」「要約の極意」「心を動かす文章術」「批評/感想文との違い」など、秘密も技術も大公開。【見出し例】・書評とは?・書評家としての一日・編集者の「ある種の熱意」について・いい書評、ダメな書評・書評を通してわかった自分の考え・書評家の「癖」・書評家の「収支」・書評家が思う「おもしろい本」「売れる本」「話題になる本」「自分に役立つ本」「意外な本の選び方」・「人の心をつかむ/動かす」文とは?・読書術としての書評・要約、7つのポイント・書評とネタばらし・僕の書評の書き方 etc.本好き、(とくに)必読!【著者プロフィール】印南敦史 (いんなみ あつし)作家、書評家/株式会社アンビエンス代表取締役1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。書評を出すたびAmazonランキングが急上昇する人気の書評家となる。主な書評発表媒体に、「ライフハッカー[日本版]」「東洋経済オンライン」「ニューズウィーク日本版」「マイナビニュース」「サライ.JP」「WANI BOOKOUT」など。著書に『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』 (星海社)のほか、音楽関連の著書も多数。年間約500冊という驚異的な書評量を誇る。
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商品情報
- シリーズ
- 書評の仕事
- 著者
- 印南敦史
- 出版社
- ワニブックス
- 掲載誌・レーベル
- ワニブックス【PLUS】新書
- 書籍発売日
- 2020.04.08
- Reader Store発売日
- 2020.04.08
- ファイルサイズ
- 1.5MB
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この作品のレビュー
平均 3.7 (41件のレビュー)
-
【感想】
普段から「ブクログ」を活用されている皆様からすれば、けっこう興味のある1冊ではないでしょうか?(^^)
(僕はこのような高貴でプロフェッショナルな「THE 書評」はとても書けず、個人の穿った…意見満載のド素人感あふれる「読書感想文」しか書けませんが・・・笑)
ただ、書評家の仕事であったり暮らしについて少し興味があったので、その上ではなかなか満たされた1冊でした。
また、自身が読んだ本をアウトプットしていく上で参考になる点も多く、その点も良書だったなと思いました。
まず、本書の筆者で現在も書評家のお仕事をされている印南さん。
書評家歴は約7年半で、なんと月間40冊・年間500冊ほどの書評を書いていらっしゃるらしいです。
いくらプロとはいえ、読書の量だけでなく、書評の量が月40冊。驚愕です・・・
比べるのも失礼ですが、僕はブクログにレビュー書くだけでもかなり時間がかかりますので、月40本もレビューしきってしまうのは単純にスゴイなと思いました。
また本書では、書評家の稼ぎや暮らしについても軽く触れられていました。
高いか安いかは人次第ですが、1本の仕事単価は1桁万円(上下アリ)らしいですね。
個人的には、この仕事1本でやっていくのは不安定だし、単価も安いかなーと思いました。
次に、気になる書評のポイントについて、紹介します。
書評には大きく3つのポイントがあるようで、以下の通りでございます。
1.全体像(著者について、テーマや特徴など)
2.読者のニーズに合わせたトピックを抽出し、そこを話題の中心として話を進める。(読者目線に徹して書評を書く)
3.まとめ
うーん。文章だけ読めばシンプルそうですが、いざ実践となるとかなり難しいですね(笑)
自身の感想は二の次にして、読み手の目線を考慮しつつも、しっかりと作品の全体像を伝える事がポイントらしいのですが、これは素人が真似できるスキルではなさそうかな・・・
ただ、「読者のニーズ」を鑑みるのは難しくとも、トピック抽出&内容まとめっていうスキルは頑張れば真似できるかもしれませんね!
また、個人の意見はNGらしいですが、総括として自身の意見を組み込むのもアリかもしれません。
という感じで自分なりにまとめましたが、、、
結局レビューを書く上で大切なのは、「トピック抽出」と「その本の要約」、そしてそれらに対する「自身の感想」もしくは「今後のアクションプラン」などを盛り込めば良いのかなーと読んでいて思いました。
上記と重なりますが、本サイトでレビューを書かれている方にはオススメの1冊です!
【内容まとめ】
1.書評家に必要なこと。
・「伝える」:伝わりやすい書き方を考え、実行する。
・「共感をつかむ」:読者の目線に立つ努力をする。
読者は何を知りたくてこの書評を読むのか?
批判的な事は出来るだけ書かず、自分の意見もなるべく排除。
情報をアウトプットしつつも、読者目線に徹して書評を書く。
2.書評家の「収支」
ばらつきがあるが、、、最低額は一桁万円、もしくはそれ以下が普通。その単価をコツコツ積み上げていく。
現実的には、書評だけを書いて食べていく事は難しい。
3.要約力の3ポイント
①全体像(著者について、テーマや特徴など)
②読者のニーズに合わせたトピックを抽出し、そこを話題の中心として話を進める。
③まとめ
【引用】
書評の仕事
書評家になって約7年半。
年間500冊、月間40本!!
p19
「なるほど、これはおもしろそうな本だな。読んでみよう」と思わせる事が書評の役割。
簡潔かつ平易な表現で書かれているべき。
p24
「ライフハッカー」において、情報系サイトである以上、僕個人の感じ方、考え方ではなく「紹介」に徹して書評を書いています。
批判的な事は出来るだけ書かず、自分の意見もなるべく排除しています。
p36
・書評家に必要なこと。
1.伝える。
→伝わりやすい書き方を考え、実行する。
2.共感をつかむ。
→読者の目線に立つ努力をする。
「読者は何を知りたくてこの書評を読むのか?」
情報をアウトプットしつつも、読者目線に徹して書評を書く。
p81
・書評家の「収支」
ばらつきがあるが、、、
最低額は一桁万円、もしくはそれ以下が普通。その単価をコツコツ積み上げていく。
現実的には、書評だけを書いて食べていく事は難しい。
p120
人の心を掴み、動かす文章とは?
やはり、「その人にしか書けない文章」でしょう。
もちろん、簡潔で読みやすい文章であることは大前提です。
しかし、「文章は下手だがその人にしか書けない文章」の方が評価は高いです。
どれだけ読み手の心に響くか、それは簡潔さや読み易さだけではありません。
p143
・要約力の3ポイント
1.全体像(著者について、テーマや特徴など)
2.読者のニーズに合わせたトピックを抽出し、そこを話題の中心として話を進める。
3.まとめ
p161
重要なのは、書評の「読み手」が何を求めているのかを理解する事。
読者像を思い浮かべた上で書評を書かなければ、その書評は読まれません。。。
p163
・書評家の存在価値
「面白そうな本の情報を知りたい」「この本が面白いかどうかを知りたい」というような思いを抱いている人のニーズを叶えるために存在している。
そこに書評家の「個」など不要である。
p202
・書評を書く際に忘れるべきではない事
1.書きたいことを書く。
2.伝わるように書く。
3.リズム感を持たせる。
4.常に疑問を抱く。
5.驕らない。続きを読む投稿日:2020.06.25
SNSで発信をする上でも学びになることが多かった。
・どこまで「自分」を出すかを意識する
・伝わりやすい書き方を考え実行する
・読者の目線に立つ努力をする
・すべてを盛り込もうとせず、重要な箇所にク…ローズアップする
・誠実に本音を書く
・文章はリズムこそ命続きを読む投稿日:2023.11.05
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