経済的自由への道は、世界のお金の授業が教えてくれる――人生の選択肢が広がるパーソナルファイナンスの教科書
西村隆男(著)
/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
作品情報
「お金」の問題は誰にとっても身近なのに、多くの人が体系的に学んだことがありません。
本書は、「コーポレートファイナンス(企業財務)」や「パブリックファイナンス(政府財政)」と並ぶお金の学問である「パーソナルファイナンス(個人のマネー管理)」の入門書。
大学教授が中立的な立場で、「お金」について解説します。
●「老後のために投資をしましょう」と言われても、何から始めていいのかわからない。
●お金のプロに聞いてみたいと思っても、「銀行や証券会社は自分たちのビジネスに有利なことを言うに違いない」と疑心暗鬼になってしまう。
●知人に「これがいいよ」と薦められた保険などの金融商品を、内容をよく理解せず買っている。
こういう状態を脱するには、「お金」について学ぶしかありません。
アメリカの一部の州ではわずか10歳で「複利」を学び、「パーソナルファイナンス」が高校の必修科目となっています。
北欧でも自立した大人を育てる教育の一環として、お金の教育がさかんにおこなわれています。
一方、日本では、投資による資産形成が一般に広まってきてはいるものの、学校で「お金」について学べる機会は少なく、不十分です。
「パーソナルファイナンス」という学問があること自体、日本ではあまり知られていません。
本書は、金融教育を専門とする大学教授が、自分の望む人生を実現するために知っておきたい「お金」の基礎知識を体系的にわかりやすく解説した、「パーソナルファイナンス」の入門書です。
「お金」についての選択を迫られたとき、人に勧められるままに行動するのではなく自分の頭で考えるために、また、お金に振り回されるのではなく自らお金をコントロールするために必要な知識をお伝えします。
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この作品のレビュー
平均 3.3 (3件のレビュー)
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アメリカや北欧で行われるお金の授業。お金へのリテラシーが凄いかと言えば、サブプライムショックもギリシャ危機も怒らなかったのではと思いました。授業であっても、これらの恩恵を受けているのは一部のエリートだ…けなのではと。
という突っ込みを持ちましたが、本書は保険や不動産、株式などのごくごく当たり前の話から始まり、老後の人生設計、最近ではキャッシュレス社会の話題などといった用語について優しく解説した一冊という印象でした。
経済や金融をフワッと学ぶには良いかもしれません。続きを読む投稿日:2020.03.15
お金のことを学校で習っておらず、親には貯金をしろと言われてきた世代にとって社会に出て急に住民税、源泉徴収など何それって感じだったし、今日までよく理解できないまま行ってきた。
が、この一冊を読むと最低限…の世の中の常識的なお金のことは把握できる
やはり海外には学習面でもキャッシュレスなどの面でも遅れをとっている日本だが、マネーリテラシーを底上げしていけば日本は変わる。
経済の眠れる獅子が中国と言われていて覚醒して経済大国2位になったように日本は金融の眠れる獅子と呼ばれている。
覚醒した時日本人の銀座での爆買いが見れるとまで言われるのにこの一般人にも分かる位の政府に対しての疑問があるこのタイミングでお金の勉強をしないのはもったいない。
国におんぶに抱っこの人は危機感を持った方がいい。
20〜60歳まで高い年金を払い続けても65歳から受け取れる満額は78万円(月額6.5万円)
厚生年金をプラスしてもゆとりあるセカンドライフに必要な生活費である月額36.1万円には程遠い
これに国から課された老後2000万
老後のことまで考えてない若者、その時になったら考えようでは遅いかなと
今から行動して自分や家族を守らないと
いつ国が破綻してもおかしくなくなってきたと思う
できることは自身も今からやっていかなきゃと思わされた
周りにもお勧めしたいくらい、とてもタメになる一冊だった。
続きを読む投稿日:2020.03.06
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