書けばわかる！節約・預金だけではもったいない わたしにピッタリなお金の増やし方

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  マネーリテラシーを鍛える知識とハウツーが一緒になった良著。
  前半で日本の年金制度の誤解と、そもそもお金を増やす――投資とは、それを国が推奨するのは何故か――理由について
  解説している。
  日本は長く貯蓄…を是としてきた。『アリとキリギリス』の表面的なアリになることを。その結果、タンス預金――投資に繋がらず経済が回らない――が多くなり、経済の発展を促さなかったことを感じる。
  投資により経済を発展させる、結果、リターンとして自身の入ってくるお金を増やすという経済モデルを確立しよう、という動きがわかりやすい。アメリカやイギリスのシステムに倣った形だった。
  同時に、それらと比較して、日本の経済がいかに発展していなかったがよくわかる。(「失われた20年」の正体)
  そして本題。
  お金の管理を「使うお金(日常生活費×3か月)」「貯めるお金(教育資金、旅費、住宅購入の頭金など)」「増やすお金(老後資金)」「守るお金(死亡・長期入院などに備える保険など)」の4つに分け、それぞれの運用方法を紹介。
  それぞれに向いた預金、投資について解説・紹介。
  山崎元『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』( https://booklog.jp/item/1/4905073243 )にも被る内容だが、その資産運用方法をワークシートを使い自分で把握できる。
  前述著ではインデックスファンド推しだったが、その理由が具体的な数字でわかる表があり、納得。
  資産運用の種類、そのメリット・デメリットや株式の種類の紹介、選び方のコツも紹介されていて、「どうやって選べばよいか」という悩みを解決してくれる。続きを読む

  投稿日：2021.10.10

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