政治を選ぶ力
橋下徹(著)
,三浦瑠麗(著)
/文春新書
作品情報
国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは?
大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。
国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか?
選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!
主な論点
・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない
・マーケティング政治のすすめ
・「国民投票」はなぜ間違えるのか
・消費増税か資産課税か
・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源
・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている
・憲法9条改正の前にやるべきこと
・女性問題こそ現状打開の突破口
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 政治を選ぶ力
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2019.06.20
- Reader Store発売日
- 2019.06.20
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 232ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.6 (16件のレビュー)
-
今の野党は どうすべきか。
反対するだけでは 国民は 付いてこない。
より 与党の政策を 強める。
地方で 実績を 残す。
いろいろ 参考になりました。
橋本さんには もう一度 政界に 戻っ…てほしいです。続きを読む投稿日:2020.03.27
政治に限らず、以下の言葉は答えのない仕事全般に言えること
で忘れずにいたい
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単です…が、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。"
以下メモ
・・・・・・・・
国民も野党も政策よりも人に注目しすぎ
阿部さんだから反対→感情論
→これでは議論が深まらない
ちゃんとした数字を使って批判する
→一時点の数字ではなく変化を見る
→また、他や平均と比べてどうなのかなど
政治に科学を持ち込むべき
問題点を具体的に指摘し、こうすればいい、ああすればいいという選択肢や修正案を提示するためのファクトであってほしい
■野党について
批判のための批判をいくら繰り返しても時間の無駄
今の野党は自分たちが政権を取った時にきっちりとできる自信がないことを求めたり批判していたりしている気がする
野党と違う選択肢を提示することが役割
1.別のベクトルの提示
2.ベクトルは認めて、もっと強力に推し進めるという提示
→今の野党に2は見られない
■政治の選択とはよりマシな選択
100パーセント完璧な政治なんて存在しないと
→副作用のない薬がないようにマイナス面のない政策もない
日本人は完璧なものを求めすぎていて
ちょっとした問題点や瑕疵を見つけて
「これはもうだめだ」と全部を否定してしまう
→解決策を取れず現状維持という名の下降局面に入ってしまう
保守、リベラルというのはもはや意味を持たない
■動く政治か動かない政治か
動く政治は都市部と親和性が高い
→地方と高齢者は動かない政治がいい
■メディアやインテリ
常にマジョリティを代表しているという意識ががある
→現状に満足していない時に出てくる過去に対する美化や幻想
改革する人には落ち着け
落ち着いた人には変化を
というは
や大手メディアには政治を評価する自前の物差しがない
→★これはまさに感じる。
■民意
民意に振り回されてはいけない理屈があるが
民意を受け止めなければならない現実がある
このバランスが政治
→その判断には数字が大事
「大衆は愚にして賢」
マーケティング政治
→数字を参考にはするが、長年の間でそれを解釈する、いわばアートですね
日々の民意、建前の民意に重きを置く政治は良くない
→日々の世論は一貫性に乏しく、政治的な生合成が取れなくなるから
→→税金を減らして社会保障を厚くして、と言われるようなもの
実行プランをしっかりと固めてから住民投票や国民投票にかけるべき
■政治を動かすのは熱量
支持者の数??熱量で政治的エネルギーが決まる
■景気対策について
・雇用者数を上げること
・GDPをあげること
→両方やるべき
韓国ムン政権は
最低賃金を上げすぎて実体経済と合わなくなり、失業者が多くなってきている
日本経済の問題点は生産性の低さ
→いいものを作っても安くしか売らないこと
低い労働力があるうちは最先端技術への投資は進まない
→高い技術を買うよりも、低賃金で人にやらせた方がいい、という判断につながるから
■日本は危機感が少ない
同じところに留まるために、走り続けなければいけない(鏡の国のアリス)赤の女王
■戦略的エイヤー
権力を持った人間がしっかりと決断をして、責任を取る覚悟を持たないと
■税制
競争は所得の再分配とセットにしなければならない(橋下さん持論
OECD加盟国の消費税平均19パーセント
→日本はまだ低い方
税は取れるところから取る、ではなく、簡素でフラットな、効率的な税制が望ましい
→複雑な軽減税率はコストがかかってしまう
地方と国の予算を合わせると200兆円
GDPの4割くらい
■公務員
日本は公務員が世界的に見ると少ない
→ただ給料は高い
人の配置は財源の責任と常にワンセットであるべき
→そうしないと無尽蔵に人を要求することになる
■怒りや嫉妬
怒りや嫉妬を利用して改革を進めたときに、常に気を受けないといけないのは、どうやってそれを制御し、解消していくか、ということ
■橋下さんの政治の方向性
チャンスを皆に公平に与えた上で
徹底的な競争を促す。
その上で、弱者になってしまったものをサポートする。
→常に動いているから、弱者を守りすぎると強者になっていたりする
チャンスを生むと言うことは弱者と強者をどんどん入れ替えること
→競争を否定すると弱者が固定化される
■安全保障
3つの方向性
①日米同盟堅持派
②自主防衛路線
③安全保障は世界政府が担う派
②③は抽象論、観念論(今はないものの話)なのでうまくいかない
■保護貿易か自由貿易か
資源のない日本では自由貿易しか取り得ない
→アメリカトランプのような保護貿易は無理
■危機管理には4種類
1.嘘を突き通す型
→最悪
2.概念逃げ切り型
→概念を狭く定義し、それに当たらないとする
3.問題提起型
→素直に認め、でも問題点を提案する
4.尻尾切り型
→責任者を辞めさせて終わり。これも最悪
公文書は失敗も含めて宝
→プロセスでどんな議論を重ね知恵を振り絞ってきたか、必ず後世の参考になる
■靖国問題の解決はA級戦犯を、分けて祀ること
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単ですが、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。"続きを読む投稿日:2021.12.30
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。