コーポレートファイナンス 戦略と実践
田中慎一(著)
,保田隆明(著)
/ダイヤモンド社
作品情報
会計の基本から、M&Aでの企業価値評価方法、株主への還元政策・IR戦略の要点まで。充実のケーススタディで、経営戦略のつながりが直感的につかめる。大手証券会社からメガバンク、総合商社まで、上場企業から大人気の研修がこれ一冊に!現場と理論2人のプロが書いたコーポレート・ファイナンス本の決定版。
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商品情報
- シリーズ
- コーポレートファイナンス 戦略と実践
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 書籍発売日
- 2019.04.03
- Reader Store発売日
- 2019.04.04
- ファイルサイズ
- 57.1MB
- ページ数
- 472ページ
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この作品のレビュー
平均 4.6 (19件のレビュー)
-
実務に役立ちそう。普通の理論書やと、書いてある理論を理解するだけで終わってたらあかん。そっから実務に繋がるように自分で噛み砕いて、ネットかなんかでケースを探して分析してみるとかせんとホンマに必要な実戦…感覚は多分得られん。
ただ、この本の場合理論と実務の橋渡しを紙幅に収めてくれてる。本来自分で発展させなあかん部分を教えてくれるイメージ。ROIがすこぶるええ。
あともう一つ、筆者が思う投資銀行の価値はマーケットに対する深い見識だと。バリュエーションとかファイナンス理論なんて理解してて当たり前で、日々生き物のように動くマーケットと対峙することこそコーポレートファイナンス戦略である、と書いてある。確かに、でも投資銀行の人ってわりとマーケットに疎い。キャピマ以外の人間でもマーケットの動きに敏感にならなあかんな〜という意識を得た。
ええ本やったけどワイくらいの理解度やと一回じゃ吸収し切れんかった〜何回か読まなあかんわ〜めんどいけど。続きを読む投稿日:2020.09.05
コーポレートファイナンス 戦略と実践
はじめに
コーポレートファイナンスこそ、キャリアアップへの近道
理論はわかって当たり前。ファイナンスの真髄は「市場との対峙」にある
第1章 ファイナ…ンスの全体像:Life of a Company
01 事業戦略と財務戦略は車の「両輪」
誕生 ひたすら生き抜く(目安として設立後5年まで)
成長 ビジネスの拡大(株式上場まで)
成熟 さらなる成長への資金ニーズ(M&Aや市場での資金調達を活用)
第2章 ファイナンスに必要な会計を理解する
01 ファイナンスと会計の関係は「原因と結果」
02 P/Lはフロー、B/Sはストック
03 キャッシュフローとは? 利益とキャッシュフローの違い
04 利益は「意見」、キャッシュは「事実」
05 キャッシュフロー計算書に登場する3種類のキャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
06 キャッシュフローを見れば企業のライフステージがわかる
07 運転資本とキャッシュフローの関係性
第3章 会計をファイナンスに生かすためのキャラクター分析
01 会計は会社のキャラクター(個性)を知るための最強の武器
02 ROAに隠された「収益性」「生産性」からわかる会社のキャラクター
03 キャラクター分析のお作法
04 株式市場はキャラクターをどう評価するか
05 ROEより重視すべきはROA
06 ROAと投下資産利益率(ROIC)
07 ROICはバリュードライバーを明らかにする
08 ケーススタディ:上場企業をやめてしまったメガネトップ
3社の税引前ROIC推移
第4章 ファイナンスの1丁目1番地「現在価値」
01 現在価値の概念:1年後の100万円より今日の100万円
02 現在価値の求め方:「複利計算」という基本的な約束事
打ち出の小槌の値段
03 リスクとリターンは振り子である
第5章 資本コストをマスターする
01 資本コスト(割引率)を計算する
資本コストは「投資家の期待」で決まる
加重平均資本コスト(WACC)の概念
株主資本コストとは
CAPMは投資家の思考プロセスを反映したもの
ベータ(β)は個別銘柄のリスクを表す
デットとエクイティでは、どちらの資本コストが大きい?
デットとエクイティの最適バランスは?
02 事業リスクと財務リスク
03 補論:財務レバレッジとROE
第6章 DCF法による事業価値の算出方法(超実践版)
01 DCF法の全体像
DCF法によるバリュエーションの流れ
企業価値は「非事業価値」と「事業価値」で構成される
事業価値は、ビジネスが将来生み出すフリーキャッシュフローの現在価値
なぜ、ファイナンスの世界ではROICが重宝されるのか?
DCF法の3つのステップ
コラム 用語の使い分けについて
02 フリーキャッシュフローの予測
フリーキャッシュフローは営業利益からスタートする
予想財務3表の作り方
事業計画の立て方
前提条件の設定
ケーススタディでDCF法によるバリュエーションを実践する
予想財務3表を作るための前提条件
予想P/L
予想B/S
予想B/S上の必要手許現預金と余剰現預金について
予想フリーキャッシュフロー
予想投下資産
予想ROIC
03 WACCの算定
株主資本コストの推計
リスクフリーレート
マーケットリスクプレミアム
有利子負債資本コストの推計
資本構成の検討
WACCの算出
04 ターミナルバリュー(永続価値)の算定
ターミナルバリューの考え方
ターミナルバリューの留意点
コラム 100年後にもらえるポルシェの価値は?
05 事業価値・企業価値・株主価値
06 感応度分析
07 バリュエーションと株価
08 補論:DCF法によるバリュエーション詳解
事業計画策定上の注意
1 買収先へのコミットメント
2 複数シナリオを用意する
3 予想B/Sと予想C/Fも作成してキャッシュが回るか確認する
予想P/Lと予想B/Sの循環
WACCを設定するための目標資本構成の循環問題
株主資本コストを求める際に悩ましいベータの取り扱い
レバードベータとアンレバードベータ
DCF法の算定結果はほとんどがターミナルバリューだから意味がない?!
09 6社クイズ B/SとP/Lには業種ごとの“型”がある
第7章 株式市場での同業他社の評価
01 株式市場がどう評価しているのか理解するのがComps
Compsの手順
EBITDAマルチプル
PERとPBR
02 PERもEBITDAマルチプルも成長性と収益性に応じて高くなる
03 カレンダライズ(Calendarize)
04 眼鏡業界のEBITDAマルチプル
第8章 M&Aにおける買収金額の決め方
01 買収金額の相場
グローバルM&Aの買収金額は上昇傾向
買収にはクールな判断が必要
02 シナジー効果と買収金額
03 買収効果を測る指標
買収効果を何で測るか?
買収スキームや資金調達方法で買収効果は変わってくる
04 のれん償却への対応
05 上場企業の買収におけるTOB価格の決定
06 LBOへの発展
LBOのスキーム
PEファンドの儲けのカラクリ
07 PEファンドが買収するのは「衣・食・住」ビジネス
08 教科書通りのファイナンス戦略を実践するソフトバンクグループ
09 株式会社マイネットによるLBO案件と資金調達スキーム
コラム 買収形態について
第9章 株主還元政策
01 過小評価されている配当の重要性
02 ペイアウトの全体像
配当政策
横並びの日本企業、成長戦略とのバランスで決める欧米企業
現金を貯め込むだけでいいのか?
コラム 行き過ぎた業績連動報酬も考え物か
株主還元にもダイナミズムを!
コラム 配当性向を100%にしたアマダ
03 配当について
配当は株主にとって価値中立的
機関投資家の配当に対する期待
04 自社株買いについて
05 配当 v.s. 自社株買い
06 株主優待をどう考えるべきか
07 ペイアウトケーススタディ
08 補論:リキャップケーススタディ
第10章 IR戦略
01 IRの前提知識
02 誰を対象とするのか
03 機関投資家 v.s. 個人投資家
04 日本の株式市場の大株主は誰か
05 マーケットを司る超重要要素としての流動性
06 ストラテジストという存在
07 どの投資家にアプローチするか
第11章 ベンチャーファイナンス
01 ベンチャーファイナンスについて
VCなどリスクを取る株主が得られるものとは?
出資金額と持分割合の関係
02 未上場企業の株価はどうやって決めるのか?
PER以外でベンチャー企業の想定時価総額を求める方法
出資時の時価総額が決まって、発行する株数も決まる
コラム 業界平均PERを求める際はどこまでを業界の銘柄として含めるべきなのか?
03 上場までの株主構成をどう考えるか(資本政策)
04 クラウドファンディング
資金調達のみではないクラウドファンディングの役割と効果
クラウドファンディングの課題と波及効果
第12章 ビジネスパーソンとしてざっくり知っておくべき主要数字一覧
あとがき
ダイヤモンド社「コーポレートファイナンス 戦略と実践」 2019年4月続きを読む投稿日:2024.01.19
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