人文・思想・歴史
伊四〇〇型潜水艦最後の航跡
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1945年8月29日未明、米潜水艦セグンドは想像を絶する巨大な艦影を発見した。日本海軍が極秘裏に開発していた世界最大の潜水艦伊401潜だった――。地球を一周半する航続能力をもち、攻撃機「晴嵐」3機を搭載する伊400型は、真珠湾に続く対米戦争の切り札として山本五十六が構想したものという。米国のジャーナリストが、日米双方の資料を調べ上げ、存命する当事者に直接取材して、最高機密に包まれた巨大潜水艦の誕生から最期まで劇的な航跡のすべてを描く。
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戦局は悪化の一途をたどり、敗戦のときは刻々と迫っていた。
米国東海岸攻撃という当初の計画はパナマ運河爆撃へと変更され、それもまた西太平洋ウルシー泊地の米機動部隊への奇襲攻撃「嵐作戦」へと変更される。
第一潜水隊伊400潜と伊401潜は、最初で最後の攻撃作戦へと向かうが、その途上で運命の8月15日を迎える。
やがて米軍に拿捕された両艦は、徹底的な精査を受けたのちに雷撃処分を受け、その悲運の生涯を閉じたのだった。
そして60年後。オアフ島沖合の冥界から伊401潜、伊400潜がその姿を再び現す――。
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1945年8月29日未明、米潜水艦セグンドは想像を絶する巨大な艦影を発見した。
日本海軍が極秘裏に開発していた世界最大の潜水艦伊401潜だった――。
地球を一周半する航続能力をもち、攻撃機「晴嵐」3機を搭載する伊400型は、真珠湾に続く対米戦争の切り札として山本五十六が構想したものという。
米国のジャーナリストが、日米双方の資料を調べ上げ、存命する当事者に直接取材して、最高機密に包まれた巨大潜水艦の誕生から最期まで劇的な航跡のすべてを描く。 -
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