サブスクリプション―――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
ティエン・ツォ(著)
,ゲイブ・ワイザート(著)
,桑野順一郎(著)
,御立英史(著)
/ダイヤモンド社
作品情報
消費者の関心が「所有」から「利用」へと変化するなかで、サブスクリプション(継続課金)・モデルに移行した企業が急成長をとげている。アドビ、ネットフリックス、コマツ、フェンダー、ニューヨークタイムズ・・・はなぜ成功しているのか。どうすればこのモデルに移行できるのか。Zuoraの創業者兼CEОが初めて明かす。
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この作品のレビュー
平均 4.0 (88件のレビュー)
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『サブスク』という言葉で色々なサービスが提供されつつある日本。日本ではサブスク=月額課金と受け取られがちだが、本書ではそれが大きな間違いであることを指摘している。
悲しい事に日本では言葉だけが独り歩き…し、結局は中身は以前と変わらず、そして目新しいと思われた言葉が数年後には鎮撫化してしまうというのがよくある話。
原書は2017年、翻訳版の本書は2018年。そこそこ増刷を重ねており淘汰の激しいビジネス書の中では息の長い本書である。つまりは世の中の消費者がサブスクを支持し、提供する側の会社もなんとかそれに追従している現れの一つなのかもしれない。
著者はアメリカのズオラの創業メンバー。日本よりは変化の激しいはずアメリカににおいても、サブスクのビジネスモデルが、従来のビジネスモデルと財務的にも戦略的にも考え方が大きく違い、会社の仕組みなりビションの共有の浸透などには相当の苦労があったようだ。
読めばなるほどと思える内容だが、実行はかなり困難。というのはビジネス書あるある。
しかし、モノからコトへ。所有から消費や体験へ。というのは、身の回りにはそれなりに浸透しているのは実感できる現代。
心して本書の考え方を取り入れていかないとホント未来はないかも。
続きを読む投稿日:2023.01.04
様々な事例とともに、サブスクリプションビジネスの意味や実態について説明した本。特に後半の、マーケティング、営業、会計、ITといった企業の根幹をサブスクビジネスにおいてはどのように位置付ければ良いかとい…う部分は頭に入れておきたい。続きを読む
投稿日:2023.09.27
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