主婦・山口みちるは、娘・みさとの幼稚園入園を機に、同じ園に子供を通わせるママ友たちとひんぱんにメールのやりとりをして親しくなっていった。そんなとき、いかにもヤンママというかんじの若い春川美菜が娘を転入させてくる。スーパーで偶然、美菜と出くわしたみちるはいきなり「ださ~ッ!」呼ばわりされ、なんて失礼な奴!と、美菜のことを疎ましく思うのだが、なぜか他のママ友たちは美菜のことを好ましく言い、逆にみちるのほうが皆から疎外されるようになってしまう。「どうして私がこんな目にあわなきゃならないの?」過剰に被害・・・
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デザイン会社に勤める堂島杷子(どうじま・わこ)は、夫の浮気が原因でただいま別居中ということもあり、仕事の打ち上げでついつい度を越して痛飲してしまい・・・目覚めると、なんと見知らぬ美しい男のふところに抱かれていた。なんとそこはゲイ・バーで、当然、男はヨシキという名のゲイの店員だった。勝手に酔いつぶれて寝てしまった杷子に対して文句を言いながらも、ヨシキは夫婦関係で傷ついた彼女の心を見通したかのように、意地悪なように見えてその実、ぬくもりのある態度と言葉で真正面から接してくれて・・・杷子はささくれだった気持ちが解きほぐされていくのを感じるのだった・・・・・・。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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「ああ、私は世界一不幸な女だわ」というのが口ぐせの幸村清子(ゆきむら・せいこ)だったが、実際は真逆。清子は手広くマンション経営を展開する地元でも有名な幸村不動産の一人娘であり、親の持ちマンションに婿の登(のぼる)と暮らし、ぜいたく三昧の日々を送っていた。家も結婚もすべて親が決めたとおりに従っていることを指して「世界一不幸」などとほざいているのだ。そんな清子の唯一の楽しみはホストのミカドと自分勝手なSEXにふけること・・・登との夫婦間Hはあくまで後継ぎをつくるための義務みたいなものであり、なんの快感も興奮もなかったのだ。それにしても子供ってなかなかできないものねえ・・・と思っていた清子だっだが、なんとある日、妊娠が発覚する。それも時期的に言ってあきらかに父親はミカドだ! さあ、どうする!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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平井朱美(ひらい・あけみ)は美しい女性だった。エリートでハンサムな男性・隆志(たかし)に愛され結婚し、彼のために高級ブランドの服を美しく着飾り、完璧なメイクでばっちりキメて・・・華やかで幸せな生活がずっと続いていくはずだった。ところが、そんな理想を打ち砕く邪魔な存在が現れた。それは自らが産んだ娘・優菜(ゆうな)! 隆志は優菜が生まれてからは自分のことを一度も抱いてくれず、可愛い娘だけに首ったけ。一方の私はめんどくさい育児のおかげで日々所帯くさくなっていくばかりで・・・・・・もうこんなの耐えられない、私だけを愛してよ!! 世にも愚かな母親失格女が犯した信じがたい凶行とは・・・!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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主婦・高森美和(たかもり・みわ/32歳)が生まれてからずっと住む竹町3丁目は、味わい深い下町の風情が残るいい街だったが、近所の古い公団アパートが取り壊され、最新の高級住宅街『竹町バンブーテラス』ができてから、ガラリと空気は一変してしまう。そこは”ゲーテッド・コミュニティ”と呼ばれる、敷地外とは完全遮断され防犯設備を徹底したところで、住むのはお金持ちのセレブ連中ばかり・・・おのずと美和たち敷地外に暮らす先住庶民たちとの間には溝が深まり、両者を険悪な雰囲気が包み込んでいく。そんなある日のことだった。外界から閉ざされたバンブーテラスの敷地内で、大規模な火災が発生してしまう・・・!(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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夫と子供、そして姑と暮らす主婦・葉子(ようこ)だったが、あともう一人、迷惑で仕方ない家族がいた。それはもうじき40歳になる”いかず後家”の義姉・絵理(えり)・・・週に3~4日、派遣社員として働いてはいるのだが、その収入はすべて自分の遊びや服のためにしか使わず、生活費はもっぱら姑の年金におんぶにだっこ。洗濯や掃除などの家事もぜんぶ葉子に押し付けるという好き放題っぷりで、ほとほと困っていた。そんな絵理も、そこそこ婚活に取り組んではいたものの、唯一の売りのダイナマイトバディもアラフォーともなるとなかなか厳しいものがあり、一向に結婚の機会は訪れなかった。しかしそんなある日、久々に見合いの話が舞い込んできて・・・?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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夫が勤める会社の社宅住まいとなった主婦・村上素子(むらかみ・もとこ)。出世意欲の強い夫の内助の功となるべく社宅内の実力者である部長夫人に取り入ろうと努めるのだが、新入りの彼女は使い走りをさせられるのがせいぜいだった。そんなとき、部長夫人の誕生パーティーが開かれることになり、素子は気の利いたプレゼントを贈って点数を稼ぐべく、占い師・マダム桐子(きりこ)のアドバイスを受けて品物を選ぶことに。すると結果は大成功! 素子は部長夫人に大いに気に入られ、夫も順調に社内での評価を上げていく。その後もことあるごとにマダム桐子の占いアドバイスに頼りきって自らの選択を決定していく素子だったが、あるときそれがとんでもない事態を招き、素子は大ピンチに追い込まれてしまうのだった――・・・。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-3~特集/自業自得な女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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由緒正しい家柄の夫・貴士(たかし)と、周囲の反対を押し切って結婚した菜々子(ななこ)だったが、なかなか子供ができないことが夫婦間の溝となり大げんか・・・売り言葉に買い言葉で家を飛び出してしまう。そして路頭に迷う寸前にどうにか住めることになったのが『メイフラワー荘』という、今にも壊れそうな木造ボロアパートで、ヘビは出るわ、最近下着ドロは出るわ、おまけに管理人はセクハラおやじだわ・・・とにかくとんでもないところだった。それでも、そこに住むワケありだけど人情味あふれる入居者たちと交流するうちに、徐々に生活は落ち着き心の平穏を取り戻していく。そんなある日、ようやく菜々子の居所をつきとめた貴士が、彼女が置いていった離婚届を持ってやってくる。ああ、いよいよ私たち、本当に別れちゃうのか・・・そう覚悟する菜々子だったが――・・・?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-2~特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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夫との結婚三十年記念日のお祝いということで、二人の子供たちから高級ホテルのディナー付きペア宿泊券をもらったとき、主婦・大崎信子(おおさき・のぶこ)はとまどっていた。実はその日、夫に離婚届を突きつけるつもりでいたからだ。見合いで結婚してからこの二十九年間、頼りない夫を支え、尽くし、子供たちを一人前にするためにすべてを犠牲にしてきたが、ある別の男性との出会いを機に、この先は自分自身の幸せのために生きていきたい・・・そう考えた末の決断だった。ところが当日、ついにその想いを実行に移した信子を待っていたのは、夫からの思わぬ対応だった――・・・。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-2~特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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主人公・井上由加(いのうえ・ゆか)は元々資産家の令嬢だったが、母親から束縛された息の詰まるような生活に嫌気がさし、家を飛び出してしがないストリート・ミュージシャンだった今の夫・学(まなぶ)と結婚した。その後娘のみさきも生まれ、貧しいながらもささやかな幸せに包まれた暮らしを送っていたのだが、ある夜、家族で居酒屋で食事をした帰り、飲酒運転の学が車で人を撥ね、そのまま逃走してしまう。罪の意識に苛まれた由加は学に自首を促すのだが、聞き入れてもらえず・・・自ら警察に出頭する決意をするのだが、実はこの事件の裏には由加の母親の密かな目論見が潜んでいたのだった・・・。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-2~特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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高田はしがない万年ひらサラリーマン。夫としても父親としても威厳や存在感がなく、妻と三人の子供たちからも疎んじられ、足蹴にされるような日々を送っていた。そんな彼の唯一の楽しみは、週に一回、安い立ち飲み屋で頼む一杯のビールと一品のつまみだったのだが、ある日そこで知り合った一組の男女から思わぬ話を持ちかけられる。三人でグルになって痴漢詐欺を働き、妻から示談金と偽って20万円をだまし取ろうというのだ。首尾よく計画が成功し、まんまと自分の取り分の10万円をせしめてホクホクの高田だったが、悪いことはできないもので、今度は自分が弱みを握られ脅迫されるはめに陥ってしまうのだった・・・。(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-2~特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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紺野美也子(こんの・みやこ)は、実母と夫との三人暮らしの主婦だったが、その暮らしは非常に苦しく厳しいものだった。実母は脳梗塞からの認知症を患い寝たきりの生活を強いられたため、美也子はその介護に専念するべく仕事を辞めざるを得なかった。そして夫・精ニ(せいじ)のほうはというと、彼は軽度の知的障害者であり、仕事や日常生活においてはほとんど支障がないものの、実母の施設入所に関する福祉の相談などの込み入った話にはついてこれず、諸々の生活の悩みや負担がすべて美也子にのしかかってくるという有様だった。それでも懸命にがんばる美也子だったが、その後も不景気のあおりで精二の給料が激減したりと次々と不幸が襲いかかってきて・・・挙句の果てには、なんと美也子自身がリウマチ性多発筋痛症という難病に見舞われてしまうのだった。果たして、この地獄のような日々に希望の光が差すことはあるのか――?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.5-2~特集/ああ!嘆きの底辺妻たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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ああ、母になるって、なんて難しいことなんだろう・・・? ごく普通の主婦・依子は今妊娠中の身だが、実は過去に二度稽留流産を起こしており、三度目の今度も、またダメなのではないかと思うと気が気ではなかった。医者からは不育症と診断され、とりあえずその治療に取り組むしかない。そんなとき、依子は病院で幼なじみの由季と久々の再会をする。聞くと彼女のほうは不妊症に悩んでおり、もうすでに5度の人工授精を試したが未だに妊娠に至らないのだという。資産家で美人で頭がよくて・・・何もかも自分よりも優れていてコンプレックスの対象だった由季が、こと子供はできないのかと思うと、暗い優越感を覚える依子だったが、そんなとき、なんと彼女を三度目の悲劇が見舞う。切迫流産の危機の末に死産だったのだ。深い悲しみに沈む依子を由季は慰めようとするのだが、ついついお互いの憤懣をぶつけ合ってしまい・・・? 母になりたい女たちの切実な想いをエモーショナルに描く、大共感ヒューマン・ドラマ!
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