教養
戦争の真実シリーズ
シリーズ内の平均評価:
(7)
太平洋戦争中、アメリカの戦闘機に装備され、機銃を撃つと自動的に作動する「ガンカメラ」の映像が相次いで発掘された。また米国立公文書館で、B-29が名古屋・大阪を焼き尽くした際の空襲映像も新たに見つかった。日本本土への空襲は、その規模の甚大さゆえに捉えきれてこなかったが、膨大な発掘映像の分析に加え、アメリカ軍の新資料、埋もれていた日本側の作戦・被害記録などを分析することによって、その“全貌”が明らかになっていく。2万ページに及ぶアメリカ軍の戦闘報告書・作戦記録を日本地図に落とし込むと、浮かび上がった・・・
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北海道の北に広がるサハリン。かつて樺太と呼ばれ、約40万人の日本人が暮らしたこの地で、終戦後も7日間にわたって戦闘が続き、住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われていた――。重い沈黙を破る貴重な証言、国内外の発掘資料を初公開。知られざる地上戦の実態に迫る一冊。話題を呼んだNHKスペシャル番組、待望の書籍化。戦争の真実シリーズ第2弾の登場。●目次はじめに序 章「樺太地上戦」とは何だったのか第1章 8月15日 「なぜ戦争は終わらなかったのか」問い続ける元住民たち第2章 8月16日 終戦後の「先制攻撃」第3章 そして「戦闘命令」は下された第4章 樺太で現実化した「本土決戦」という悪夢第5章 少年はゲリラ戦に身を投じた第6章 住民たちは地獄を見た・・・・・・「死の逃避行」第7章 停戦ならず。樺太最大の地上戦「真岡の悲劇」へ第8章 8月20日 ソビエト軍の艦砲射撃が真岡を襲う第9章 相次ぐ集団自決。「北のひめゆりの悲劇」第10章 8月22日 「終戦」から1週間、ようやく戦いは終わった第11章 帰れぬ遺骨終章 樺太地上戦は何を残したかおわりに
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太平洋戦争中、アメリカの戦闘機に装備され、機銃を撃つと自動的に作動する「ガンカメラ」の映像が相次いで発掘された。また米国立公文書館で、B-29が名古屋・大阪を焼き尽くした際の空襲映像も新たに見つかった。日本本土への空襲は、その規模の甚大さゆえに捉えきれてこなかったが、膨大な発掘映像の分析に加え、アメリカ軍の新資料、埋もれていた日本側の作戦・被害記録などを分析することによって、その“全貌”が明らかになっていく。2万ページに及ぶアメリカ軍の戦闘報告書・作戦記録を日本地図に落とし込むと、浮かび上がったのは予想をはるかに上回る被害の実態だった。本土空襲がなぜ無際限にエスカレートし、45万9564人もの多くの命が奪われることになったのか。空襲の恐るべき実態を可視化することで、「本土空襲」の知られざる全体像に迫る。
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