死はこわくない
立花隆(著)
/文春文庫
作品情報
自殺、安楽死、脳死、臨死体験。
長きにわたり、人の死とは何かを思索し続けた<知の巨人>が、正面から生命の神秘に挑む。「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を見ようという気持ちで自然に人間は死んでいくことができるんじゃないか」。
がん、心臓手術を乗り越えた立花隆が、現在の境地を率直に語る。
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商品情報
- シリーズ
- 死はこわくない
- 著者
- 立花隆
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2018.07.10
- Reader Store発売日
- 2018.07.10
- ファイルサイズ
- 2.5MB
- ページ数
- 208ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (8件のレビュー)
-
人間にとって恐怖というのはその存在が「わからない」から。
だから物陰に何かがいる恐怖も、それが猫だとわかると怖くなくなる。
では「死」というのはどうだろうか。
「わからない」のか、それとも「わか…ろうとしない」のか。
著者の視点で臨死体験や生死について書かれたこの本は内容的な面白さと同時に「死」について深く考えさせられる一冊です。続きを読む投稿日:2019.12.08
立花隆先生の本。
スピリチュアル的な“死後の世界”を信じる人にとっては、なかなか厳しい本。
臨死体験をあちらの世界の片鱗を見ることと捉えている人にとっては、なかなか辛い本。
要するに私にとって、…なかなか受け止めるのに(心理的に)難しい本だったというわけで…。
でも救いになるデータや言葉も載っていて、とても興味深く読めた一冊であった。そしてタイトル通り「死はこわくない」そう思える一冊であった。
しばしば引用されるギリシャの哲学者エピクロスの言葉が印象深い。「人生の最大の目的とは、アタラクシア=心の平安を得る事だ」
他にも印象深かったものを挙げようと思う。
☀︎いくつになっても死ぬのがこわいといって大騒ぎする人はまだまだ若いのだ。
☀︎死ぬのが怖いなんて考えている暇はありませんでした。昔、宇宙飛行士で、医師の向井千秋さんに、大事故を想定した訓練中、パニックになる人はいないのかと聞いたことがあります。彼女の答えはこうです。「みんな自分がいま何ができるかを考えて、必死で作業をはじめますから、プロとして意識が全面に出て、怖いとか言ったことは、あまり感じなくなるんですね」
いざ死の危機に直面すると、人間って、その状況を把握したり、その対応に駆け回ったりするのに精一杯で、死を心配している余裕なんてない。それが普通なんです。暇な人だけが死の恐怖にとらわれるんじゃないでしょうか。
☀︎象は、死期が近いことを悟ると、仲間から離れてただ一頭、ジャングルの奥深くにある、人間は誰も知らない象の墓場に向かうといく。そして、墓場にたどり着くと、一人静かに、そこに山なすの象の骨と象牙の上に身を横たえるのだという。
☀︎死の床にある子どもたちに会う時に見せて言うんです。「あなたはいまはまだ繭なのよ。でも、もうすぐ蝶になって飛び立つことができるのよ。蝶なるのは繭のままでいるよりずっと素晴らしいことなのよ。」
☀︎個人の価値観を否定するために科学があるのではない
他にも立花隆さんの伯父さんの死の話や、立花隆さんの父親のことも興味深く読めた。
死を怖がり、死にたくないと思っているうちはまだ死から遠いようです。
個人的には 第二章 看護学生に語る「生と死」
が面白かった。続きを読む投稿日:2023.09.10
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