人文・思想・歴史
千夜千冊エディション
シリーズ内の平均評価:
(55)
知の巨人、松岡正剛の本の読み方がわかる。読書は交際であり、格闘技である!第一章 世界読書の快楽道元『正法眼蔵』ブレーズ・パスカル『パンセ』滝沢馬琴『南総里見八犬伝』オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』エドガア・アラン・ポオ 『ポオ全集』第二章 書架の森リュシアン・フェーヴル&アンリ『書物の出現』デレク・フラワー『知識の灯台』フランセス・イエイツ『世界劇場』メアリー・カラザース『記憶術と書物』ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』アルベルト・・・
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シリーズ30冊目となる本書「数学的」では、古今東西の数学書を読み解く。「数」の概念の誕生から、微分の発明、幾何・代数をへて、カオス理論、そして情緒としての数学に至るまで。数学という、一見すると難解な世界を「言葉」としてとらえ、理解するための一冊。
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人間にとって「性別」とは何か? 生物としての性差がどのように成立しているかの科学的な問いから始まり、女性が母としての役割を担いながらも差別された歴史とそれに対するアンチテーゼとしてのフェミニズムについて、ゲイであることの真摯な葛藤と彼らが築いてきた文化的豊かさについて、そして、人間の根源的なエロスに基づいてLGBTQ+をどのように考えてゆくのかについて。生物学から神学へ。無性生殖から有性の交換へ。人間がありのままの生/性を謳歌しようとする現代を言祝ぐ、松岡正剛渾身のセクシャリティ論。
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「思い出す」には近すぎる――「昭和」は総じて痛ましく、その言葉の群れはたいてい過剰に陶冶されていた。詩や小説に注ぎ込まれたその熱と痛みは、激動のうねりを浴びて変化しながら一時代を築いていく。あまりに多様、あまりに孤独、あまりに熱っぽい。文学作品から引き出す新たな昭和像。
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平安の『源氏物語』から明治の近代化を経て『夜明け前』に至るまで、日本文学はどのような伝統を引き継ぎ、いかに近代化してきたか。「源氏」という構想の妙を紐解き、古典と近代を繋ぐ、新しい日本文芸史。「源氏」と「漱石」をつないでみたいと思ってきた。「もののあはれ」と「可哀想だた惚れたってことよ」である。途中には右京大夫、西行、後鳥羽院、連歌、芭蕉、西鶴、井月たちがいて、主人公をあからさまにしないスタイルを試みてきた。しかし「漱石」以降、近代文学は主人公を用意して、その「創(きず)」を描くことにした。何かの「夜明け前」だったのか。
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古代に渡来した仏教を受け入れ、自国の文化と融合させながらユニークに発展してきた日本仏教。独自の歴史を紐解くキーワードは、「戒律」「浄土」「禅」にあった。風変わりな魅力と独自性に富む「日本仏教」を語り直す、待望の日本仏教篇。
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本は書かれるだけじゃない。読まれるだけでもない。創られるものだ。書物を愛し、膨大な英知を逍遥してきた松岡正剛が、本のさらに向こう側へと突き進む。編集、造本、活字、挿絵、写真、翻訳、校正、装幀、組版、製本、書店、本棚、書評、選書……。この、愛しき本の修羅たちよ!一冊の本が作られて読まれる、その「裏側」まで覗き見て、書物を深く深く愛する術を語りつくす。書物を愛するすべての人に捧ぐ、究極の「愛書術」。
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知の巨人・松岡正剛氏の読書録「千夜千冊」をテーマごとにまとめた文庫化シリーズ。24巻目となる『電子の社会』では、我々の生活とすでに切っても切り離せないデジタル・デバイスとインターネットについて語る。早くからオンラインで編集学校を開校してきた著者によるデジタル論で、読者層との親和性も高い。ますます高度情報化する社会の様相を、著者独自の視点で分析する。
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日本の文芸術は「歌」から始まる。そこから技を磨いていった。歴史と想像入り混じる「虚実皮膜」で遊ぶ近松・南北・秋成、「私小説」というジャンルを築いた四迷・独歩・花袋。日本文学を案内する第一弾!
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アルタミラの洞窟画、ルネサンスの遠近法、印象派の革命、そしてコンセプチュアルアートへ。絵画も日本画も現代アートも、松岡正剛が内外のアートを巡り惚れこんだ作品をすべて詰め込んだ特別編。図版多数。
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貨幣、帳簿、市場……資本主義の基幹エンジンたる仕組みの歴史を紐解く。そしてケインズ、ハイエク、フリードマンの思想へ。ほころび始めたグローバル資本主義の未来を見据えながら、その本質に迫る。
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古代インドの「空」と「縁起」の思想。ブッダは一切を空であると説き、涅槃に至る。やがて仏教は個の救済から鎮護国家へ向かい、中国へ伝播した。西洋知が届かないダイナミックな思想体系が始まる。
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サブカルチャーの起こりは1世紀前のアメリカに遡る。ブルース、ジャズ、グラフィティが「クール」に文化を騒がせた。戦後日本の表現史から「おたく」の誕生、マンガ、ラノベまでサブカルの系譜を辿る。
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