「全能にして全知の存在から発射されるメッセージを電波として受信しているが妨害者の存在を知ったので殺害を実行したものであり――」盆栽が趣味のシングルマザー・知子が、アイドルに夢中の一人娘と少々お節介な父親とのんびり平和に暮らす稲岡市。しかし犯行声明のような怪文書と共に女子高生の撲殺死体が発見され、静かな地方都市を揺るがす騒動の幕があがる! 通り魔殺人事件が起こるたびに発見される電波系怪文書。被害者を?ぐミッシング・リンクとは。巧みにはり巡らされた伏線と規格外の推理が冴える、第1回本格ミステリ大賞受・・・
便利な購入方法
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「全能にして全知の存在から発射されるメッセージを電波として受信しているが妨害者の存在を知ったので殺害を実行したものであり――」盆栽が趣味のシングルマザー・知子が、アイドルに夢中の一人娘と少々お節介な父親とのんびり平和に暮らす稲岡市。しかし犯行声明のような怪文書と共に女子高生の撲殺死体が発見され、静かな地方都市を揺るがす騒動の幕があがる! 通り魔殺人事件が起こるたびに発見される電波系怪文書。被害者を?ぐミッシング・リンクとは。巧みにはり巡らされた伏線と規格外の推理が冴える、第1回本格ミステリ大賞受賞作。
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稲岡市で発生した通り魔事件に三人目の被害者が出てしまう。犯行声明のような電波系怪文書は、犯人によってマスコミに送りつけられ、センセーショナルな報道はますます加熱する。特定できない被害者の共通点。誰が殺されるかわからない恐怖に、平穏だった町は次第にパニックに陥ってゆく。異様な事件の興奮はシングルマザー・知子の平和な日常にも忍びより、ついに四人目の被害者が。知子は編集者の水嶋がもたらす情報をもとに、家族や幼なじみの正太郎と共に、犯人像に迫ってゆく。精緻な伏線とロジックが光る、第1回本格ミステリ大賞受賞作。/解説=戸川安宣
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