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「高校の入学前に病気が見つかってね・・・」世良くんのお母さんが教えてくれた。倒れた世良くんはまだ病院から出れないでいる・・・けど、きっと大丈夫、きっと世良くんは帰ってきてくれる。健気でピュアな青春ラブストーリーもいよいよ最終幕。
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夏休み明けから学校を休みがちになる世良。久しぶりに登校した世良は「2人にはちゃんと話そうと思ってるから・・・」と何かを隠している様子で帰宅していった。授業についていけない世良を気遣い、放課後に詩夕は授業のノートを見せる。久しぶりの2人だけの時間に穏やかな時間が流れるが・・・
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修学旅行で京都を訪れた詩夕だったが、ちょっとしたことから「ただ気になる存在」だったはずの世良を「好き」だと意識していることを自覚していく。なんてことのない会話を重ねながら、おかしな出会いをした二人は距離を縮めていくが・・・。
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昨日の病室での出来事が夢物語のようで頭から離れない詩夕(しゅう)。そんな詩夕のクラスに現れたのは、病室で出会った男の子・世良だった。病院での出来事を忘れてほしいと世良に懇願する詩夕だったが――・・・。爽やかで、どこか切ない恋が始まる。
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桜の舞う季節に、私達の関係は始まった──。入院している祖母のお見舞いの帰り、女子高生の詩夕(しゅう)は廊下から見えた桜に目を奪われ見知らぬ病室へ足を踏み入れてしまう。そこに居たのは静かに眠る、きれいな顔をした男の子で・・・。これは、キスから始まる切なく淡い、1年間の物語。
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