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千里の道も 第三章
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遼と五郎、マクロイにミケルソン・・・・・・トップタイに4人が並ぶというまれに見る大混戦となった全米オープン最終日。舞台はいよいよサンデーバックナインに突入し、優勝争いは混沌としてきた。一進一退、世界最強のまくり合いの激戦のなか、多くの人々に支えられながら歩んできたメジャーまでの道のりに感謝するようにベストを尽くして戦う遼。そして“救世主”が現れた五郎。どちらかが奇跡を起こして日本人初のメジャーチャンピオンとなるのか? それともまたしてもビッグネームに屈してしまうのか? 全米オープン、完全決着!
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全米オープン最終日。屈指の難コースを舞台に繰り広げられるトップ争いは混沌としてきた。首位を走る五郎は焦りからか不調の流れを変えられない。山瀬は相変わらずのイケイケゴルフ。しかし確実に流れをつかんでスコアを伸ばす。そんな中、遼は気迫のこもったプレーで優勝争いをリード。全米オープンが遼を中心に回り始めたとみたミケルソンは、力ずくで流れを奪い取る作戦に出る。一歩も引かず立ち向かう遼に突然のトラブルが襲いかかる・・・。
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全米オープン最終日。遼の快進撃の前にミケルソンやマクロイが立ちはだかった! しかし遼も冷静に「トモダチ作戦」などで反撃。戦いは激しさを増していく。一方、トップに立つ五郎は、そのプレッシャーからか思ったようなプレーが出来ずに苦しむ。さらに五郎の名キャディ、チャーリーの想いを知った稔は? 亡き父の夢を受け継ぐ山瀬のプレーは? それぞれの想いを胸にさらにプレーが展開される。全米オープンの主役はいったい誰の手に?
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全米オープン3日目。難コースに苦戦し、予選を最下位で通過した遼は、巻き返しを誓う。幸先よくバーディ発進し、難関ホールもキャディの稔のアドバイスでパーセーブ。トップのマクロイとの差を詰めるべく、気迫のゴルフを展開していく。一方、同じく予選突破した五郎は、思わぬアクシデントに巻き込まれてしまい・・・・・・全米OP編も佳境、メジャータイトルの栄冠に輝くのは誰か?
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全米オープンに出場している坂本遼は、難コース・べスページの罠にはまり、さらにひとつのミスから悪い流れになってしまい。なかなかスコアを伸ばせずにもがいていた。そしてとうとう、残り数ホールで予選通過ラインギリギリのところまで来てしまった。自らのプレーだけでなく、同じ組で回るマキロイのプレー次第では決勝に進めないというピンチ・・・。そんな中、献身的なサポートが逆に空回りして「遼に迷惑をかけている」と意気消沈するキャディの稔。二人の戦いはここで終わってしまうのか?
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マスターズのリベンジを全米オープンで晴らそうとする坂本遼。序盤は落ち着いたプレーを心掛けることだったが、徐々に難コース・べスページの罠にはまり、スコアを伸ばすトップグループから引き離されてしまう。そして15番ホールでトラブルに見舞われた流れから、1メートルのパットを外してしまったことが、さらに遼の心を深く傷つけた。迎えた2日目、最初の1メートルパットを外したことで、その傷はさらに大きくなり、予選カットラインを気にしなければならない苦しい展開となる。その後も訪れたピンチの連続で、遼はイライラを募らせるのだった・・・・・・。
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全米オープンの舞台、ニューヨーク郊外のべスページにやってきた。山瀬晴彦、飯干五郎とともに全米オープンに出場することになった坂本遼は、この全米屈指の難コースに対し、手堅い戦法で臨もうと決意。マスターズで遼と優勝争いを演じたタイガーやエルスがスコアを伸ばしていく姿に多少の焦りを覚えながらも、パーを重ねていく。一方の山瀬は強気なイケイケゴルフ、飯干は具体的策がないままのスタートとなった。果たして3人は初日をうまく切り抜けられるのか?
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マスターズが終わり、遼の次なるメジャーの舞台は全米オープン。その遼に並々ならぬライバル心を燃やす飯干五郎は、「日本人初のメジャーチャンプはオレ」とばかりに、全米オープンのクォリファイに臨んだが、アジアの強豪や勢いのある若手・山瀬晴彦らが猛チャージをかける中、強気の攻めが災いし、あと一歩のところで出場権を逃してしまう。その後も怒りが収まらない五郎は、何としても出場したいと、恐ろしい計画を思いつく・・・・・・。
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タイガー、エルス、そして遼の3人によるマスターズのプレーオフは、2ホール目に突入。10番ホールのセカンドショットで他の2人がトラブルとなり、遼に絶好のチャンスが訪れた。しかし、痛めた左手首はもう限界で、ショットすることができない状況に追い込まれた。そんな中、遼が稔の助言で取り出したのはウッド! 右手1本のショットでボールを転がし、グリーンを狙う奇策なのだ。成功すれば、グリーンジャケットにほぼ手が届くことは確実なのだが・・・・・・。マスターズの激闘に、いよいよ決着がつく!
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マスターズはついに遼とタイガー、そしてエルスの3人によるプレーオフに突入。悩んだ末にドライバーショットを選択した遼だったが、ボールを木に当ててしまい、トラブルに。セカンドも木の間を狙ったショットだったが、その木をかすってグリーンに届かせることができなかった。研修生時代から「トラブル王」と呼ばれるほど苦境を凌いできた遼。ゴルフ人生を賭ける覚悟で臨んだサードショットが奇跡が起きる!
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マスターズ最終日も、あと2ホールを残すのみ。遼はタイガーとは2打差あり、グリーンを狙ったショットもバンカーに入り万事休すに見えた。しかし、師匠・猪俣からかつて教わった「基本」を心に強く思って放ったバンカーショットで、奇跡のチップインに成功、土壇場でタイガーに追いつく。リーダーズボードを仰ぎみれば、タイガー、エルス、坂本遼の3人がトップタイで名を連ねていた。最終18番ホール、不思議なほど落ち着いて完璧なティショットとセカンドショットを放つも、ボールはバンカーの淵に。オーガスタの女神は最後まで遼に微笑むことはないのか・・・・・・。
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マスターズ最終日、13番ホールでイーグルを奪ったタイガーが単独トップに立ち、坂本遼は一気に4位まで後退。残り5ホール、追いかけても追いかけてもタイガーと差は簡単には縮まらない。だが、諦めない遼が16番ホールに来たとき、オーガスタの魔女が気まぐれを起こす。痛めた手首に不安を抱える中、遼は共に戦うキャディ・稔を信頼すること、周りや遠く日本で自分を見守る人々への感謝を忘れないことを再確認し、諦めない気持ちを持ち続けるのだった。
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