ライトノベル
楽園の魔女たち
シリーズ内の平均評価:
(123)
完結
『魔術師見習い大募集!』公認魔術師エイザード――かれの呼び掛けに集まったのは、いずれ劣らぬ変人揃い。すべての学問に秀でたサラ、プライドが高く語学に精通しているダナティア、剣の腕にかけてはピカ一のファリス、想像力豊かなマリアの女性4人。それぞれの思惑を胸に、騎士兼料理人のナハトールと使い魔のごくちゃん共ども、虹の谷の「楽園」で修業に励むこととなるのだが・・・・・・。
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『魔術師見習い大募集!』公認魔術師エイザード――かれの呼び掛けに集まったのは、いずれ劣らぬ変人揃い。すべての学問に秀でたサラ、プライドが高く語学に精通しているダナティア、剣の腕にかけてはピカ一のファリス、想像力豊かなマリアの女性4人。それぞれの思惑を胸に、騎士兼料理人のナハトールと使い魔のごくちゃん共ども、虹の谷の「楽園」で修業に励むこととなるのだが・・・・・・。
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エイザードとその一行は、ゴーリアスと名乗る騎士から、ある少年と引き合わされた。彼の名はウィルフレード、ベルツ=レクサ王国の第一王子である。王子直々の依頼とは、敵国プラガに囚われた父王を魔術師(エイザード)の力で救出してほしいとのこと。彼の話では、今回の紛争の原因は、両国の境界線となるホラット山に眠る伝説の宝物にあるという。エイザードは条件を出して、依頼を引き受けるのだが。 【目次】夏の訪問者/とんでもない宝物/あとがき
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すべての発端は、ファリスの弟・アルケイドの「楽園」訪問にあった。瓜ふたつの容貌を持ちながらも、まるで性格のちがう彼が突然の腹痛に苦しんだ末に、姉に託したのは、アジェンダ島のアルフォイ家を弔問に訪れることだった。急遽、エイザードの魔法で、スフェルズの港に飛ばされたファリス。そこで待っていたのは、フレイと名のる、ファリスの「婚約者」となるべき青年だったのである・・・・・・!?
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祖父の命で、灼熱の砂漠ゴルダへ旅立つことになったダナティア。そこは小さな部族間の衝突が絶えないばかりか、犬猿の仲の兄皇子が居住する危ない場所でもあった。エイザードの妖しげな術で、ご丁寧にも砂漠の真ん中に送りこまれた彼女は、突如現れた巨大砂ナマコ(by ダナティア)に襲われ、気を失った。再び瞼を開けたとき、ぐるぐる巻きにされた屈辱に堪えない彼女の姿があった。
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そもそも発端は、小鳥のヒナを救けようと木に登り、不覚にも頭から落下したことだった。幸い命に別状はなかったものの、変化はまず嗜好に現れた。食欲対象は「生肉」に限定された。そして数日後、自らの肉体が野獣のごとく変貌。おまけに口から炎を吐く「熱き男」へと異変はエスカレートしていった。ああ、彼こそ――ヨンヴィル国騎士団虹の谷支部長アシャ・ネビィ24歳――その人であった。
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税務院きっての切れ者ヴェラトラム・ササは、お調子者の金満家パガスの家に乗り込んだ。狙いは所得隠しを暴くことである。抜かりない仕事捌きで、ガサ入れは成功に終わる。しかし、そこで所得隠しの品「呪いの壺」を割ってしまう。その後、彼(いや彼の周り)を襲う不幸な出来事の数々。この呪いを解くべくエイザードは、秘密兵器(!?)マリアをヴェラトラム宅に家政婦として送り込むが・・・。
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「楽園」の友人たちに祝福され、ダナティアは祭壇へ進む。待っているのは伴侶となるはずの人。花婿と誓いの接吻を交わそうとして顔を見ると、な、なんと大の苦手なカエルではないか!! 悪夢から覚めたダナティアを本当の悪夢が襲う。虹の谷の訪問者――その名をクリスティン・マリエル――実の母親と、「バカ」師匠エイザードが恋に落ちて・・・・・・!? ほか夢あふれる短編を三編収録。 【目次】精霊の贈り物/ごくちゃんのしあわせ日記/無邪気な聖母/彼らの楽園/あとがき
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伝説の大泥棒・怪盗<ウォルスの霧>が現れた。オーガンの街が湧くなか、ヨンヴィル国騎士団虹の谷支部・支部長アシャ・ネビィは、へっぽこ魔術師エイザードの弟子ファリスと、ともに馬術競技大会へ向かう。その道中、スリにお金はもとより大会の参加証まですられてしまう。困ったアシャ・ネビィは、いかにも人の好さそうな中年の男の家に泊めてもらうことに。それがとんでもないことに・・・・・・。
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生徒の大半が問題児という<リトラド学園>において、学長が何者かに襲われた上に丸裸で放置されるという怪事件が発生。亡き伯父の後を継いで、学園の理事長となっていたティルティスは、事件の調査をかつての学友で魔術師エイザードの弟子サラに依頼する。だが、彼女は教師として学園に赴任するやいなや、「いつも通り」のマイペースで、この荒れ果てた学園をさらなる混乱の渦に巻き込むことに・・・。
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気がついたとき、ナハトールは魔法のかかった鎖でぐるぐる巻きにされていた。――エイザードの弟子たちと連続髪切り裂き魔が現れたイレインの街を訪れたところ、あろうことかクマのぬいぐるみにさらわれたのだ。待っていたのは、自分を「女王様とお呼び」という魔女=クィーン・フェムだった。誘拐の目的は、エイザードをおびきよせるためだ。ところが、エイザードは原因不明の「病」に伏していた。
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虹の谷の「楽園」に奇妙な荷物が送られてきた。それも着払いで・・・・・・。寝椅子をまるごと梱包したようなそれは、棺桶のようだ。添えられた手紙はエイザード宛なのでどうせ誰かの嫌がらせだろうと呑気な弟子たち。ところが真夜中棺桶が中から開かれた。勢いよく開けたため、重し代わりに載せてあった壺が割れ酢キャベツまみれになったその男こそデヴァイン・フロウ――悩める吸血鬼であった。
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海辺に打ち上げられた一本のガラスびん。中には意味不明のメッセージが入っていた。キーワードは「ドクター・カプラー」「魔術師組合」、そして「虹の谷」。組合の長老からこの件を一任されたエイザードは、ドクター・カプラーの謎を解明するため、ファリスとサラを差し向けた。一方、不運を絵に描いたような探偵ルーファスも、「その不幸さゆえ」カプラーの病院に入院するはめになるのだが・・・。
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