昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。「何が書いてあるか読んでごらんなさい」奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める・・・・・・。「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ!書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。【目次】第一話 死者の書第二話 妣が国・常世・・・
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仮面の男、木島平八郎。古書店「八坂堂」の店主にして、「この世にあってはならぬもの」の仕分屋。だがその素性は未だ知れない。一方、木島につきまとわれる学者・折口信夫。女嫌いのはずが、霊的能力をもつ少女・美蘭を側に置く羽目に。彼らが行く先々、常に事件が待ち受ける。『八つ墓村』のモデルとなった津山三十人殺し事件、心中ブーム、人間避雷針・・・・・・。正史と偽史の狭間に葬られし闇の物語を暴く、怪奇ミステリ事件簿・第二弾!〈自著解題〉の書き下ろしを新たに付し、改訂新装版で復活。【目次】第一話 砂けぶり第二話 翁の発生第三話 乞丐相〈自著解題〉民俗学者の家族小説
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昭和初期――オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。民俗学者の折口信夫は古書店「八坂堂」に迷い込み、その棚にあるはずのない、未だ構想中の自分の小説『死者の書』を見つける。「何が書いてあるか読んでごらんなさい」奇怪な仮面を被った店の主人、木島平八郎に促され、その奇妙な書の頁をめくった時から、折口のまわりで奇怪な出来事が起こり始める・・・・・・。「あってはならない物語」へ誘う傑作文豪怪奇ミステリ!書き下ろしの〈自著解題〉を付す改訂新装版で復活。【目次】第一話 死者の書第二話 妣が国・常世へ第三話 古代研究第四話 水の女第五話 若水の話〈自著解題〉物語を供養する
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