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映画・音楽・演劇

絶望している暇はない~「左手のピアニスト」の超前向き思考~

¥990

(税込)

2017年06月30日配信

あらすじ

奇跡のピアニストが奏でる35の言葉。

“左手のピアニスト”として知られる舘野泉。80歳を超える今も、国内外で年間50回近くのコンサートを行う現役の奏者である。

 舘野泉の身に異変が起こったのは、2002年1月のことだ。在住するフィンランド・ヘルシンキでのリサイタル中、脳溢血で倒れ、右手の自由を失ってしまう。
 しかしわずか2年のち、左手だけで演奏を行うスタイルで復帰を遂げたのだ。

『目の前に大海原が現れ、うねり、ぶつかり、音が香り、咲き、爆ぜて飛沫をあげているような、そんな感覚になりました。ピアノに向かうと、左手一本で弾いているのに、音が立ち上がってきた。僕の前に、「左手の音楽」という新しい世界が開けてきました。
 自分はこれでまた、変わらず音楽ができる。僕を閉じ込めていた厚い氷が融け、一瞬にして光溢れる世界に戻って来たのです』(本書より)

 舘野泉は、どんなときも絶望しない。むしろ、不自由や困難があっても、それは自分の知らないこと――つまり、新しい体験だから面白いのだという。
長期に及んだリハビリですら心の底から楽しんだと語る、舘野泉の言葉は、常に前向きで、新しい世界に対する好奇心にあふれている。

※この作品は一部カラーが含まれます。

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作品情報

著者
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2017.06.30
書誌発売日
:
2017.06.01
ファイルサイズ
:
1.5MB