第1巻「明治中期、ある村で二人の赤ん坊が生まれた」一人は地主の長男・川上龍太郎、もう一人は小作人の長男・大山竹蔵。二人は幼少の頃から絵を描くのが好きで、ライバルでもあり友でもあった。龍太郎の画家になりたいという気持ちは、次第に強くなっていく。しかし、家の跡取りである龍太郎は、両親に画家になることを反対される。一方、小作人であり家族を養わなければならない竹蔵も、絵を描くことをあきらめかけるが、龍太郎の東京へ出て画家になるのだという強い決意に押され、決意を固める。そして、二人は東京へと向かう。
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第12巻
竹蔵の想いが通じたのか、ついに天女は竹蔵の前に裸体を露わにする。
仏画師・海石、煩悩画家・竹蔵の二人がたどり着いた絵とは・・・。
絵の基礎を学ぶため、九州の黒田清輝のもとに身を寄せていた竹蔵であったが、物足りず東京へ行くことを決心する。
一方、黒田との対立で画壇から孤立している龍太郎だったが、竹蔵の上京を機に二人で個展を開くことを決意するのだった。
画家を志して上京した二人の若者の蒼き炎は、始まりの地、東京で再びメラメラと燃え上がる! -
第11巻
サロンで大賞を受賞した龍太郎に対し、サロンから追い出された竹蔵だったが、フォンテーヌ伯爵の助力によって個展を開く事になる。
それを機に、二人は日本へ戻ることを決意する。
故郷へ凱旋を果たした龍太郎。
片や、死んだことになっている竹蔵は京都のある寺に身を寄せることになるのだった。
ある日、小僧となった竹蔵の前に天女のような美しい女性が現れる。
彼女の姿に憑りつかれた竹蔵は、あの手この手でモノにしようとするが・・・。 -
第10巻
龍太郎は南フランスで知り合ったリーナと恋に落ちるが、若き日のヒトラーの横恋慕によって銃で撃たれてしまう。
絵のモデルを探していた竹蔵は、ヒトラーに連れられパリに来ていたリーナに一目ぼれする。
竹蔵のしつこさに根を上げたヒトラーはリーナをモデルにすることを許すが、偶然、竹蔵はリーナと龍太郎の関係を知ることになる。
一方、一命をとりとめた龍太郎はリーナとヒトラーを追い、パリへと戻ってくるのであった。 -
第9巻
フォンテーヌ伯爵から命からがら逃げだした竹蔵は、浮浪者の娘とおっさんに助けられる。
そんな中、これまで日露戦争から共に旅をしていたマンちゃんが病に倒れてしまう。
マンちゃんを助けるため、病院などを回るが無一文の竹蔵にはどうすることもできないのであった。
そんな折、ルイ・ロベールと再会し・・・。
一方、ウイーンに渡っていた龍太郎とリーナは、一人の画家志望の青年と出会う。
その青年とは若き日のアドルフ・ヒトラーだった。 -
第8巻
戦いを終えた竹蔵と龍太郎たちは別れ、それぞれの道を歩いていた。
パリに残った竹蔵は、裸しか描かない天才画家ルイ・ロベールと出会い、そのすさまじい絵と生き方に衝撃を受ける。
一方、龍太郎は南フランスへ渡り、セザンヌの元を訪れるが、人嫌いのセザンヌに会うことは出来ずにいた。
そこで出会ったのが謎の少女・リーナであった。
二人は次第に仲良くなり、ともに暮らすことになるのだが・・・。 -
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第7巻
ナタリーをモデルとした肖像画対決は、いよいよ佳境を迎えていた。
発表された4人の絵に対し、今までの画風を全く捨て去った龍太郎の絵
最後に残った竹蔵の絵は・・・奇想天外なものだった。
2人の絵にピカソ、モディリアーニ、ユトリロ、パスキンの画壇の最先端の絵を見た以上のどよめきがパトロンたちの間に起こるのであった。
パトロンたちの怒号が飛び交う会場の中でついに審判が下される。
ピカソ、モディリアーニ、ユトリロ、パスキン、龍太郎、竹蔵の6人の中で誰が選ばれるのだろうか。
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第6巻
龍太郎と運命の再開を果たした竹蔵。
二人はピカソ、ユトリロ、モディリアーニ、パスキンとともにナタリーの肖像画の勝負に挑んでいた。
次々と自作の制作に打ち込む画家たち。
龍太郎は自分の絵に満足できず試行錯誤を繰り返していた。
そして、龍太郎の発表作は、今までの龍太郎の画風とは全く違うものだった。
一方、竹蔵はどうしたらナタリーと寝ることが出来るか、それだけに情熱を燃やしていたのだった。 -
第5巻
無事、別々にパリへたどり着いた龍太郎と竹蔵。
似顔絵描きとして日々の糧を得ていた竹蔵の前に現れたのは絶世の美女・ナタリーだった。
彼女の裸を描きたい!寝たい!という一心でどうにかして屋敷に潜り込もうとする竹蔵だった。
ピカソ、モディリアーニ、ユトリロ、パスキンなど後に名声を馳せることになる画家たちと出会い。
龍太郎との再会も果たした竹蔵。
その6人は、ナタリーをモデルとして賞金10万フランと永遠のパトロンを賭け、壮絶な戦いが始まる! -
第4巻
竹蔵の戦死の報を受け、失意の龍太郎は単身パリへの渡航を決意する。
黒田精輝の援助によって、アメリカからパリへ向かう予定であったが、アメリカで待ち受けていたのは人種の壁と貧困であった。
そして、ある少年と出会う。少年の名はアル・カポネであった。
一方、ロシアの捕虜から解放されパリに向かっていた竹蔵だったが、シベリアで猛吹雪の中、遭難してしまう。
竹蔵一行の運命は・・・?
龍太郎はパリへたどり着けるのだろうか? -
第3巻
白馬会も終わり、龍太郎はパリでの修行を志すが、そんな折、竹蔵に日露戦争の召集令状が届く。
激しい戦場のただ中で死を覚悟する日々の竹蔵であったが、重苦しい日々の中で竹蔵の描く女性の裸は兵士たちの癒しとなり人気者となっていく。
激化する戦場のなかで出会った満ちゃんと共に、撤退命令を無視し突撃する二人だった・・・。
日露戦争が終わり、竹蔵の安否を心配していた龍太郎の元へ、届いた知らせは竹蔵の戦死の知らせだった。
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第2巻
東京に出た龍太郎は、黒田清輝のいる美術学校で絵を学び、天才肌の画家・青木繁をライバルに研鑽する。竹蔵はパリ帰りの画家・本庄助衛門の元で油絵と出会い、書生となる。
それぞれの芸術にかける蒼き炎がメラメラを燃え始めるのだった。
ある日、女の裸が描きたいと言う衝動が抑えきれない竹蔵は花街へ出かけ、ひょんなことから廓で下働きをすることになる。
そこへ龍太郎と青木繁が現れ、竹蔵は龍太郎の怒りを買うことになる。
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第1巻
「明治中期、ある村で二人の赤ん坊が生まれた」一人は地主の長男・川上龍太郎、もう一人は小作人の長男・大山竹蔵。二人は幼少の頃から絵を描くのが好きで、ライバルでもあり友でもあった。
龍太郎の画家になりたいという気持ちは、次第に強くなっていく。
しかし、家の跡取りである龍太郎は、両親に画家になることを反対される。
一方、小作人であり家族を養わなければならない竹蔵も、絵を描くことをあきらめかけるが、龍太郎の東京へ出て画家になるのだという強い決意に押され、決意を固める。
そして、二人は東京へと向かう。
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