企業のリスクを可視化する事業性評価のフレームワーク
山内基弘(著)
,土田篤(著)
/金融財政事情研究会
作品情報
ビジネスモデルのココを読め!
◆金融庁「金融行政方針」に示されているとおり、金融機関は、担保・保証に過度に依存することなく、取引先企業の事業内容や成長可能性等を適切に評価(事業性評価)したうえで融資を行うことが求められています。
◆一方、融資業務のシステム化や、2000年代前半の採用抑制による中間層の不足等の複合的要因により、事業性評価は個人の経験則による「職人の技」にとどまり、若手職員へのスキルの伝承が滞っている状況がみられます。
◆本書では、コンサルティングの現場で使われている一般的なフレームワークを用いて、渉外担当者の方が事業性評価を実践するための方法論を詳説しています。具体例を示しながらビジネスモデルの見極め方を丁寧に解説しており、読者はコンサルティング能力の向上、目利き力の底上げが図れます。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
企業のリスクを可視化する事業性評価のフレームワーク
著・山内 基弘・ 土田 篤
「事業性評価」とは、財務データや担保・保証に必要以上に依存することなく、取引先企業の事業内容や成長可能性などを適切に評…価することであり、地域金融機関はこの事業性評価に基づき、融資や助言を行うことを求められている。
地域金融機関が求められている役割に、事業性評価に基づく「融資」のみならず、「助言」がある。地域金融機関は融資先である地場の企業の事業性を適切に評価し、融資可否を判断するだけでなく、融資先の収益の改善や事業の成長を導くような「助言」をすることが求められている。つまり「資金」を出すだけではなく、積極的に「知恵」を出し、「「コンサルティング機能」を発揮することが期待されている。
本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜいま「事業性評価」か
②事業性評価とは何をすればよいのか
③ビジネスモデルの考え方
④ビジネスモデルの有効性評価
⑤ビジネスモデルの有効性評価における留意点
⑥事業計画の蓋然性評価
⑦融資における事業性評価の活用方法
金融庁により事業性評価にかかる取り組みが言及されたのは2014年9月とそこから約5年が経過しようとしている。言葉はあるもののそれはざっくりとしたものでそれをどのようにつくりどのように活かしているのかは、金融機関や支援機関により内容やプロセスには大きな違いと差が生じている。
しかし、事業性評価を行い、それを活かすには当初よりも深く広い知識が必要であることはより鮮明になりつつある。「融資」のみならず「助言」を行うとなれば、そのレベルも大きく変わり、時間軸で言えば過去よりも未来、内部環境もしかることながら不確かな外部環境についても知り、そしてその学習を継続していかなければいけない。
ベストプラクティスを押し付けるだけではなく、個別企業のあるべき姿や向かうべき姿を共有した上で個社別のベストプラクティスを意識して「助言」を行わなければいけない。
ただ「助言」をするにしてもしっかりとリスクを捉え、各自が責任と自信を持った「助言」とコンサルを行うということは今までとはまったく違った覚悟を持って対峙し、協力していかなければいけない。
言葉だけがまだまだ一人歩きしている「事業性評価」、本書のように効率的に捉え、物差しを合わせながら次の「助言」に注力できるよう整えていく必要がある。
専門的な人だけの仕事でなくなった「事業性評価」、しかし、専門的な人はそれ以上の仕事をする時代となり、ますます求められ、必要とする力のハードルは上がっている。
事業性評価についてはこれからが「正念場」
主体的に捉え動く人がますます活躍できる時代が本格化している。続きを読む投稿日:2019.08.11
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。