アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南
広瀬信輔(著)
/翔泳社
作品情報
“広告主視点”で俯瞰するアドテクノロジーの世界!近年はメディアの多様化によって広告費支出の対象に変化が出てきています。市場が成長してきたスマートフォン向けのデジタル広告配信や動画広告などが広告市場をけん引する存在になりつつあるのです。そうした変化を背景に、従来のメディアからデジタルメディアへと新規参入を考える広告代理店も出てきています。このようなデジタル広告配信などを支えるIT技術が「アドテクノロジー(アドテク)」です。市場変化に伴って急速に拡大してきたアドテクの世界ですが、そのために業界が複雑化しており、新規参入するプレイヤーにとっては見通しづらい状況になっています。本書では、そうしたアドテク業界を広告主視点、すなわち中立的な立場かつ専門家ではない方にもわかるように、基本的な知識から業界の全貌まで丁寧に解説します。アドテクを軸とした現在のデジタル広告業界が一冊で見通せる内容となります。著者は個人で「Digital Marketing Lab」という情報サイトを運営し、マーケティング会社マクロミルに勤務する廣瀬信輔氏。大学のセミナーで講師を務めるなど、業界を代表するマーケターの一人です。広告出稿を検討する企業担当者はもちろん、デジタル分野へ新規参入を考えている代理店担当者、さらには経営学/経済学を学ぶ大学生など、デジタルマーケティングに興味を持つ幅広い方へお勧めできる一冊です。※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
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この作品のレビュー
平均 3.3 (13件のレビュー)
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広告技術の知識を底上げするのに役立ちました。
変遷が激しい業界なので、3年ごとくらいに情報を最新のものにアップデートしてくれていたらさらにいいなと思いました。投稿日:2021.01.07
◯目的
現職が主に広告主・代理店向けにテレビ広告
出稿をサポートするようなサービスを取り扱っているが、広告主との課題としてデジタルも含めた最適化の話が多いため、アドテクノロジーの観点からデジタル領域に…関する知識も獲得したいため。
◯感想
デジタル広告の歴史や計測方法、プレイヤー、市場の今後などが網羅的にまとめられた書籍。
個人的には広告主と計測面で会話をすることが多いため、クロスメディアでの計測を行う方法や、CVへの寄与度を測るアトリビューション分析は普段業務で扱わない部分なので学びになった。
広告の測定は全てログを用いた計測ができれば最も良いが、メディアのカバレッジやサンプルサイズとトレードオフになってくるため、アンケートとログを組み合わせて妥当性とカバレッジの妥協点を見つけて計測をすることが現状は最適だという感想。
業務で必要な知識としては得られたが、2016年時点の情報のため、正直なところアドテクを知るための最初の書籍としては選択を誤った…
◯メモ
・アドネットワークの始まり
広告主
┠個別のメディア選定・出稿に工数がかかる
┗メディアごとに提供されるレポートが異なるため効果測定に問題
メディア
┠広告枠販売の営業コスト
┗広告在庫のマネタイズ化
P9 行動ターゲティング広告の図
P15 DSPを使った広告配信の図
アトリビューション分析の成果配分モデル
・終点モデル
┗最後のタッチポイントだけをCVの要因とする
・起点モデル
┗最初のタッチポイントだけをCVの要因とする
・線形モデル
┗全てのタッチポイントを均等評価
・接点ベースモデル
┗最初途中最後のタッチポイントの重要度を変える(最初と最後が高く評価される)
・減衰モデル
┗CVに近いタッチポイントをより高く評価
アドベリフィケーションは広告主のブランド価値を守る役割があるものの完全に解決することは不可能に等しい。
とは言えDSPによる効率的な広告配信は必須。
→アドベリフィケーションの「良くない広告枠を見つけて配信対象から除外する」という仕組みとは逆の「良い広告枠を集めてマーケットをつくる」というPMPが登場
CV目的であれ、ブランディング目的であれ広告の効果測定の際は、ログベースで接触非接触者のプレポスで調査をかけて測ることが最も納得感がある。
p100 ダイレクトレスポンス広告とブランディング広告の違い
p102〜ブランディング広告の効果測定方法である従来型リサーチとインバナーサーベイ、リードバナーアンケートの特徴と違い
リサーチ企業の課題
・広告主の内製化続きを読む投稿日:2023.10.24
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