エンターテイメント
日本のたしなみ帖
シリーズ内の平均評価:
(15)
四季折々に旬の食べ物を味わい、美しい草花を愛で、時節にふさわしい身支度をし、さまざまな伝統行事を楽しむ。古来、人びとが培ってきた、つつましくもこころ豊かな暮らしの知恵は、自然と身体の摂理に基づいたものだったのです。そしてそれは、この豊かな自然のなかに生きる私たちにとって、世界に誇れる文化のひとつであり、現代人が健やかに幸せに人生を過ごすためのたしなみと言えるのではないでしょうか。
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お正月のお節料理、節分の福豆、鯛、だるま、招き猫・・・・・・、ちょっと考えただけでも、この国には縁起物がたくさんあります。季節の変わり目に、人生の節目に、私たち日本は縁起物に願いを託してきました。この本を活用し、縁起物のパワーをいただいて、大いに縁起をかついで下さい。第1章では、「行事と縁起物」と題して、四季折々の行事に使われる縁起物を取り上げました。第2章の「お守りと縁起物」では、災いから守ってくれるお守りや、神さまと交信して力を受け取る縁起物を見てみました。第3章の「お祝いと縁起物」は、さまざまなお祝いに登場する、縁起の良い食べ物やお祝い品を、第4章の「動物・植物と縁起物」は、神さまのお使いとして活躍する動物をはじめ、幸運を招く動植物を取り上げました。
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百人の歌人の和歌を一首ずつ撰集した『百人一首』は、千年の時を経てもなお私たち日本人に愛され続けている古典文学といえるでしょう。詠まれているのは、恋、四季、旅、別れといった現代を生きる私たちにも通じるテーマ。日本人の心の機微が、技巧を凝らした流麗な調べによって芸術的に詠み上げられています。ぜひ口ずさみながら鑑賞し、豊かな表現を味わってください。
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日本のたしなみ帖シリーズ、待望の「仏像」です。仏教の教えを伝え、礼拝の対象として造られた「仏像」。現代でもお正月には初詣でお寺に参拝し、観光でお寺に行き、仏像を拝むのが日常的に行われています。お寺だけでなく、道端にお地蔵様が祀られているなど、仏像は日本人の生活に溶け込んでいます。この本では様々な仏像の基本的な姿や特徴を解説。日本各地に祀られている麗しい仏像の姿をぜひ堪能してください。
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日本のたしなみ帖シリーズに「世界遺産」が登場。この本では日本における文化遺産と自然遺産をご紹介します。小さな島国・日本には、こんなにも素晴らしい遺産があるのだという驚きとともに、感動も込み上げてくるでしょう。いつかその場を訪れ、かけがえのない宝物を未来へ引き継いでゆく思いを新たにしていただくことを願います。
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ユネスコの無形文化遺産に登録された和食。申請にはその特徴として、(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重、(2)栄養バランスに優れた健康的な食生活、(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現、(4)正月など年中行事との密接な関わり、の4つが掲げられました。欧米での認知度も高く、外国人観光客からも関心の高い日本料理=和食ですが、果たして自分たちの国の食文化について、みなさんはきちんと説明できるでしょうか? 第一章では和食とは何かを見つめ直し、続く第二章でその歩みを辿ります。さらに第三章では実践編として、だしのひき方・米の炊き方にはじまり、代表的な家庭料理をレクチャー。すばらしき和食のなりたちと魅力を知り、そこに込められた日本人のこころに触れていただければ。
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つぼみから満開、そして散りゆくまで折々の表情をみせる桜。その姿に思いを寄せたり、心の移ろいを綴ったり、あるいは食事を囲んでおしゃべりしたり・・・、古くから豊かな時間を楽しんできた日本人。そんな遠い昔の記憶を辿りながら、現代へ続く桜の旅を本にしました。
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手のひらにのるほどの小さな世界に、四季をあざやかに表す和菓子。和菓子は元禄時代の京都で、茶席とともに大きく発展しました。当時、貴重な白砂糖をたっぷり使った甘いお菓子はとても贅沢なものでした。また芸術的な意匠と菓銘は、自然を慈しみ、文学を愉しむ心を共有し、お客との一期一会を彩る大切なコミュニケーションツールでもありました。時代がかわってもそれは同じです。慌ただしい日常に句読点をうつように、一服のお茶と和菓子は季節の移ろいを気づかせてくれます。
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五七五の十七音に季節感と情感が込められた俳句は、古来、多くの日本人に親しまれてきました。その魅力はいまや、国内にとどまらず、海外にも広がりつつあります。俳句には「季節感が感じられることば」すなわち季語が使われます。それは、長い年月の中で磨き上げられてきた含蓄と趣のある日本語であり、そこには、この豊かで美しい自然に根ざした人びとの日々の営みが反映されているのでしょう。
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四季折々に旬の食べ物を味わい、美しい草花を愛で、時節にふさわしい身支度をし、さまざまな伝統行事を楽しむ。古来、人びとが培ってきた、つつましくもこころ豊かな暮らしの知恵は、自然と身体の摂理に基づいたものだったのです。そしてそれは、この豊かな自然のなかに生きる私たちにとって、世界に誇れる文化のひとつであり、現代人が健やかに幸せに人生を過ごすためのたしなみと言えるのではないでしょうか。
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