小説
激闘!宇宙駆逐艦
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戦争は覚悟を要求する。女性型女性サイズ戦艦が宇宙を飛ぶ、SF小説シリーズ『プリンセス・プラスティック』外伝!
第1幕
全長890メートル、戦闘質量20万トンの宇宙重空母〈ホーネット〉がいままさに沈もうとしている。米宇宙軍第12艦隊駆逐艦〈ミッチャー〉艦長・シャーロット中佐は、〈ホーネット〉のクルーに通信で退艦を促す。撃ってきた“敵”は、どこにも見当たらない。漂う艦艇の破片や、艦艇クルーだった人間の破片。眼前に陰惨な光景が広がる──。
(初出:『月刊群雛』2014年07月号)
第2幕
時は戦闘前に遡る。火星へ向かう途中、米宇宙軍第12艦隊駆逐艦〈ミッチャー〉艦長・シャーロット中佐は、何度も訓練を行った。少しでもこの駆逐艦を、クルーとともに生き残らせるために。たとえクルーに嫌われようとも。入港直前、非常事態通報が。事実上、人類滅亡のトリガーが引かれたとの知らせだった。
(初出:『月刊群雛』2014年08月号)
表紙イラスト:
ソメイヨシノ(『月刊群雛』2014年02月号表紙イラスト担当) -
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女性型女性サイズ戦艦・シファが泣いている。操られて泣いている! SF小説シリーズ『プリンセス・プラスティック』外伝、結末篇!
第3幕
最悪の殺戮兵器と化したシファは、海賊団MAPUの総帥パイモンに操られていたことが判明。このままでは、太陽系圏内は壊滅、人類は絶滅するしかない。提督や幕僚たちは、あまりに絶望的な状況に沈黙する。その時、駆逐艦〈ミッチャー〉のシャーロット艦長が口を開いた。
「諦めるわけにはいきません。我々は我々のなすべきことをしましょう」
艦隊は全速力で地球への移動を開始した。
(初出:『月刊群雛』2014年10月号)
第4幕(終幕)
海賊団MAPUの旗艦、デウス・オブ・アース(ZOE)〉。そのあまりに瀟洒でどこか禍々しい宇宙客船に、総帥パイモンに操られたシファが入っていく。駆逐艦〈ミッチャー〉のシャーロット艦長は叫んだ。
「まだ終わってないっ!」
いま、最後の戦いが始まる。
(初出:『月刊群雛』2014年11月号)
表紙イラスト:ソメイヨシノ(『月刊群雛』2014年02月号表紙イラスト担当)
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