ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業
ダグラス・ストーン(著)
,シーラ・ヒーン(著)
,花塚恵(訳)
/東洋経済新報社
作品情報
全米70万部突破『話す技術 聞く技術』の著者が約10年かけて導き出した
自分だけが知らない「自分」に出会うフレームワーク!
・なぜ、あの上司からフィードバックをもらうと、心がザワつくのか?
・アドバイスの真意を汲みとれるようになりたい
・自分を変えたいけれど、何から手をつけていいかわからない
・「言うことを聞かない頑固者」と言われるが、自分に取り入れたい意見がないだけ
・部下がすんなりアドバイスを受け入れてくれるには、どんな言い方をすればいいのか?
・かたくなな部下の心のなかではどんなことが起こっているのか
・成長につながる、話の聞き方を教えてほしい
・クソバイスをもらったときの上手な流し方が知りたい
そんなあなたに贈る、とっておきの「フィードバック」の授業
上司のダメ出しが、「最高のアドバイス」に変わる!
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.2 (6件のレビュー)
-
300ページ超あったが、重要な点はフィードバックには三種類あるということで、これをきちんと使い分ける点である。感謝と指導と評価である。
投稿日:2018.11.15
フィードバックを「文化」と捉えると様々な解釈が可能となる。阿吽の呼吸が大切な日本で本当に根付くのか。
本書を読んで改めて「フィードバックとは何だろうか?」と考えてしまった。
日本語では「ほめ殺し」「ダ…メ出し」という言葉はあっても、それは「フィードバック」とは意味が異なる。
似た言葉では「アドバイス」があるのだが、どうもこれも意味が違うし、そもそも日本語ではないし。
考えてみると意外にも奥が深いのが「フィードバック」なのだ。
人間とは不思議なもので、自分自身の本当の姿を自分で認識することが一番難しい。
自分は自分のことを良く分かっているつもりでも、他人から見ると違うように解釈されていたりする。
だからこそ、それら他人の目を通して、本当の自分自身を知ることが大事だということになる。
その事を気付かせるのが、まさに「フィードバック」という技術なのだと言える。
ここで敢えて「技術」と書いたが、まさに「フィードバックはテクニックなのだ」と考えると分かりやすい。
テクニックなのだから、習得すれば「フィードバック」を出来るようになるのである。
これについては、思い当たることがある。
自分が他人と会話している時に、どうしても嚙み合わない人がいる。
「俺の話、聞いてる?」と問う以前に、ちゃんと聞いてくれていて、お互いに会話しているのに、噛み合ってない場合だ。
これを「相手の会話スキルが低いだけでは?」で済ませてはいけない。
本当の原因は、「お互いの会話の目指すところがズレている」ということに、気が付くかどうかなのだ。
そして、自分側にも原因の一端があることに気が付くかどうかなのだ。
この「目指すところ」が実は様々な要素があって、一つには「論点」がある。
これは一番分かりやすい。ところが、会話のズレとは「論点」だけに留まらない点が難しいのである。
お互いに論じているだけが会話ではない。
論理や主張がなくても、ただの雑談だったり、日常会話だったり。
その中でも特にフィードバックに該当するものが「対話」という概念だろう。
フィードバックのやり取りをする際に、お互いを「対話」のモードに合わせておかないと、質の高いフィードバックを獲得することは出来ない。
そういう目指すところのズレを修正し、お互い「対話モード」に合わせるためにも、本書では「人間関係をシステムに見立てる」と説いている。
これも、自分にとっては新しい考え方だった。
人間関係をシステムに見立てて俯瞰して見ると、フィードバックする側と、される側の役割が朧気ながら見えてくる。
この役割を理解して会話をすれば、上手くいくということなのだ。
「相手はこういうモードで来ているな」に対して、自分が「こういうモードで接する」となれば、それは有意義な会話となり、より質の高いフィードバックになるのだろう。
同じ言葉でフィードバックをしたとしても、そのシチュエーションや、こちらと相手との関係性や、その場面での雰囲気などでも受け取る意味合いが変わってくる。
だから「システム」なのである。
人間関係をシステムに見立てて俯瞰して見るから、そこに気が付くのだ。
人は、ついつい自分が喋っていると、相手の様子を構うことなく喋り続けてしまう。
本当は、相手に伝わらなければ意味がないのにも関わらずだ。
何なら、相手がその言葉を受け取ってくれていても、腹落ちしていない場合だってある。
その状況も意味がないのである。
だからこそ、例え自分が喋っていても、相手の反応を伺いながら喋り方も変えていく柔軟性が、最も相手に伝わり理解させる方法論なのである。
これが「システム」という意味なのだ。
あるA点からB点まで、どうやって情報を届けるのか?
複雑な電子回路だって、どこかで途切れたら、情報はB点に届かないのである。
言葉だって同じだと思えば、「システム」という意味が理解できるのではないだろうか。
本書では、フィードバックについては「感謝」「指導」「評価」でそれぞれ分けて考える、と説いている。
これも「対話モード」でいれば、自ずとどうやって相手に合わせるかが見えてくるだろう。
フィードバックは本当に難しい。だからこそ、テクニックを正しく学ぶことが重要なのである。
(2023/4/4)続きを読む投稿日:2023.05.13
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。