完結
――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ・・・・・・そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながら・・・
便利な購入方法
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時は遡り、1872年初秋のマルセイユ――“海の天使(ケルビム・デ・ラ・メール)”城に戻ったオーギュスト・ボウが目にしたのは、愛もなく、育てる手もなく、未来も望まれぬまま育った、5歳のジルベールだった。野生児に等しい純真無垢なジルベールを前にしたオーギュストの瞳には不穏な光が宿り――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第4巻!
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クリスマス休暇――ジルベールが残る学園を離れ、パスカルの家で過ごすことになったセルジュは、自分とは無縁のようにも思える平和な人々の中にも悩み、悲しみがあることを知る。パスカル家を後にし1人学園に戻ったセルジュを待っていたのは、抜け殻のようになったジルベールの姿だった。まるで別人のように弱々しいジルベールに助けを求められたセルジュは、戸惑いながらも彼を抱きしめ一夜を過ごす。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第3巻!
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彼らは青春のただ中にいる――。衝突しながらもセルジュはジルベールと真っ直ぐに向き合い、友だちになろうとするが、それに猛反対する級友らと衝突してしまう。外出日で街に繰り出しても、頭を過ぎるのはジルベールのことばかり・・・・・・。ジルベールの悪いうわささえ心の枷にはならず、より一層真摯に彼と向き合おうと決意するセルジュであったが――!?19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第2巻!
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――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ・・・・・・そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながらも交差する。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第1巻!
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