検証・安保法案:どこが憲法違反か
長谷部恭男(編)
/有斐閣
作品情報
安保関連法案のどこが憲法違反にあたるのかを読み解く。衆院憲法審査会で「憲法違反」の見解を示した長谷部恭男教授を編者に、元内閣法制局長官、元防衛省防衛研究所長、新進気鋭の憲法学者が、法案の問題点を指摘しつつ立憲主義のあるべき姿を追い求める。電子書籍版にのみ、資料として砂川事件最高裁判決も収録。 ※本電子書籍の既定の表示設定は、本文縦書き、資料の一部は横書きです。仕様により、横書き部分のページめくりが通常と逆方向(縦書きと同じ方向)になります。ご了承ください。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 検証・安保法案:どこが憲法違反か
- 著者
- 長谷部恭男
- 出版社
- 有斐閣
- 書籍発売日
- 2015.08.22
- Reader Store発売日
- 2015.08.25
- ファイルサイズ
- 2.1MB
- ページ数
- 204ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (3件のレビュー)
-
安保法案についてはかねてから関心がありましたが、反対派の人たちの意見にはにわかに頷きがたいものが多かったので、不満でした。
たとえば「戦争法案、反対!」と言われても、個別的自衛権だけでも日本が侵略され…たら戦争は起こりうるのに……と疑問に思ってしまったりして。
そこで、安保法案の違憲性や不合理性について、個別的自衛権と集団的自衛権の違いを踏まえ、今国会に提出された条文案を参照しながらコンパクトに論じてくれている本を探していました。
(特にポイントだったのが「条文案を参照しながら」のところです。わたしは元法学部生なので、法律を学ぶならきちんと条文に当たらなくてはならないという信条があるのです。)
この『検証・安保法案」はそのニーズに見事に応えてくれた一冊でした。
204ページの本ですが、その半分ほどが資料編に費やされており、資料編の大部分は条文案です。安保法案の主要部分が現行法と対照された形で掲載されています。
本文で条文の具体的な箇所に言及しているところでは、対応する条文の掲載ページが「→資料5頁」といったようにすぐ横に付されているため、簡単に条文を参照しながら読み進めることができます。
欲を言えば、2014年7月1日の閣議決定も、条文案と並んでたびたび言及されていたので、これも資料編に載せてくれたほうが参照しやすかったなと思います。
もっともっと欲を言えば、首相や大臣等の答弁についてもピックアップして資料編に載せてくれればよかったのに、と思いました。
というのも、条文案の解釈について人によって言っていることが全然違うということが、法案の違憲性のひとつの根拠として挙げられているんですね(例:p.31 「存立危機事態」について、「人によって、この条文で想定されている事態というのが全然内容が違っている」「そうなると、今回の法案が憲法違反である理由は、……そもそも内容があまりにも意味不明で曖昧不明確ゆえに無効」)。
資料編に引用すると膨大な量になるというのなら、せめて何月何日のどこでの答弁でそういうことを言っているのか注記してくれれば、本書の信頼性がより高まったのではないでしょうか。
わたしは安保法案について勉強し始めたばかりで、安保法案に関して書かれた他の本との比較はできませんが、11もある安保法案の内容・違憲性・不合理性についてコンパクトにまとめられた本書はオススメできるなと思います。続きを読む投稿日:2015.09.18
憲法学者は違憲で概ね一致しているようだが、国際主義の観点からは集団的自衛権の必要性は排除しておらず、いつまでも解釈改憲を続けるわけにもいかないので、立憲主義の観点から改憲が必要であると考えているように…思える。問題は国民の理解がそこまで至っているのかどうかだが。尚、半分以上は条文等の資料集になっているので、そちらに関心がある人には便利な一冊であると思う。続きを読む
投稿日:2021.05.24
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。