つながりっぱなしの日常を生きる:ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの
ダナ・ボイド(著)
,野中モモ(著)
/草思社
作品情報
ネットなしには生きられない時代の必読書。待望の邦訳!
「デジタルネイティヴなんて、幻想だ」――。
ネットでつながる若者の生活をたどってみると、
ソーシャルメディアに関する俗説は、次々と覆される!
本書は、若者メディア研究の第一人者ダナ・ボイドが、若者、親、教育関係者を含む、
166人のインタビューからソーシャルメディア利用の実態を読み解くもの。
若者たちを観察してみると、
ネットにはまっているわけでも、ヘンなことばかりしてるわけでもなく、
親や教師が顔をしかめる“ネットの問題”は、
大人の窮屈な監視をかわすための処世術だったり、
現実空間で仲間とつるむ場がないからネットに向かっていたり・・・・・・、
ネットでつながる事情はなかなか複雑です。
そんな、つながりっぱなしの若者たちの実情に深く迫ることで、
じつは、わたしたちのネットとの付き合い方も透けて見えてきます。
[目次より]
1 アイデンティティ/なぜ、若者はネットでよからぬことをしているように見えるのか?
2 プライバシー/なぜ、若者はネットであけっぴろげにしてしまうのか?
3 中毒/何が若者をソーシャルメディアにはまらせてしまうのか?
4 危険/性犯罪者は、そこらじゅうをうろついているのか?
5 いじめ/ソーシャルメディアは、意地悪や残忍な行為を増幅するのか?
6 不平等/ソーシャルメディアは、ますます社会の分断や格差を広げるのか?
7 リテラシー/デジタルネイティヴは、幻想だ。
8 パブリック/若者にとっての公はどこに?
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.4 (15件のレビュー)
-
デジタルネイティヴとも言われるティーンとSNSとの関わりについて米国内での2005年から2012年に渡る聞き取り調査の報告。
特に真新しい意見は無かったが、アメリカのティーンが想像以上に抑圧されてい…る事が分かった。ソーシャルメディアが若者たちを侵しているのが問題、というよりは、社会的、経済的、人種的に抑圧されている若者達が「生きて」いられるのがインターネットの中しかないのが問題であるし、そのインターネットの中ですら交流は階層別になり、息苦しい場所になっていっているというのがさらなる問題であると思う。
SNSの利用に関しては、ここ数年SNSーーTwitterやFacebook、Tumblr、Instagramなどーーを日常的に使っている人なら大体感じている事が書いてあると思う。普通の事を、やや分かりにくい直訳っぽい文で書いてあるので途中少し退屈した。どうやら年配の教育者やインターネットに疎い保護者に向けた本のようだ。数字のデータが全然無いのが残念。続きを読む投稿日:2015.01.04
ソーシャルメディアとアメリカのティーンズ文化、ティーンズを取り巻く社会状況の関係について細かく細かく観察し、ひもといていったもの。
アメリカにおけるティーンズを取り巻く社会状況は、日本の現状よりも息苦…しく、そして日本も同じ方向に向かって進んでいるような気がする。
中高生は、近所の公園でたまっておしゃべりしたりできない。
小学生は公園や友達の家で(わりと大人の目を気にせずに)遊ぶことができる。大人は、飲み屋で集うことができる。けれど、中高生は、集まっているだけで不審な目で見られ、気にされる。
大人は、自分が十代だった頃の、大人の目の届かないところでやったあれこれを後悔しているとしか思えない。というくらいの監視っぷり。そして世論は、十代を監視するべき対象として扱うことを後押しする。
そりゃあ、SNSで友達とつながろうと考えるよね。社交の場として、そして、社交を学ぶ場としてのSNS。
グループごとに、どのSNSをトレンドとして扱うかが違うという視点では見たことがなかったので、参考になった。まだ、私の目の届くところにいる中学生はSNSでグループ分けはされていないけれど、今後、そういうこともあり得るのかもしれない。
札幌市の図書館で借りた本。続きを読む投稿日:2018.12.24
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。