文系の壁
養老孟司(著)
/PHP新書
作品情報
「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する。」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」・・・・・・。解剖学者養老孟司が、言葉、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意識外にあるような概念を、理系の知性と語り合う。『すべてがFになる』などの小説で知られる工学博士森博嗣、手軽にバーチャルリアリティが体験できるデバイス(段ボール製)を考案した脳科学者藤井直敬、話題作『なめらかな社会とその敵』の著者で、「スマートニュース」の運営者でもある鈴木健、『捏造の科学者 STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞記者・須田桃子。「前提」を揺さぶる思考を生む四つの議論。
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商品情報
- シリーズ
- 文系の壁
- 著者
- 養老孟司
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2015.06.15
- Reader Store発売日
- 2015.07.17
- ファイルサイズ
- 3.1MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (35件のレビュー)
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「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する。」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」……。解剖学者養老孟司が、言葉…、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意識外にあるような概念を、理系の知性と語り合う。
『すべてがFになる』などの小説で知られる工学博士森博嗣、手軽にバーチャルリアリティが体験できるデバイス(段ボール製)を考案した脳科学者藤井直敬、話題作『なめらかな社会とその敵』の著者で、「スマートニュース」の運営者でもある鈴木健、『捏造の科学者 STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞記者・須田桃子。「前提」を揺さぶる思考を生む四つの議論。続きを読む投稿日:2015.07.24
最初の森博嗣との対話が興味深い。日本で理系とは、数学が出来る人という事になっている。しかし、数学が出来ない物理学者もいたと。マイケルファラデーやロバートフックなど。確かにそうかも知れないが、日本におけ…る共通認識として、やはり文系は数学が苦手、あるいは受験項目で物理や化学を避けた人、という意味合いが強い。興味が無かったのか、勉強が合わなかったのか。
一方で理系に対しても、就職を考えた打算的な現実主義者、または対人が苦手という偏見がある。この区別は、単に受験制度に最大の要因がある。何を意識して、自らを文系と理系に分けたのかだ。従い、その後のアカデミックな勉強内容よりも、その前の判断基準で文系理系を談じる方が適切であるはずであり、学問の違いよりも、人の特性に由来する。だから、理系だ文系だという分析は、いつも違和感がある。
もっと言うと、勉強習慣の有無も原因だ。理系科目は基本的に暗記を基礎として、公式を使いこなしたり、解法への慣れが求められる。これは、テストの制限時間ゆえに、そうなるのだが、故に、日々の勉強習慣が無ければ、点数が悲惨になる。しかし、文系科目は、勉強習慣がなくても、ある程度の点数が取れる。読解や歴史は、再現性を要する学問ではなく、推論で成立するケースがあるからだ。だから、勉強習慣がなく、文理テスト結果をその判断基準にする場合、じゃあ文系へ、という事になりがちだ。
本著はどちらかを否定するものでもなく、ステレオタイプな偏見を語るのも最初だけで、後は小保方さんの話とか、VRとか、話が広がる。もっと深く議論できても良かったかな。
続きを読む投稿日:2022.04.21
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