金融大統合時代のリテール戦略
富樫直記(著)
/ダイヤモンド社
作品情報
地銀は整理・統合の末、半分になる。証券は生き残りを賭けた合従連衡が加速する。生保と銀行との連携が加速する。カード会社は銀行の傘下に入る。金融リテールの核は銀行になる。再編・淘汰の波にさらされる日本の銀行。勝ち残りの条件であるリテール化とユニバーサルバンク化の戦略を、豊富な事例とデータで解説する。
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商品情報
- シリーズ
- 金融大統合時代のリテール戦略
- 著者
- 富樫直記
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 書籍発売日
- 2009.06.04
- Reader Store発売日
- 2015.07.13
- ファイルサイズ
- 9.1MB
- ページ数
- 280ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (4件のレビュー)
-
まさに僕が身を置いている世界の話で、
なるほどなと思うことが多かった。
寡占マーケットであるこの業界で生き残るには、
ユニバーサルバンクとして幅広い顧客ニーズに対応できるサービスを提供し、
ロイヤリ…ティを高めた組織が勝つとのこと。
日本は地銀がそろそろ規模的につらくなってくる。
特定の顧客に特化(とはいえそんなにすぐに勝負できる専門性は身につかないと思う)するか、
合併するしかないのかなと。
メガもト規模はでかいがトロイ。
僕の入る金融機関は、3名というか3種類の担当がついている。
でも提供しているのはほぼ同じレベルのサービス。
りんごかなしかってとこ。
カレーとかサラダとか提供できないのですかねぇ。
そもそも、組織に甘んじている個々の社員が多すぎて、
エネルギー不足だと思いますわ。僕も偉そうにいえませんが。
金融って単語がよりひとくくりになってくるので、
一人のプレーヤーがマルチに専門的な対応を出来ないといけない。
フロントは預金、投信、保険にはじまり、
事業承継とか、ファンドとか、不動産とか全部ある程度出来ないと。
そうすると甘ったれてる奴はクソなわけです。やくにたたない。いらない。
特定の商品に専門化するのは一部のミドルオフィス部隊だけでよい。と思う。
というのが僕がずっと思っている営業なんですが、、、
今はバックオフィスなのでおいおいだまれというかんじですか。
決済関係の仕事が最近多くなってきたのですが、
この本にも色々書かれていた。すごく分析されていてびっくりだわ。
テレビで決済は面白いね。
携帯決済サービスは最近始まってきたしね。
ということは、顧客を捕まえるには、
インフラとしてカユイところに手が届くこと。
ITとか最先端のサービス導入を目指すこと。(日本の金融は導入が遅い
営業としてもカユイところに手が届くコミュニケーション力。
つまりマルチな対応が出来ないと。
あとは、常識を逸脱した行動が取れるか。
リスクをとった奴にはリスクをとってきたスゲェ顧客が心を開く。
と俺は思う。続きを読む投稿日:2009.07.03
振り返ってみて、この通りにリテール金融が進んでいたかどうかはともかくとして、リテール金融の特性・論点・課題が学べた。
投稿日:2022.08.26
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