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かの残響、清冽なり。 本田美奈子.と日本のポピュラー音楽史
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【完全未公開! 本田美奈子.ミニ写真集付き!】近世以前の日本の歌謡には、もちろん西洋音楽の音階は使われていません。明治政府が欧化政策の一環として西洋音楽を学校教育に導入した1880年代から日本の大衆歌謡(ポップ・ミュージック=ポップス)の歴史は始まります。明治・大正・昭和へ、歌は唱歌、童謡、流行歌、歌謡曲へ変遷し、この潮流に洋楽ポップス、ジャズ、ロック、フォークソング、ニューミュージックが流れ込んで平成のJ Popとなります。日本初のレコードによるヒット曲は、1914(大正3)年に発売された「カ・・・
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最終巻となる第3巻「舞台」は、ポップス歌手として欧米でシングルやアルバムを発売した本田さんの航跡を詳細に追いました。その後、女性ロックバンド、Minako With Wild Catsを結成してロックのヴォーカルに挑戦します。ブライアン・メイのオリジナル作品も演奏していました。当時の聴衆はあまり知らなかったであろう、本田さんとクイーンの関係の深さが明らかになります。また、巻末には本田美奈子さんの未発表の写真を含む「プレミア写真集」を収めています。さらに、「付録別巻」として「近代日本のポピュラー音楽史」を収録しました。第3巻本編の2倍を超える分量です。明治初期の西洋音楽の導入から、唱歌・童謡の普及、流行歌の登場、洋楽ポップス、オペラの浸透を軸に、知られざる日本のポピュラー音楽史を描いています。●第3巻はウエブ・マガジン「Diamond Online」連載の同名記事中、第23回から第37回までをまとめ、大幅に加筆修正したものです。●本書の著者印税はすべて、白血病など難病患者を支援する「特定非営利活動法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金」へ寄付いたします。
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【完全未公開! 本田美奈子.ミニ写真集付き!】第2巻「声楽」は1996年にオペラのアリアに挑戦するところから始まります。じょじょにクラシックを歌う場面も増え、声楽の練習・研究も進みました。90年代後半にはポップスからクラシックまで、発声法を自由に変換しながら歌う技術を獲得しています。いくつかのコンサートやミュージカルの歌唱を詳細に分析しながら彼女の研究法を探索します。巻末には未発表の写真を含む「プレミアム写真集」の2回目を掲載しました。在りし日のディーヴァの姿をお手元にどうぞ。●第2巻はウエブ・マガジン「Diamond Online」連載の同名記事中、第12回から第22回までをまとめ、大幅に加筆修正したものです。この連載は隔週で現在も継続しています。●本書の著者印税はすべて、白血病など難病患者を支援する「特定非営利活動法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金」へ寄付いたします。
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【完全未公開! 本田美奈子.ミニ写真集付き!】近世以前の日本の歌謡には、もちろん西洋音楽の音階は使われていません。明治政府が欧化政策の一環として西洋音楽を学校教育に導入した1880年代から日本の大衆歌謡(ポップ・ミュージック=ポップス)の歴史は始まります。明治・大正・昭和へ、歌は唱歌、童謡、流行歌、歌謡曲へ変遷し、この潮流に洋楽ポップス、ジャズ、ロック、フォークソング、ニューミュージックが流れ込んで平成のJ Popとなります。日本初のレコードによるヒット曲は、1914(大正3)年に発売された「カチューシャの唄」(松井須磨子)でした。100年前のことです。蓄音器の普及とともに流行歌が増え、レコード産業が成長しました。一方、「カチューシャの唄」は劇中歌として誕生しますが、初演の舞台となった帝国劇場では1950年代からミュージカルが上演されていきます。2005年に永眠した歌手、本田美奈子.さんは、20年間の歌手人生で、ミュージカルを含むポピュラー音楽の歴史的なジャンルをすべて歌い、最後はクラシカル・クロスオーバーへ挑んでいた稀有な存在でした。2003-04年のコンサートでは、これらすべてのジャンルの歌を、それぞれ別の歌唱法で歌う離れ業を何度も演じています。本書は、この天才的な歌手、本田美奈子.さんの音楽家人生を軸に、日本の100年間のポピュラー音楽史をたどるものです。ただし、100年を時系列で追ってはいません。過去・現在・未来を往復しながら叙述していきます。第1巻では、本田美奈子.さんが岩谷時子さんらと出会い、ミュージカル女優として初舞台を踏んで再生した「ミス・サイゴン」(東宝)を中心に、1990年代のミュージカルとポップスを描きます。
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