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“紫蓮(しれん)”――ただの人形でしかない私にこんなに優しくしてくれるのは何故?嬉しさより、貴方が消えてしまうかもしれないと思う不安のほうが大きくて、どうしたらいいかわからない――。激しくうねり出した運命の前に2人は!?あの大人気シリーズ「禁断」へと繋がる、紫蓮と真珠の運命の恋、ついに完結!●収録作品/囚―愛玩少女―/花の降る里
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“真珠”――お前を手放してから、この胸が張り裂けそうだと叫んでやまない。許されることではないと、そんな資格を持たないとわかっていても、いっそお前を攫ってしまいたいという欲望に囚われていく――。真珠の社交界デビューの夜、残酷で皮肉な運命は再び回り始め、真珠の「過去」が明らかに・・・!?
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“紫蓮”―私の愛しい人。例えこの想いが叶わず、貴方の心が私にはないのだと思い知らされても、私はもう貴方を愛することを止められない。夜ごと繰り返される辱めに、心が引き裂かれようとも、貴方を失う恐怖がそれを凌駕(りょうが)してゆく。けれど共にいたいという願いさえもが、奪われようとした時・・・。
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“真珠”――夜ごと繰り返される禁忌にお前の身体が示す愉悦。身も心も総てお前を囚えたつもりだた。けれどこの心の中の甘い疼きも、身体に灯る快楽も、嫉妬という名のどす黒い感情さえもが、今ではお前への愛の証。それでもまだ、お前は気づかない。その足元に跪く程、強く囚われた我が想いに。
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“紫蓮”――初めて私を美しいと言ってくれた人。彼はその時から私の全てになった。夜ごと彼に施される抗い難い快楽に、私は創り変えられ、囚われてゆく。彼にとって私はただの“愛玩物”なのだと知らされた今でも、私はそこから逃れられない。今宵もまた深い闇の中で繰り返される、二人だけの睦言。
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“真珠”――俺が手に入れ名づけた、美少女。俺だけに従い、俺だけを感じるために調教されてゆく。お前に教えてやろう。身も心も総て―囚われる快楽を・・・。あの大人気シリーズ『禁断』の、礎となったもう一つの秘話!!
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