「バカな」と「なるほど」
吉原英樹(著)
/PHP研究所
作品情報
『ストーリーとしての競争戦略』著者の楠木建氏が、自著の中で「僕の思考にある日突然、何の前振りもなく絶大な影響を与えた一冊」と絶賛。しかし、1988年発刊ですでに絶版になっていたため、入手するのが難しかった“経営戦略論の名著”を復刊。成功している企業について研究してみると、戦略、組織、人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が、一見したところ非常識と思えることが少なくない。「そんなバカな」と思わずいいたくなる。ところが、経営者や実務担当者から説明を受けると、理屈が通っており、「なるほど」と納得せざるをえない──そんな、「バカな」と「なるほど」の二つの特徴を同時にもつ28社の成功事例を、本書では紹介している。事例に古さはあるが、本書で述べられている「経営成功のキーファクター」は、今こそ真剣に学び、頭に入れておかなければいけないことばかりである。競合他社との差別化に苦心している経営者・ビジネスパーソンにぜひとも読んでいただきたい一冊。
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商品情報
- シリーズ
- 「バカな」と「なるほど」
- 著者
- 吉原英樹
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2014.08.11
- Reader Store発売日
- 2014.10.31
- ファイルサイズ
- 0.7MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (20件のレビュー)
-
楠木さんの「ストーリーとしての競争戦略」や
「戦略読書日記」で紹介されていた本。
かなり古い本で、それが再出版されて、でも現時点ではまだ絶版なのか、
中古でしか手に入れることができないんじゃないかと思…います。
※ストーリーとしての競争戦略
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4492532706#comment
※戦略読書日記
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4480435913#comment
出版が1988年なので、事例としては相当古い事例しかないのですが、
タイトルが良くできている、、というか出来過ぎている。
本の内容はタイトル通りで、
一見、「バカな!?」と思えるような戦略が
他社が模倣し辛く、持続的に競争優位を保つことができ、
結果的に「ナルホド!」と後から納得できる、という主張。
もう少し、具体的に深く分析した上で、事例を挙げて欲しかったような気もするが、
そういうニーズを持つ人は、「ストーリーとしての競争戦略」の方を読んだ方が良いということかもしれない。
さすがにこの本が出版されたころのビジネス環境は、
生まれてはいるけれどまだまだ子供で全く肌感覚がない。
ネットがない時代だったりして、今とは少し違う環境とは言え、
今と言われていることが大して変わらない、と感じることもある。
それくらい、人や組織は変わること(変革)が難しいということなのかもしれない。。
楠木さんが絶賛されていたが、個人的にちょっと不満だったのは、
主張のロジック構築に関するところ。
確かに、「バカな」と思える施策がその企業のパフォーマンスに結びついている面はあるかもしれないが、
本当にそれが主要要因なのか、それに対する分析が本の中だけだと甘く、
消化不良感が残ります。
(もしかすると、それが楠木さんも
「初見ではあまりこの本の良さに気づかなかった」と
仰っている所以なのかもしれない。)
「バカな」と「なるほど」を真の意味で体感したいのであれば、
やはり「ストーリーとしての競争戦略」に言った方が良いのかもしれない。
(「戦略読書日記」での激賞加減はちょっと言い過ぎかも!?
ただし、逆に楠木さんの書籍から学ぶ吸収力には目を見張るものがあるとも言えそうです。)続きを読む投稿日:2021.11.22
【星:3.0】
タイトルからはわかりづらいが経営学の本である。
そして、この本を読む前に楠木建「ストーリーとしての競争戦略」を読んでからの方がいい。
この本で言っているのは、企業の戦略は「バカな」と…思われるような一見して非常識だが、よく考えてみると「なるほど」理にかなっている、というものが良いということである。
何となく当たり前のことを言ってる感じである。
この本がちょっと売れているのは、結構売れている「ストーリーとしての競争戦略」の内容を思いつくきっかけとなった本として楠木健が紹介したからである。
なので前記著書を読んで「良かった」と思う人出ないと感じるところは少ないと思う。続きを読む投稿日:2022.09.03
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