ビジネス・経済
橋本治流ビジネス書
シリーズ内の平均評価:
(107)
この本はサラリーマン社会の閉塞を嘆じるものではありません。「上司は思いつきでものを言う」ということが、なぜ起こってきたのかを、儒教の伝来まで遡り、とてもスリリングに解剖していく本です。日本の男たちが、なぜ戦国時代と幕末維新の時代ものが好きなのか。こんな「なぜ」も見えてきます。そして、では日本はどうするのか――「現場」の声を聞く能力の復活に向けて、上司のみなさんにも、懇切丁寧な今後の道中案内の書であります。【目次】はじめに/第一章 上司は思いつきでものを言う/第二章 会社というもの/第三章 「下か・・・
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従うべき理論がなくなって、どう生きて行けばいいか分からなくなった日本人は、「勝ったか、負けたか」の結果で判断するしかなくなった――本書は、こんな“腑に落ちる”話から始まります。そして、「生きることが幸福でありたいという感情。これこそが経済という人間行為の本質ではなかろうか」と、一筋の光明に向かって、力強く語り始めます。乱世の時代に対する、橋本治からの「解」がぎっしり詰まってます。【目次】はじめに/第一章 乱世と勝ち組/1 「勝ち組・負け組」の原理/2「乱世」を考える/第二章 たった一つの価値観に抗する/1 隠されたトリック/2 「勝ち組」という基準を持ち出した人達/3 たった一つの方向性/第三章 悲しき経済/1 経済とはなにか/2 誰かが考えてくれる経済/3 スーパーマーケットと日本経済/4 世界の容量/第四章 どう生きてったらいいんだろう?/1 なんにも出来ない構造/2 どう生きてったらいいんだろう?/第五章 あとがきとおまけの一章/1 あとがき/2 たとえば「世襲制度」について
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この本はサラリーマン社会の閉塞を嘆じるものではありません。「上司は思いつきでものを言う」ということが、なぜ起こってきたのかを、儒教の伝来まで遡り、とてもスリリングに解剖していく本です。日本の男たちが、なぜ戦国時代と幕末維新の時代ものが好きなのか。こんな「なぜ」も見えてきます。そして、では日本はどうするのか――「現場」の声を聞く能力の復活に向けて、上司のみなさんにも、懇切丁寧な今後の道中案内の書であります。【目次】はじめに/第一章 上司は思いつきでものを言う/第二章 会社というもの/第三章 「下から上へ」がない組織/第四章 「上司でなにが悪い」とお思いのあなたへ/あとがき
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