盛者必衰の理は歴史が多くの事例によって証明するところである。だがなぜ隆盛を極めた社会が、そのまま存続できずに崩壊し滅亡していくのか? 北米のアナサジ、中米のマヤ、東ポリネシアのイースター島、ピトケアン島、グリーンランドのノルウェー人入植地など、本書は多様な文明崩壊の実例を検証し、そこに共通 するパターンを導き出していく。前著『銃・病原菌・鉄』では、各大陸における文明発展を分析して環境的因子が多様性を生み出したことを導き出したが、本書では文明繁栄による環境負荷が崩壊の契機を生み出すという問題をクロ・・・
便利な購入方法
-
-
江戸時代の日本では、乱伐により荒廃した森林環境が徳川幕府の長期視点に立つ育林政策によって再生し、
持続可能な森林管理が実現された。
問題解決に成功した社会と失敗した社会の違いはどこにあるか。
現代中国やオーストラリアの惨状を分析しつつ、崩壊の危機を乗り越える道の可能性を探る。
歴史において個別の 社会で発生した勃興・隆盛・崩壊のパターンは、
グローバル化した現代ではまさに全地球規模での危機へと拡大しつつある。
資源問題、環境問題、人口問題に政 治闘争や経済格差の問題も含んで、崩壊への因子はより複雑化している。
だが著者は悲観的ではない。
観念論ではなく過去の教訓から学んだきわめて現実的かつ 建設的な処方箋を提示する。 -
-
盛者必衰の理は歴史が多くの事例によって証明するところである。
だがなぜ隆盛を極めた社会が、そのまま存続できずに崩壊し滅亡していくのか?
北米のアナサジ、中米のマヤ、東ポリネシアのイースター島、ピトケアン島、
グリーンランドのノルウェー人入植地など、本書は多様な文明崩壊の実例を検証し、
そこに共通 するパターンを導き出していく。
前著『銃・病原菌・鉄』では、各大陸における文明発展を分析して環境的因子が多様性を生み出したことを導き出したが、
本書では文明繁栄による環境負荷が崩壊の契機を生み出すという問題をクローズアップしている。
ピュリッツァー賞受賞者による待望の書。 -
-
-