小説
ヴォルコシガン・シリーズ
シリーズ内の平均評価:
(25)
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惑星セルギアールに女総督コーデリアが帰ってきた。年一回のグレゴール帝への報告のため、六週間前にバラヤーへ出かけていたのだ。留守を預かっていたオリバー・ジョール提督の心中は複雑だった。長年オリバーとアラールは、コーデリアも公認の恋人同士だった。アラールという存在を失った今、自分たちの関係はどうなるのだろう。だが、コーデリアの行動は彼の予想を遙かに超えていた。コーデリアは夫が遺した凍結精子と自身の凍結卵子で、娘を作ろうとしていたのだ。そして思いもかけない申し出を……。人気シリーズのその後を描いたスピンオフ。
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イワンが結婚したテユは、商売敵の乗っ取りにあったジャクソン統一惑星のコードナー大豪の娘だった。花嫁を伴い、バラヤーに帰還したイワンを、母アリスや元機密保安庁長官イリヤンは温かく迎えてくれた。だが、ほっとしたのも束の間、商館を乗っ取られたのち生死不明になっていたテユの家族が、いきなりバラヤーに現れたのだ。もちろんテユは大喜び。しかしイワンは複雑だった。このまま家族と一緒にテユが去ってしまっていいのか。一方テユの家族は、失った商館を取り戻すために、バラヤーを巻きこむある計画を温めていた。
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イワン・ヴォルパトリル大尉。生粋のヴォルらしい黒髪にオリーブ色の肌をした、長身のハンサム。コマールで軍務についていたイワンのもとを、友人の機密保安庁職員バイアリーが訪れた。女の子を一人ひっかけてほしいというのだ。女の子ならイワンの得意分野。少々強引ながら彼女の家に押しかけたはいいが、そのあとの展開がいけなかった。いきなりスタナーで撃たれて拘束されるわ、誘拐容疑をかけられるわ・・・・・・。そこで彼女が追われていることを知ったイワンは、窮地を逃れるための、偽装結婚を申し出る。マイルズの従兄弟イワンの運命やいかに!
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惑星バラヤーの貴族の嫡子として生まれながら、身体的ハンデを背負って育ったマイルズ。17歳になり帝国軍士官学校の入試に臨んだ彼だったが、生来のハンデと自分の不注意のために試験に失敗、一切の希望が奪われたかに思われた。だが彼のむこうみずな性格が思わぬ道を切り拓く。ふとしたことから、身分を隠して大宇宙へ乗り出すことになったのだ。頼れるものは自らの知略だけ。しかし、さすがにマイルズも予期してはいなかった・・・・・・この自分が、戦乱のタウ・ヴェルデ星系の真っ只中で実戦を指揮することになろうとは・・・・・・! ユーモアと冒険の大人気スペースオペラ、ヴォルコシガン・シリーズ第1弾。
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