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喧噪(けんそう)のタイムズ・スクエアで、疾走する車列へ彷徨い出た、ひとりの日本人女性……。彼女を助けたのは、NY市警刑事シドニー。彼女の心を救ったのは、ノブこと伸行(のぶゆき)!? 記憶喪失の彼女の過去に、なにが起きたのか。次々と浮かぶ事実に翻弄されるふたり。孤独な愛と封印された愛憎が引き起こした哀しい結末!!
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「ゴミに埋もれても、人間は死なない」殺人課の刑事シドニーが口にすると含蓄(がんちく)があるように聞こえるから、ノブも黙ってしまった。乱雑なシドニーの部屋を後にして、大雪に凍えるNYの街路で死にかかった男がノブに言ったのは「近寄るな、ユキオンナ」!? ファッション業界の醜聞(スキャンダル)!? トップデザイナーの死。大雪の日、少年が見たものは!? ノブとシドニーの“友情”と“純愛”のNYストーリー。
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土砂降りの中、バスを走らせてツアー客を迎えに、ケネディ空港へ向かったノブを待ち受けていたのは、警官の射殺事件と、5年ぶりに再会する父親の姿だった。(――泣いているのは、誰だろう?)警官の死。父と息子。過去と現在。ノブの脳裏の中を伸びていく多くの言葉が、彼らを事件の真相に導いていく。――どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純愛”のNYストーリー!!
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記憶の庭に眠る真実とは……!? 友人の晴れやかな結婚式の日、シドニーの携帯電話のベルが悲劇を知らせた。 殺害されたのは、結婚を間近に控えた花婿。 彼の過去に隠されていた、砕けちった幸福と、逃避のはてに辿りついた心の避難所。 それはノブもシドニーも、犯人さえもが持つ小さな隠れ家だった。 すれ違ったそれぞれの想いは……!? どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純情”のNYストーリー!!
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アメリカの路上、携帯電話で自分の勤める会社の倒産を知らされた、日本人の男性。次の瞬間、彼の身体は、車に撥ねられていた! 絶望のあまり、男はふらふらと車道に飛び出したのだろうか? それとも、誰かが故意に、彼の身体を押したのだろうか? 疑問が氷解する間もなく、ノブたちは、彼の妻が同様の事故に遭うのを目撃する! どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純愛”のNYストーリー!
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ノブが運転手をつとめるタイムズ・スクエアでの買い物ツアーで、女性客が姿を消した。目撃者の話では、彼女は偶然知り合いに出会い、そのまま2人でどこかへ行ってしまったらしい。米国に詳しい連れがいるのなら、と少し安堵したノブたちだったが、シドニーの話を聞いて、状況が一変する。彼女の連れは、殺人事件で指名手配中の男だったのだ! ──どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純愛”のNYストーリー!
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NYを発ち、東京へ到着した伸行。待っていたのは6年も孫との再会を願っていた祖父母だった。11年間過ごした家に戻ってみると、ここもやはり“故郷”なのかと自問する自分がいた。伸行にとって、故郷とは、シドニーと幼い日々をともにしたNYしかありえないはずだったのに……。ノブの突然の出奔(しゅっぽん)に戸惑うシドニー。殺人事件の解明のため、彼も東京へ赴く。“友情”と“純愛”のピュアストーリー!
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6年ぶりの東京で自分を再確認した伸行は、再びNYへ戻ってきた。ツアーガイドとしての日常、そしてチェルシー24丁目――、バスルームでつながるシドニーとの共同生活。ダイアナ妃事故死が報じられたちょうどその頃、ツアーガイドのオフィスにFBIの捜査官がやって来た。ノブの上司、高田主任の銀行に勤める知人が殺害されたのだ! その知人には巨大な疑惑も囁かれていた……。どこまでもピュアなNYラブストーリー!
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最愛のひとがここにいる。だから信じる。どこまでもピュアなNYラブストーリー! 映画「タイタニック」が大評判となった1997年末――、伸行はアパートに帰る時間もない状況になっていた。日増しに高まるイラクと国連の政治的緊張。終わったはずの湾岸戦争の火種……。シドニーの心に残る癒しがたい傷を前にしてもノブは何もすることができない。そんな伸行に、家政婦だった洋子から突然の連絡が入る。洋子の身に何が!?
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ノブの決意。そしてシドニーは……。どこまでもピュアなNYラブストーリー!! シドニーが捜索中に怪我をした。案ずる伸行は、シドニーの父親テッドにどうしても会いたいと思い、建築技師であるテッドの仕事場を訪ねることにした。その仕事場の近く、日本企業で殺人事件が起きる。その会社では、日本人経営陣に対する女性従業員からのセクハラ騒動がもちあがっていた。伸行は殺人現場に立ち合う。そしてシドニーも――。
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同居生活を始めた伸行とシドニー。親友ヘンリーとケート夫妻の初出産を控えて喜びに沸く中、殺人事件が起きる。逮捕された容疑者はヘンリーの養父だった。親子の葛藤。偏見。事件は思わぬ問題を浮き彫りにしていく。一方、悪化する国際情勢に、シドニーを案じるノブの心は揺れる。1997年、中東問題に動揺するNYを舞台に2つの心の微妙な動きを描き出す。どこまでもピュアなNYラブストーリー。
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どこまでもピュアなNYラブストーリー。1999年最初の日。伸行はハドソン川に浮かぶ越年クルーズの遊覧船のデッキで迎えた。シドニーも犯罪多発地帯のNY市警殺人課に勤務する。2人そろって新年を過ごしたのは午前3時を回ってからだった……。日本からの観光客の多いこの時期、ツアーガイドのノブはとても忙しい。だがシドニーは、しばらくNYを離れると告げる。シドニーは何処へ、何をしに行くのか? ノブの心は揺れる。
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