三幕の殺意
中町信(著)
/東京創元社
作品情報
その山小屋は尾瀬の名峰、燧ヶ岳が目の前にそびえ立つ尾瀬沼の湖畔にあった。昭和四十年――東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れをひかえた十二月初旬。吹雪の晩、山小屋の離れに住む日田原聖太が頭を殴打されて殺された。山小屋にはそれぞれトラブルから、日田原に殺意を抱く複数の男女が宿泊していた。犯人は一体誰なのか。口々に自分のアリバイを主張する宿泊者たち。容疑者の一人でもある、刑事の津村武彦を中心に各々のアリバイを検証してゆく。最後の三行に潜む衝撃とは! 叙述トリックの名手として活躍した著者の遺作。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 三幕の殺意
- 著者
- 中町信
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 東京創元社
- 書籍発売日
- 2012.05.01
- Reader Store発売日
- 2013.10.04
- ファイルサイズ
- 2.6MB
- ページ数
- 295ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.2 (13件のレビュー)
-
昭和40年の12月、雪に降り籠められた尾瀬沼の湖畔にある山小屋の離れで日田原という男が殺害された。山小屋には複数の泊まり客がいたが皆日田原と因縁があり誰が犯人でもおかしくない。客の一人、刑事の津村が中…心になって聞き込みが始まるが犯行時刻がまず曖昧で皆のアリバイだけでは犯人が絞れない。真相は?泊まり客毎に視点が次々切り替わりながら話が進んでいくのでもしかして地の文で嘘つかれているのでは?と疑っていたけどきちんとフェアでした。今回は謎の男の正体や犯人やトリックはあー成程、位だったけど最後の三行の締め方が黒く鮮やか。嫌なニヤニヤ笑いが目に浮かぶわー。続きを読む
投稿日:2021.07.12
「中町信」の長篇ミステリ小説『三幕の殺意(英題:The Fugue With Three Parts)』を読みました。
『模倣の殺意』、『追憶の殺意』、『天啓の殺意』に続き、「中町信」の作品です。
…-----story-------------
昭和四十年十二月初旬。
名峰、燧ヶ岳が目の前にそびえる尾瀬沼の湖畔に建つ、朝日小屋。
その冬はじめての雪が降り積もる夜、離れに住む「日田原聖太」が頭を殴打され、殺された。
山小屋には被害者に殺意を抱く複数の男女が宿泊していた。
容疑者の一人でもある、刑事の「津村武彦」を中心に、お互いのアリバイを検証してゆくが……。
叙述トリックの名手として独自の世界を築いた著者の遺作。
著者あとがき=「中町信」/解説=「戸川安宣」
-----------------------
1968年(昭和43年)に刊行された『湖畔に死す』を、大幅に加筆・改稿し長篇化して2008年(平成20年)に発表された著者最後の作品です。
■プロローグ
■第一幕
■第二幕
■第三幕
■エピローグ
■あとがき
■解説 戸川安宣
昭和40年、東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた12月初旬のこと… 水芭蕉の花で有名な尾瀬沼の湖畔にある朝日小屋、その離れで、そこに住む男「日田原聖太」が、その年初めての雪の降り積もる夜、何者かの手で殺された、、、
朝日小屋にはその晩、被害者に恨みを持つ男女が何人か泊まっていた… 誰もが犯行は可能と思われるが、犯人絞り込みの決め手はない。
容疑者の一人に数えられると同時に神奈川県警のベテラン刑事「津村武彦」によるアリバイ崩しが始まる……。
吹雪により外部との接点が閉ざされ、容疑者が山荘の関係者と宿泊者に限定されるという舞台設定のクローズドサークル物… 過去の殺害事件も絡み、二つの事件の犯人と関係者が錯綜してやや複雑な構成になっていますが、その割には読みやすく描かれていたと思います、、、
ラスト3行でひねりが加えてあるとのことですが… 最後の2ページくらいでエンディングは想定できましたけどね、まっ、愉しめました。続きを読む投稿日:2023.08.18
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。