ザ・ファシリテーター2
森時彦(著)
/ダイヤモンド社
作品情報
前著『ザ・ファシリテーター』発売時と異なり、ファシリテーションに対する社会的認知度は飛躍的に高まってきた。今回のテーマは、「行動を変えるファシリテーション」。さまざまなビジネスシーンの中で、ファシリテーションの使い方を具体的、かついきいきと、大好評のストーリー形式で描く。
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商品情報
- シリーズ
- ザ・ファシリテーター2
- 著者
- 森時彦
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 書籍発売日
- 2007.01.01
- Reader Store発売日
- 2013.09.13
- ファイルサイズ
- 6.5MB
- ページ数
- 344ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (45件のレビュー)
-
20200821
前回の『ザ・ファシリテーター』の続編となり、引き続き黒澤リョウと、新たにMBA時代同期の深山の2人の視点から、会社組織を戦略的に変えていくアクションラーニングおよび、その伴奏的スキル…であるファシリテーションを解説している著作である。
ファシリテーションの実践的な学びという内容もさることながら、物語が非常に面白い。人間味あふれる社内政治や、若手の生き抜くための焦燥感などを、ストーリー形式で学べるのが非常に良い。リョウも最後はハッピーエンドで終わるのも良い結びである。
ファシリテーションの内容については、前作の解説で詳細に感想を述べているが、今作でも感じたことは、チームメンバーを導きつつ、自身も離れない目線でチームを牽引する能力が求められるという事である。多種多様なソリューションが求められるグローバル社会においては、独善的な判断だけでは立ち行かないし、一方でスピードと結果も相当に求められる競争時代であり、発散した意見をグッと引き締め手綱を締めるというコントロール力が、ファシリテーターには必要になるのである。
ファシリテーション能力=価値のある伴奏者となり得るかについては、コンサルタント必須のスキルであるため、日々スキルの向上、自身のプロセスの見直しを図り、成長に繋げたい。
//MEMO//
ザ・ファシリテーターの続編で、応用編で楽しみである。
ただ単に会議進行の技術=理屈に留まらず、共感をいかに引き出すか、ストーリー形式で頭に叩き込みたい。そのスキルを実践していく
・研究(=技術の耕作)と開発(=ビジネス)
・アクション型ラーニング=コンサルタント外部に頼ることなく、自身で考えフィールドワークで経験し、案を練る
・共感を引き出し、アクションを引き出す
変革ファシリテーターの要件
・高い目的意識
・楽観力
・システム思考力
・変革のプロセスに関する知識と経験
・前向き
・未来志向
・外向き
・行動力
・自分たちを客観視する力
情報とコンテクスト
ファシリテーション
①プロセスをデザインする
②触発する、かみ合わせる
③場をコントロールする
・グッドコップ、パッドコップ
・製品のニーズ→FRCPの順番(fanctionality,Reliablity,Convenience,Price)続きを読む投稿日:2022.05.15
【概略】
それは「研究」なのか「開発」なのか?メーカーが世界を相手に生き残るにあたり、マネジメントと商品開発、投資・コストカットといった数々の問題を、関わる全ての人間に対し、理屈だけではなく響くよう…な「整え方」が必要となる。本書ではメーカーの合併・商品開発・事業展開といった各種シーンにおいて、ファシリテーションの技術が、いかに周囲を巻き込んでいくことができるか?をストーリーに落とし込んだ形で示している。
2021年03月06日 読了
【書評】
「ファシリテーション」というものに関連したお話をしないといけなくて、そして以前からファシリテーションに興味があったということもあり、手に取ってみた。ちなみに「1」は未読。「1」から読めばよかったかも。
Kindle 版で読んでみたけれど、これは書籍として手に入れたい。様々なファシリテーションに関するアプローチを、ストーリーを通じて紹介してくれてるから血が通っていて凄く近い距離感で理解ができたなぁ。
「解けない問題を解ける形に変換する」という発想であったり、十分に発散してから、収束しはじめる、といったブレストの下敷きのような感覚、凄く有益に感じた。そして、なぜファシリテーションとワールドカフェとの相性が良いのかも、本書を読んで理解できた気がする。対話をすることで(良い意味で)色々と「からまっていく」のだよね。自分事と自分事が、うま~く・・・まるで青の静脈と赤の動脈が交わるみたいに。勝ち負けじゃなく、どう発展させるか・・・だから「対話」なんだよね。
自分の中で勝手にファシリテーターのイメージを持っていて。なんというか、田原総一郎さんやラリーキングみたいな・・・。でもどちらかというと、無色透明な感じで、闊達な対話を促す触媒のような・・・そんな立場なんだねぇ。ますます興味深い。
近い将来、ファシリテーションに関連する団体に、入ることになるだろうなぁ(笑)
参考図書のところにトーストマスター仲間で敬愛する大嶋さんの著書があった。こちらも読んでみよう。続きを読む投稿日:2021.03.06
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