押小路男爵家の長男・龍は、武道専門学校校長・内藤の教えに感銘を受け、武道専門学校「武専」に入学することになった。その登校初日の朝、乱暴者たちとケンカをしている龍を見ている男がいた。「武専」で顔合わせを済ませた龍の前に、そのときの男が現われ・・・。男は部専教授・内藤高治だった。次第に戦争へと傾斜していく昭和初期の京都を舞台に、ひたすら剣の道を極めんとする男・龍の破天荒な生き方を描く!!
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映画の撮影中にも関わらず、ていは岡山時彦といっしょに温泉に行ってしまう。新聞は恋の逃避行と書きたてる。ていは岡山の体を気遣ってついて来てしまっただけなのだ
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押小路の銅山が住田財閥に売れることになった。しかし龍は、住田の本店支配人・大薮に賄賂を送っていた蒲郡を辞めさせてしまう。「あなたに切られたわけじゃない」と捨て台詞を残し去っていく蒲郡。小鈴の家で、叔父の卓磨に会った龍は、この収賄事件をリークしたのが父の一磨である事を知らされる
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思わぬスキャンダルに見舞われて大部屋の女優に戻っても、けなげに生きるてい。そんな彼女の元へ、一通の電報が届いた。そこには「チチ キトク」の文字が・・・。故郷へ帰るため、会社の経理に給料の前借りを頼むていだったが、あっさり断られてしまう。そこに以前、ていを交通人の役で使ったことのある小田監督が現れ、次回作の出演料だといって200円を差し出すのだった。そしてていは7年ぶりに故郷の土を踏む
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小田安次郎監督の映画『息子よ』の杉子役をもらったてい。ていは、2年ぶりの主演となるこの映画に、全身全霊を傾けていた。だが監督は、何度も何度もテストをくりかえし、なかなかOKを出さない。「監督がテストを繰り返すのは、自分がヘタだからだ」と思うていに、監督は「演技を工夫してしまうからだ」と言う。そして、自分を無にして演じることをアドバイスした
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鳳花のいた京劇の稽古場、科班(コオパン)を鳳花と共に見学に来た龍。その苛酷な稽古ぶりに、龍は思わず息を飲む。鳳花は、一座の花形役者、世芳に剣の立ち回りの相手を申し出る
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京劇役者鳳花と知り合い、京劇の魅力にとりつかれた龍は、日中友好のために京劇招聘に動く。ていを起用したポスターを貼ったり、飛行機を使ってビラを配ったりと派手な宣伝活動をした。この龍の行動を見た卓磨は、龍を呼び出す。龍は、押小路グループの幹部会議で決まったことを伝えられるが・・・
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中国皇帝の秘宝が、各国の争いの種になってしまうと恐れた龍と鳳花の母・高瀬紅子こと趙紅華(チャオホンホア)は、その秘宝を隠してもらうため一磨に手渡した。一磨が秘宝の在りかを知っていると聞いた鳳花は、押小路家を襲撃する。しかし、一磨の答えは「すべて燃やしてしまった」だった。そこで、鳳花はせめて母を偲べる想い出の品を見せるよう一磨に頼む。一磨は写真と遺髪を鳳花に見せる。鳳花は、その遺髪に何か秘密が隠されていると考えるが・・・
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脱獄した龍をかくまった後、家に戻ってきた小鈴の元に卓磨から電話が入り、突然、神戸の別荘に来るように言われる。龍と一夜を過ごした後すぐに卓磨と会う気にはならなかった小鈴ではあったが、卓磨が龍の逃亡先を知っていることを知り、神戸の別荘に向かうことにするが・・・
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ある日、文龍は、雪の中、瀕死状態の龍を発見した。必死に看病する文龍だが、龍の意識を取り戻すことができるのか!?
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小説家を目指し、上海で学ぼうとする文龍は、記憶を取り戻そうとする龍とともに上海に行くことを決意する。しかし、姉の春蘭を一人置いていくことが気になり始める。そして、出発を遅らせようかと春蘭に言い出すが・・・・・・。
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龍を探していた田鶴ていが、日本兵の慰問団の一員として上海を訪れた。巨大な建築物が立ち並ぶ租界から一歩外へ出てみれば、激戦の爪痕も生々しい光景がどこまでも続いていた。慰問を終え、工藤少将の招きで、満映期待の新星・林香琴とともに上海一の繁華街、南京路へ向かう途中、日本軍による検問で香琴が通行証を求められ・・・・・・。
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ギャングの世界に身を投じ、上海の“娯楽の殿堂”大世界の警備副主任の職を得た龍。ギャングが上まえをハネ、彼らも承知の上で行なわせていたスリやカッパライ・・・日常茶飯事となっていた悪事を、龍は許さなかった。大世界の治安をよくするため、小悪党たちを一掃しようとするが・・・。
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