メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故
大鹿靖明(著)
/講談社文庫
作品情報
【第34回 講談社ノンフィクション賞受賞】 読み始めたら止まらないノンストップ・ノンフィクションの傑作。日本を崩壊寸前に追い込んだ福島第一原発事故。首都圏壊滅、3000万人避難の未曾有の危機に際して、官邸、東京電力、経産省、金融界では、いったい何が起きていたのか? 『ヒルズ黙示録』で鮮烈デビューした著者が、菅直人、勝俣東京電力会長、経産省官僚らキーパーソン約200人を取材してわかった驚愕の新事実。(講談社文庫)
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商品情報
- 著者
- 大鹿靖明
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社文庫
- 書籍発売日
- 2013.02.15
- Reader Store発売日
- 2013.03.08
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 656ページ
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この作品のレビュー
平均 4.2 (26件のレビュー)
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事故の全体像をまとめたドキュメンタリー
福島第一原発事故の後,おそらくもっとも早く出版された,事故の全体像をまとめたドキュメンタリー.
私はこの本で,あの事故がどういう進展を辿っていて,東電,政府などの関係者がどう動いていたかの概要を知りま…した.
なお私が読んだのは,2012年に出版された,同じ著者による同名の電子書籍の方で,表紙のレイアウトは同じですが色がグレーでした.
気づいたらSony Reader Store からその本がなくなっていて,替わりにこの本(表紙が水色)になっていました.
ひょっとしたら私が読んだ方とは内容が変わっているかもしれません.
非常に深刻な事故なのに,思わず失笑してしまう箇所がありました.
東電の説明を「こんにゃく問答」と揶揄したり,対応の遅い東電を「尻を叩かれないと動かない」と批判したり,
もちろん笑っていられる状況ではありません.
あの時も,2年半以上たった今も.続きを読む投稿日:2013.09.27
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福島原発と官邸のメルトダウン
前半では福島第一のメルトダウンへの過程が、後半では東電と管内閣のメルトダウンの様子が生々しく描かれている。
管総理が海水注入中止を指示したと言われる件については、管「海水を入れて再臨界をしないのか?…」班目「再臨界の可能性はゼロとはいえない」・・・と言う有名なやり取りの中、官邸につめていた武黒フェローが吉田所長とのやり取りの中で「管の了解を得られていない段階で海水注入を続けることはできない」と「場の空気」を読んで「一旦停止した方がいい」と命じたと言うことらしい。東電の責任は当然ながら他の報告所を見ても管内閣の危機管理体制がまともに機能していたとは言えないが。
後半では延々、経産省、東電、官邸がそれぞれ主導権を奪いどれだけ自分の主張を通すかの争いが続く。本書の批判は主に経産省と電力業界が一体となった原発推進体制に向かい管総理はむしろ争いの敗者の様な書かれ方だがちょっと官邸側への追求は緩い気がする。それにしても取材量は多くインタビューの出典も巻末にきちんとまとめられている。
衆院選の結果を見る限り早い時期の原発ゼロが支持されたとは言いがたい。多分無くせる物なら無くしたいが一方で電気料金が大きく上がるのも困る、電気料金がいくらまでなら上がっても良いと言うのも個人差が多いだろうし原発を減らす方向は一致しても時期と負担については幅が大きいのだろう。一方で原発内の断層については疑わしければアウトでしょう、電力会社が何を言ってももはや信用はされてないので。いくつかの原発はこのまま動かせなくなり、動かせると判断した物については長く使うと言う方向になると思う。続きを読む投稿日:2014.01.01
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