バフェットからの手紙 第5版
ローレンス・A・カニンガム(著)
/パンローリング
作品情報
日米で超ロングセラーの『バフェットからの手紙』第5版がついに登場!
バフェットとローレンス・カニンガム教授との歴史的な出会いによって生まれた、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーとバークシャー・ハサウェイ社の哲学の集大成! 「バフェットが最も多くのサインをした本」との称号を与えられた本書は、まさにその内容も人気も寿命も永遠である。大局的で、分かりやすくバフェットやバークシャー・ハサウェイの考えや哲学をまとめた本書を読むたびに新しい発見がある!
これからバフェットを知ろうと思う読者も、バフェットをよく知る読者も、バフェットの実績に圧倒されるばかりの読者も、分野別にカニンガム教授が要約・整理したバフェットの含蓄ある「株主への手紙」を文章を読めば、本書以外では絶対に知ることのできないバフェットやマンガーの深遠な知見に接することができるだろう。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (3件のレビュー)
-
超書。おもしろいというか、すごい。
本書は、ウォーレン・パフェット率いるバークシャー・ハサウェイ社の年次報告書に記載されているものを、ローレンス・カニンガムがまとめ上げたものである。
第一感、会計学…の教科書であり、戦後の不正会計との闘い、企業統治の歴史でもある。
ウォーレン・パフェット氏は、2023年現在93歳で、バークシャー・ハサウェイ社の筆頭株主であり、会長兼CIOで、今なお健在である。
彼の投資哲学は、古き良きアメリカを思い起こさせ、自分がわかるものにしか投資をしないという極めて自然で分かりやすい考えに基づいている。
本書は、これを、企業のファンダメンタルズとよんでいます。
本書の構成は、プロローグに概要が、第1章が企業統治でここまでは、普通の読みものである。
第2章以降は、大企業向け(簿記1級クラス)の財務会計と、米税制を含めた、財務シミュレーションである。
・企業会計原則
・原価償却
・減損会計
・企業買収・合併・のれんとその償却
・税効果
・インセンティブとストックオプション、退職給付
・デリバティブ
・キャッシュフロー
・株の分割による1株の希薄性 などである
気になったものは、以下です。
・経営者が株主へのコミュニケーションにおいて、率直かつ誠実であることの重要性
・年次報告書は、華美に装飾されておらず、一般的な知識があれば理解である程度の用語と数字をつかっての平易な表現
・予言をかかない。つまり、業績予想を財務資料に記載しない。
・重要なのは、子会社のCIOを選ぶ際に、能力と正直さを兼ね備えた勤勉な人間を選ぶことである。
・上場企業に投資する機関投資家は、権限を行使して株主資本の管理者としての要請にそぐわないCEOを排除しなければならない。
・バークシャーのCEOは長期的な時間軸で経営にあたること
・パフェットはポートフォリオにもとづく分散投資はしない。信頼のおける経営者がいる2,3の企業に投資資金を集中すべきである。
・投資家は自らがある程度の努力できる事業に関する投資のみを検討する。むずかしい事業には、手をださない。ITとか。
・多くの株をかって長期的に保有する質の高い株主を獲得することである。そのため、自分と同じ考え方の人たちを引き付ける話題や行動を重視し、バークシャーの株価ではなく、長期的な展望と独自のファンダメンタルズを強調してきた。
・株式分割は好ましくない。
・バークシャーでは、収益を配当するか留保するかの基準がある。収益の留保が正当化されるのは、留保された収益が、投資家が通常得られる福利利益以上のものを生み出す場合に限られる。
・バークシャーが買収するのは、優れた経済特性があり、信頼し、尊敬できる経営者がいる企業に限られる。そして、ある一定の利益がえられるなら、引き続きその経営者にその会社を経営してもらう。
・企業投資に適した企業のありかたは、コングロマリットである
・現在や未来の舵取りを行うためには、過去を理解することが重要である。
・あまり借入を行いません。
・企業統治に必要なことは、完全で公正な開示である。
・親会社として、達成すべき四半期目標の数字を設定していない。
・リスク管理についてCEOが全面的に責任を負うことをはっきりと示さないならば、規模の大きな金融機関の取締役会は職務怠慢だと私は考えています。
目次
監修者まえがき
第五版によせて
序文
プロローグ―株主に関する企業原則
第1章 ガバナンス(企業統治)
第2章 投資
第3章 選択肢
第4章 普通株
第5章 買収
第6章 評価
第7章 会計
第8章 税務
第9章 バークシャーの歴史
第10章 最後に
用語集
構成表
パフェットからの手紙【第5版】
世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社
著 者 ローレンス・A・カニンガム
監修者 長岡半太郎
訳 者 増沢浩一、藤原康史、井田京子
バフェットからの手紙
第8版2021年2月5日発売/四六判 640頁 第1刷
定価 本体 2,200円+税
ISBN 978-4-7759-7278-6 C2033続きを読む投稿日:2023.08.24
投資家としてのバフェット本は数あるが、経営者としての立場で書かれた本は珍しい。
ガバナンスについての章は目からウロコだった。投稿日:2022.05.04
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。