なぜ外国人女性は前髪を作らないのか
サンドラ・ヘフェリン(著)
/中央公論新社
作品情報
「女性の生き方に正解はない」
在日23年の日独ハーフである著者が、いまだに驚く女性の生き方のあれこれを書いたコラム集。
ヨーロッパと日本の両方で生活をしていく中で、その地の女性がどんな生き方をしているのか、どんな悩みを抱えているのか、など「その国特有の女性の立ち位置」のようなものも含めて「現場」を見てきた著者が、何気ない話をしている中で、それまで意識してこなかった日本と海外の違いを綴りました。
ヨーロッパでは、「美白よりこんがり肌がモテる」「生理の時はナプキンよりタンポン」「ワキ毛は剃らないのにアンダーヘアはゼロ」など日本女性からするとびっくりなことも。
外国人女性が前髪をつくらない理由や、なぜヨーロッパには「すっぴん」という言葉がないのか、という軽めの話から、アンダーヘアの話、なぜヨーロッパではTバックを履く女性が多いのかという下着事情まで、直接人には聞きにくい話まで、たくさん盛り込んでいます。いくら友達が多くて、女性同士で仲良くしていても聞きづらい夫婦間でのお金の話やセックスの話も。
「旦那デスノート」などニッポンの闇と思える部分、「なぜ欧米人の男性は恋人の女子会に参加したがるのか」などヨーロッパの「微妙な部分」についても切り込んでいます。
ハーフとして50年生きてきた一人の女性として、あれこれとアドバイスを受けてきた著者がたどり着いた結論は、「女性の生き方に正解はない」ということ。本書で書かれている多様な女性の生き方から、「これは自分に合うな」という好きな部分だけを取り入れ、自分なりの優先順位を決めるヒントを探すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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商品情報
- シリーズ
- なぜ外国人女性は前髪を作らないのか
- 著者
- サンドラ・ヘフェリン
- 出版社
- 中央公論新社
- 書籍発売日
- 2021.02.10
- Reader Store発売日
- 2021.02.26
- ファイルサイズ
- 3.1MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (16件のレビュー)
-
日本在住23年(’21年2月時点)の著者が女性の生き方全般において、人に聞きたいけど聞き辛いことを綴った本書。著者はドイツと日本のハーフで来日前は22年間ドイツに住まわれていたが、日本に限らずドイツ側…の価値観に悩まされることもあったそうだ。
彼女の受けた感覚や周囲の反応(あと「発言小町」笑)を基に執筆されているが、おおよそ共感できた。以下、ほぼメモと化した感想を…
第1章 美意識のなぜ?
・タイトルの前髪問題(?)はここで取り上げられている。「ヨーロッパ圏では大人の雰囲気をもつ女性が支持されるから」「直毛で前髪を作るのが難しいから」との事。分かるのだが…やはり著者自身の意見だからか「そうは言っても髪質の柔らかそうなメルケル氏は前髪を作っていたような…」と余計なハテナが浮かんできたので、これはまたどこかで探るのが良さそう。
・マスクの項はなるほどーって感じ。
欧米では「マスク=不審者」扱いだったという。あちらが「口の表情」が見えないのは不気味だという認識に対して、日本では「目の表情」が分からないと不安がられる。それもあって欧米よりもアイメイクにウェートを置く、という方程式にも合点が行った。
第2章 結婚のなぜ?
・大学の専攻を仕事に直結させるのがあちらでは当然で、それを聞くと「もう少し頑張っても良かったかなー…」と思わずプチ反省してしまう。
・「本人が感じる幸せは必ずしも、周りから見た幸せと一致しない」この章…いや、本書で一番の真理(笑)
「どんな状況にあっても周りには何も言わせないぐらいの気迫が欲しいものです」これも激しく同意(笑) 著者とは案外気が合ったりして…?
第3章 子作り&育児のなぜ?
・やはりわが国は出過ぎているのか。「神秘信仰」のくだりは外国人でなくてもフリーズする。改めて解説を聞くと、古代神話の世界へワープした気分になる。冗談抜きで。
・著者ご友人による、家とパートナーを探すのはよく似ている説のわかりみが強かった笑
・本書一と言っていいほど人に聞き辛いテーマな分、一番頭を捻った章。何だかんだ言ってお互い大切に思えるのが第一だと今は信じている。
第4章 男女関係のなぜ?
ジェンダーギャップ指数2020にて、日本は153ヶ国中121位、ドイツは10位という結果に。伝統文化の世界(女人禁制)も結果に大きく反映されているのでは?との事。確かに色々と思い当たるが、これに関しては幾つもの裏がありそう…
話題が飛ぶこともあったが、読前にあったモヤモヤを少しでも減らせたと思う。
また行き詰まることがあれば、今度は著者との「ワイバーアーベント」(緊急性を帯びた女子会)を所望する。続きを読む投稿日:2022.08.10
容姿や結婚・家庭事情についての国や文化での違いについての本。
自分の容姿や生活は自分で決定していると思いがちだが、国が違えば捉え方や価値観も違うから、無意識的に社会に巻き込まれているんだなと思った。
…日本では結婚して子供がいることが一般的だと考えられているがそれは政府の想像している家族像がそうだからで、シングルマザーや老後の一人世帯はそれに外れて貧困になりやすいし、子供の親権が片親のみだからパートナーに不満があっても離婚をする選択はないところという背景に納得した。社会の制度や法も関わる部分があるため自由にふりきれない状況もあるが、視野を広めたら別の正しさや評価基準があるわけで、選択肢はないと思っていても実際はあるんだなと少し気軽になれたかもしれない。続きを読む投稿日:2024.02.01
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