中国解体 2021 日本人のための脱チャイナ入門
宮崎正弘(著)
/徳間書店
作品情報
大統領選後、アメリカの対中制裁は加速、そして中国は奈落の底へと落ちていく!
アメリカの対中政策によって追い詰められる中国。だが、2021年は中国共産党結党100年目にあたるメモリアルイヤーだ。中国が威信を賭けてアメリカへの反転攻勢に出ることは確実で、対するアメリカは同盟国を結束させ、さらなる強硬な規制を使ってこれを封じ込めることは必至だ。すなわち、来年こそが米中戦争勃発の元年となる。「中国」という「砂上のマーケット」にしがみつく日本企業は今こそ脱出をしなければならない。中国政府による相手国への攪乱、浸透工作とは。メディアが持ち上げる「チャイナマネー」は本当に「パワー」となっているのか。トランプ大統領のコロナ感染という異常事態によって混迷を深める2020年米大統領選挙の行方は--など、著者が持つディープスロートから得た情報を元に「新たな中国との付き合い方」を分かりやすく解説!
本書の主な内容
エピローグ大戦直前の日本化する中国、真珠湾型暴発を待つ米国
第一章 物の封鎖 輸出規制の深層
台湾は「一国二制度」を拒絶
「自動車」という戦略物資
モータリゼーションに「中華圏」をつくる
財政出動の天文学的なツケは
レアアースを確保せよ
増殖する反中国家
厄災の黙示録
米国が「新同盟」を形成
第二章 技術の封鎖 ハイテク技術を禁輸せよ
軍事転用可能な技術を管理
日本のスパイ対策は
中国内の大学もリスト入りした
「アンチ華為」か「プロ華為」か
半導体は製造不可能
親中・文在寅の末路
ステージは「次世代半導体」へと移った
ドイツさえも離反している
英国政府の寝返り
香港は殺された
中国の技術的質は本当にあがったのか
対中ABCD包囲網は静かに構築された
第三章 ドル資産の封鎖 資産凍結と戦略物資入手の遮断
世界第二位の「経済大国」の空虚な内実
中国企業をもてはやす日経
国家サラ金「AIIB」のその後
開戦前夜
強硬路線を止められない習近平
全人代は成長目標さえ設定ができなかった
築かれた不良債権の山
通貨が崩落する世界とは
「デジタル人民元構想」にすがる
米ドル使用不能でトドメ
第四章 国際社会へのアクセス封鎖 日本企業に制裁が発動する日
浸透工作のために乱舞するチャイナマネー
スパイ機関「孔子学院」
次の「世界の工場」インドと日本
在印米軍創設プラン
現代に蘇ったナチス国家
ウクライナ・スキャンダルの深層
米連邦議会はアンチ・チャイナ一色
米台軍事同盟
アジア諸国と中国の距離
「国連ファースト」という夢遊病
プロローグ 日本人への緊急提言――今すぐチャイナから脱出せよ!
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この作品のレビュー
平均 3.0 (1件のレビュー)
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2020年に発行された本なので、あれから状況も変わっているかもしれませんが、ここに書かれていることは当時としては筆者による正しい認識だと思います。
以下…は気になったポイントです。
・2020年内期限のドル建て社債の償還は、1018億ドル、2021年には1120億ドル、2022年には1200億ドルを超える。中国の外貨準備高が3兆ドルあるといっても、ドルを外銀から借りているのが実情で、金利が14%というのもザラである(p39)
・Tiktokは中国企業なのに中国では禁止されている、同社の親会社は北京字説跳動科技で未上場(p51)
・電池技術のライセンスの関係で、中国製自動車は、対米・対日輸出ができない(p52)
・近未来に何が起きるかと言えば、コロナに対する経済ダメージに対する日米欧の巨額の財政出動である、日本においても真水で60兆円、このツケがいうれまわるが誰もこの解決法を議論しない、経済論壇は沈黙している。為替レートの改編による新プラザ合意が必要か、新円切り替え、それとも徳政令、増税である。近未来のどこかで巨額のツケを精算を行わなければならなくなることは明白である(p65)
・2019年11月バンコクで開催された、インド太平洋ビジネスフォーラムの中で、米国は中国の一帯一路に対抗して、BDN構想を提唱した、これには日米オースオラリアにインドを加える。さらにEPNは、中国抜きの新しい貿易体制を実現しようとしている(p79)
・華為が半導体自製化といっても、根本は半導体製造装置であり、これを中国は造れない、だからオランダ、日本、米国に全面依存してきた(p103)
・全世界のシルクロードプロジェクトを俯瞰してみれば、一対一路の実態はいく先々で問題だらけで成功したのは2ー3例しかない、1兆ドルほどの投資予定もこの先はおぼつかなく、これまでに注ぎ込んだ3800億ドルくらいが不良債権化するのは時間の問題である、70%が不良債権だとして中国経済を圧迫するだろう(p143)
・中国全体の債務は9900兆円前後で一部は既に不良債権化し始めている、中国全土に摩天楼が林立したが、実は1億2000万人分の幽霊マンションがある、中国には236の飛行場があるが、週に1便の僻地にも冬季は閉鎖になる寒冷地帯の空港にもその建設コストに合う乗客はいない(p153)
・AIIBの2019年末の純資産額は216億ドル、資本金は4分の1しか集まらなかった、起債は25億ドル、融資残高は22億ドル(p162)
・コロナ、米中激突、対米貿易黒字激減で、中国経済の快進撃は激変した、もっとも大きな変化は、中国が保有するドルが払底したこと、中国は貿易黒字と海外からの直接投資で増え続けたドルを中央銀行が一括管理して増えた分だけ人民元を印刷してきた、ドルの裏付けがあったから人民元は強かったが、ドルの裏付け比率がいつの間にか100%から60%にさがった(p200)
・ボスポラス海峡に海底トンネルと堀り、イスタンブールの地下鉄を東西に繋げたのは日本の援助である、地下鉄駅にはちゃんと日本の国旗が飾られている(p260)
2022年4月2日作成続きを読む投稿日:2021.12.29
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