「そうだよ、あっしが喋ってるんですぜ」。目の前の犬に言われて白九郎は驚いた。傍目にはどこにでもいる雑種なのに、白九郎にだけは鳴き声が言葉となって伝わってくる! しかも、自分の名前まで知っていた。仔細を聞くうちに、牙黒と名付けた黒い歯の犬こそ天の賜物と思った白九郎は、賭場荒らしで食いつなぐ日々から一念発起。牙黒のため、体を張って非道の旗本をとっちめることに! 人間の言葉を解する犬と、旗本家を勘当された若侍が二人三脚ならぬ、一人一犬五脚で、お江戸の騒動をおさめるユーモア時代小説第一弾!
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勘当された若侍・白九郎と、その若侍となら話ができる犬の牙黒が繰り広げるユーモア時代小説の第3弾。
柳原の土手に埋蔵金が埋まっていた!?
慶長大判を咥えた野犬を目撃したことから、幕府の川舟改役に旗本、やくざ者がお宝探しに血眼になる。
が、あたりは野犬の縄張となっていて、おいそれと近寄れない。
旗本と川舟改役の役人は邪魔な犬を始末しようと毒饅頭をバラ撒いた。
仲間の野犬を殺された白九郎と牙黒が、悪党どもに鉄槌を下す。 -
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勘当された若侍、御家人やくざの白九郎と飼い犬の牙黒は、なぜか話ができる間柄。
今日も連れだって丁半博奕の賭場へ足を運ぶ。
サイコロの出目を、牙黒がにおいで嗅き分けるのだから負けようがないのだ。
そんな一人と一匹の前に、お倫という美形の女壷振り師が。
彼女の窮状を救おうと、一肌脱いだまではよかったが、
博奕好きの大名が巨額の借財を背負い込んでいることがわかって…。 -
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「そうだよ、あっしが喋ってるんですぜ」。
目の前の犬に言われて白九郎は驚いた。
傍目にはどこにでもいる雑種なのに、白九郎にだけは鳴き声が言葉となって伝わってくる! しかも、自分の名前まで知っていた。
仔細を聞くうちに、牙黒と名付けた黒い歯の犬こそ天の賜物と思った白九郎は、賭場荒らしで食いつなぐ日々から一念発起。
牙黒のため、体を張って非道の旗本をとっちめることに!
人間の言葉を解する犬と、
旗本家を勘当された若侍が二人三脚ならぬ、一人一犬五脚で、
お江戸の騒動をおさめるユーモア時代小説第一弾! -
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